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おうち居酒屋してみよう

居酒屋って魅力的ですよね。

たとえばフレンチ風のビストロ、中華の町中華、気軽にはいれて、仲間とわいわいと楽しんだり、ひとり呑みしたりできるお店はいろいろありますが、やっぱりほっとするというか、普段着気分で過ごせるという意味では、和食や家庭料理がベースになる居酒屋がいちばんという気がします。


🏮おうち居酒屋のいいところ

この3年ほどの間にくり返された、外出や外飲みの制限もあって、おうちでのんびりとおつまみを作って飲む機会も多くありました。

そんな中、おうちごはん、家飲みみたいなキーワードが普及し、そしてそのふたつのハイブリッド的な“おうち居酒屋”というスタイルも定着したような気がします。

おうち居酒屋のメリットは、まず時間に縛られないところ。終電の心配なく飲めるのは、ありがたいですよね。

そして、おつまみ。もちろん自分で作ることになりますが、そのかわり、好きなものをずらりと並べられます。

🏮ある日のお品書き

たとえばこんなメニューはどうでしょう。

  • 漬けまぐろとかまぼこ

  • たまご焼き

  • おひたし

  • ひと口メンチカツ

  • サラスパ

  • 筍の煮物

こんな感じで小鉢を並べると、本格的です。

“和”のいいところは、前菜もメインも同時にずらっと並べて、ひと口こちらを食べたら、次はこちらと、お皿の上を渡り歩いて楽しめるところです。フレンチやイタリアンだと、前菜は前菜、メインはメインで、しっかりした量のお皿が順番に出てくるスタイルが主流ですが和食は自由度が高いですよね。

どう見てもメインのメンチカツが、ひと口サイズで、お刺身と一緒にちょこんと鎮座している姿なんて、居酒屋すぎて感激です。

🏮作り置きや小鉢を有効活用

  • ほうれん草のごま和え

  • なすときゅうりの浅漬け

  • すじ煮込み

  • 温泉卵

  • なすとお揚げさんの炊いたん

品数が多い食卓って楽しいなと思います。作るのが手間だと思うかもしれませんが、作り置きの常備菜や、手早くできる小鉢系をうまく組み合わせれば、意外に準備時間は短くてすむもの。

たとえば、このなすとお揚げさん。これは前日のうちに炊いておいて、冷蔵庫で冷やしておきました。

煮汁を吸ってとろとろになったなすは、冷たく冷やすと夏のおつまみに最高です。

🍆なすとお揚げさんの炊いたん

なすの皮は噛みきりにくいので、格子状の切り込みを入れておきます。

あとは細く切った油揚げと一緒に、水でといた和風のだしの素、醤油、砂糖、みりんで煮るだけ。

なすがやわらかくなったら、煮汁につけたまま冷まして、冷蔵庫で冷やせばできあがりです。冷たく冷えた煮汁も美味しいので、盛り付けるときはつゆだくがおすすめです。

🏮おうち居酒屋のすすめ

おうち居酒屋するときは、

  • 品数は多く

  • 小鉢を並べて

  • 準備は簡単に

これが理想系。

とはいっても、品数たくさんなのに準備を簡単に済ませるなんてできないよ…といわれるかもしれません。

でも、すべての準備を食べる直前にする必要はないということを、思い出してください。

たとえば、ごま和えやからし和えのようなおひたし、塩揉みしたきゅうりやキャベツの浅漬けは手早く作れる小鉢の代表。

煮物は前日のうちに作ったものでもいいし、素材によっては冷凍したものを解凍するだけでもOKだったりもします。

準備をしておくと、電子レンジで温めたり、お皿に盛り付けたりするだけで、おうち居酒屋はいつでも開店時間。

小鉢をたくさん並べることを意識すると、無意識のうちに調理法にバリエーションが出たり、品目が増えたりするのもポイントです。

気を付けることがあるとしたら、飲み過ぎくらいでしょうか。帰りの電車に乗る必要がないというのは、魅力的であると同時に、油断のもとかもしれないので、くれぐれもご注意を。

おうち居酒屋、おすすめですよ。

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