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崩して混ぜようコロたまごはん。

卵かけごはんって、分類すると和食になるんですよね。たぶん。

海外では基本的に生卵は食べないということですし、卵かけごはんの基本の味付けは醤油なので、それでいいはず。

🍚洋食風の卵かけとは

でも、フランス料理には卵黄を使ったオランデーズというソースもあるし、マヨネーズも卵黄は使ってる。じゃあ、洋食スタイルの卵かけごはんもあってもいいはずです。

そこでこれ。こんな卵かけごはんをつくってみることにしました。

じゃーん。

ごはんの上に載っかってるの、なんだと思います。卵を上に載せたこれ、実は…。

🍚コロッケを載せよう

これ、これです。

コロッケです。

こんがりきつね色に揚げて、しっかり油を切っておきます。

コロッケが用意できたら、ごはんを準備。

あつあつのごはんにバターを混ぜ込みます。これも洋食ポイントのひとつ。

その上にコロッケをどどーん。

真ん中へんにナイフで凹みをつくります。これがいわゆる、エッグポケット。卵をのせたとき、どぅるんと流れて端っこに落ちてしまうと、テンション下がりますからね。万全を期します。

卵は卵黄のみ。コロッケの茶色の上に鮮やかな黄色が映えますね。

🍚味付けはソースで

そして味付け。ふだんの卵かけごはんなら、醤油味ですが、今回は洋食スタイルのコロッケトッピングですから、あれです。あれでいきます。

ウスターソース。関西人の血ぃ騒ぐやつですわ。ほんま、なんでもソースかけまっさかいにな。

仕上げに卵黄の上にこしょうをトッピングして、フレンチマスタードを添えます。

どうでしょう。これはなかなかに洋食じゃないですか。

といっても、バリバリの洋食屋さん風というより、定食屋さんのコロッケ定食を、お茶碗に集結させたみたいなひと品になりました。定食のメインとごはんと、小鉢の生卵をひとまとめにしたような感じですね。キャベツも一緒に載せてもよかったかも。

🍚崩そう混ぜよう食べよう

さて、さっそくいただいてみます。

食べるときはもちろんこの感じ。コロッケを崩して、卵黄をからめて混ぜ混ぜ。そしてぱくり。卵かけごはんはやっぱ、混ぜてナンボですやんね。

ソースのスパイシーな風味と、まろやかな卵が好相性です。ごはんに混ぜたバターの香りも、ふわっと漂ういい隠し味になってます。

今回のコロッケ卵かけごはん、ちょっと名前が長いので、“コロたまごはん”と呼んでみることにしました。なんかかわいいんちゃいますか。けっこうエエ名前やゆう気がしまっせ。

🍚コロたまごはんのポイント

最後にあらためて、コロたまごはんの洋食ポイントをまとめてみましょう。

  1. まず具がコロッケ

  2. ごはんにバターを混ぜる

  3. 味付けは醤油ではなくウスターソース

  4. こしょうをトッピング

  5. フレンチマスタードを添える

うん、いい感じです。

ところでふと気づいたのですが、これってあれと似てませんか。

そう、ソースカツ丼。ソースカツ丼のカツをコロッケにかえて、卵黄を載せたらこれですね。

そう考えると、大発明的な盛り上りをしてたのはなんだったのかという気もしますが、食べかたが全然違うのでよしとしましょう。

カツとは違ってコロッケだからこそ、崩して卵黄と混ぜるというスタイルが楽しめるわけですしね。そこにささやかな発明はあったはず。そう、この崩して混ぜるというのは、ポークカツにもチキンカツにもエビフライにもイカフライにもできない、コロッケならではの必殺技なのです。メンチカツはできるかもしれんけど。

さておき、これがうちの卵かけごはん、洋食バージョン。卵黄のからんだコロッケとソースの組み合わせ、なかなかおいしいです。

けっこうクセになる味やさかいに、よかったらいっぺん、試してみてや。こら、誰が食べたかて、絶対うまいゆうで。間違いあらへん。

知らんけど。

しょうもない話に最後までつきおうてもろて、えろうすんまへんな。まいどおおきに。

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