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  • 164直木賞候補作読んでみた

    作品と選評の感想文入れ

  • 163直木賞候補作読んでみた

    五作品と選評の感想文入れ。

記事一覧

西條奈加『心淋し川』感想文

羽田椿です。 西條奈加さんの連作短編集です。 中身は以下の通り。 心淋し川 閨仏 はじめましょ 冬虫夏草 明けぬ里 灰の男 時代物で、ひとつの長屋の住人たちが一話ご…

羽田椿
3年前
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伊与原新『八月の銀の雪』感想文

羽田椿です。 伊与原新さんの独立短編小説です。 中身は以下の通り。 八月の銀の雪 海へ還る日 アルノーと檸檬 玻璃を拾う 十万年の西風 まず、購入した本に帯がついて…

羽田椿
3年前
4

芦沢央『汚れた手をそこで拭かない』感想文

羽田椿です。 芦沢央さんの独立短編集。 中身は以下の五編。 ただ、運が悪かっただけ 埋め合わせ 忘却 お蔵入り ミモザ 表題作はありません。 『汚れた手をそこで拭か…

羽田椿
3年前
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第164回直木賞候補どれ読む?

羽田椿です。 直木賞の候補作が発表になりました。 前回は受賞作が発表されてから全作を読んで、発表前の体で受賞予測をしました。 なので、今回はちゃんと発表前に読んで…

羽田椿
3年前
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今回のコバ短レベル高いなあ。
三浦しをんさんの選評読みたかった。
ネットで作品全文と選評が読めるのは楽しい。
https://cobalt.shueisha.co.jp/write/newface-award/no209/

羽田椿
3年前

好きなものほどもったいなくて手がつけられない病なのだけど、やっと読んだ『営繕かるかや怪異譚その弐』今回もよかった。満足。こういう家自体のお話好きだなあ。
装画の漆原友紀さんも好きだし、すごく作品に合ってる。
題字の『かるかや』のフォントがかわいいんだけどなんていうやつだろ?

羽田椿
3年前

喜咲冬子さん『流転の貴妃』ものたりない部分もあったけどおもしろかった!

羽田椿
3年前

須賀しのぶさん『革命前夜』。音楽って文章で書けるんだなあって。美しい。もっと早く読めばよかった。

羽田椿
3年前

『キャプテンサンダーボルト』時代は感じるけどおもしろい。巻末に作者お二人の対談が載っていて、我慢できなくて、ネタばれ覚悟で先に読んでしまった。ネタばれはしてなかった。へへ。

羽田椿
3年前
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オレンジ文庫見にいったけど買ってきたのは『キャプテンサンダーボルト新装版』阿部和重伊坂幸太郎。合作ってどんな感じだろう?

羽田椿
3年前

初オレンジ文庫『Bの戦場』おもしろかった!久世課長が最高。映画になってたなんて知らなかったけど、見てみたいなー。オレンジ文庫なめてた反省。他も読んでみよ。

羽田椿
3年前

小説新潮売ってなかった。文藝もまだ買えてない。なんでないの。新人賞の受賞作が読みたいのに。解せぬ。

羽田椿
3年前

『コルトM1847羽衣』が文庫になっててたので買ってきた。表紙かっこよ!幕末舞台でガンファイトで、コルトをぶっぱなす主人公が女渡世人って楽しみすぎる。

羽田椿
3年前

あんま合わんかった。

羽田椿
3年前

コンビニで『ドクターデスの遺産』買ってきて読み始めたけど、これシリーズ四作目なのね。一作目から読むべきか悩むけどこのまま読んじゃう。

羽田椿
3年前

三島由紀夫の『夏子の冒険』角川文庫のカバーがかわいくて買ってしまった。はじめて読んだときからずっと夏子が好き。

羽田椿
3年前
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西條奈加『心淋し川』感想文

西條奈加『心淋し川』感想文

羽田椿です。

西條奈加さんの連作短編集です。

中身は以下の通り。

心淋し川
閨仏
はじめましょ
冬虫夏草
明けぬ里
灰の男

時代物で、ひとつの長屋の住人たちが一話ごとに主人公になっていきます。

人情物というのでしょうか。

あまり普段読まないジャンルです。

こういうお話が心にあまり響かない体質なので、正直よくわからないです。

多分、いいお話なんだろうと思います。

この長屋が、どうい

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伊与原新『八月の銀の雪』感想文

伊与原新『八月の銀の雪』感想文

羽田椿です。

伊与原新さんの独立短編小説です。

中身は以下の通り。

八月の銀の雪
海へ還る日
アルノーと檸檬
玻璃を拾う
十万年の西風

まず、購入した本に帯がついていたので紹介しますね。

科学の揺るぎない真実が、人知れず傷ついた心に希望の灯りをともす全5編
耳を澄ませていよう、地球の奥底で大切な何かが静かに降り積もる音に-。

なるほど。うまくまとめたなという感じです。

けど、「科学の

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芦沢央『汚れた手をそこで拭かない』感想文

芦沢央『汚れた手をそこで拭かない』感想文

羽田椿です。

芦沢央さんの独立短編集。

中身は以下の五編。

ただ、運が悪かっただけ
埋め合わせ
忘却
お蔵入り
ミモザ

表題作はありません。

『汚れた手をそこで拭かない』は五作品全体を表すタイトルということですね。

確かに、どの短編の登場人物も、故意でないにせよ、みんな手を汚してるんです。で、変な拭き方をしてしまったがために追い詰められていく。

ミステリというくくりになっていますが、

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第164回直木賞候補どれ読む?

第164回直木賞候補どれ読む?

羽田椿です。

直木賞の候補作が発表になりました。
前回は受賞作が発表されてから全作を読んで、発表前の体で受賞予測をしました。
なので、今回はちゃんと発表前に読んで、自分ランキングをつけて、受賞予測したいです。

では、どれから読もうかな?というひとりごとを書いていきます。

まずは、候補一覧。

芦沢央さん『汚れた手をそこで拭かない』文藝春秋
伊与原新さん『八月の銀の雪』新潮社
坂上泉水さん『イ

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今回のコバ短レベル高いなあ。
三浦しをんさんの選評読みたかった。
ネットで作品全文と選評が読めるのは楽しい。
https://cobalt.shueisha.co.jp/write/newface-award/no209/

好きなものほどもったいなくて手がつけられない病なのだけど、やっと読んだ『営繕かるかや怪異譚その弐』今回もよかった。満足。こういう家自体のお話好きだなあ。
装画の漆原友紀さんも好きだし、すごく作品に合ってる。
題字の『かるかや』のフォントがかわいいんだけどなんていうやつだろ?

喜咲冬子さん『流転の貴妃』ものたりない部分もあったけどおもしろかった!

須賀しのぶさん『革命前夜』。音楽って文章で書けるんだなあって。美しい。もっと早く読めばよかった。

『キャプテンサンダーボルト』時代は感じるけどおもしろい。巻末に作者お二人の対談が載っていて、我慢できなくて、ネタばれ覚悟で先に読んでしまった。ネタばれはしてなかった。へへ。

オレンジ文庫見にいったけど買ってきたのは『キャプテンサンダーボルト新装版』阿部和重伊坂幸太郎。合作ってどんな感じだろう?

初オレンジ文庫『Bの戦場』おもしろかった!久世課長が最高。映画になってたなんて知らなかったけど、見てみたいなー。オレンジ文庫なめてた反省。他も読んでみよ。

小説新潮売ってなかった。文藝もまだ買えてない。なんでないの。新人賞の受賞作が読みたいのに。解せぬ。

『コルトM1847羽衣』が文庫になっててたので買ってきた。表紙かっこよ!幕末舞台でガンファイトで、コルトをぶっぱなす主人公が女渡世人って楽しみすぎる。

あんま合わんかった。

コンビニで『ドクターデスの遺産』買ってきて読み始めたけど、これシリーズ四作目なのね。一作目から読むべきか悩むけどこのまま読んじゃう。

三島由紀夫の『夏子の冒険』角川文庫のカバーがかわいくて買ってしまった。はじめて読んだときからずっと夏子が好き。