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ホットプレート試運転

継続的に料理をしていると、いつしかその環境は整っていて、調味料や食器、調理道具もいまあるもので、ひととおりなんでもこなせるようになります。


👛ホットプレートを買いました

それでも無性にほしくなる食器やなんやはやっぱりあって、今回はついにこれを買ってしまいました。

そうです。ホットプレートです。

卓上に運びやすい1〜2人用くらいのコンパクトなサイズで、お鍋にも使える深さのプレートと、グリヤード風に凹凸のある焼肉用プレートの2枚付。

これは一気にメニューの幅が広がりそうだなと思ったのですが、よく考えると、メニューの種類が増えるのではなく、プレゼンテーションの幅が広がるのかもしれません。

たとえばフライパンで焼いて盛り付けていた焼きそばや、お好み焼きを焼きながら食べられたり、土鍋で煮てから運んでいたお鍋を食卓で楽しめたり。

いずれにしても、ライブ感のある食事が楽しめるのは間違いなし。

というわけで、ホットプレートをドキドキしながら、試運転してみることにします。

🥩ドキドキ試運転メニュー

メニューはこれ。焼き肉。実際、このためにホットプレートを買ったという人も多いでしょう。実は我が家もちょっとその傾向アリです。

以前この記事を書いたとき、焼きながらホットプレートがあるといいのになぁと思ってました。2年越しの夢を叶えた感じですね。

なぜ2年もかかったのかというと、そんなにしょっちゅう家で焼き肉をするわけではないので、焼き肉を食べながら思い出す、でも次の焼き肉の機会がなかなかこないのでいつしか忘れてる、みたいなことをくり返してたせいだったりします。

それでも買ってしまえば、あの日の気持ちはよみがえります。さっそく、準備していきましょう。

いざ、ホットプレート、デビュー戦への道のりスタートです。

💧タレをつくろう

今回はいつにもまして本格的にやってやるぜ、とテンション上がってます。なので、たれは焼く前のお肉にもみ込むもみダレと、焼いたあとつけて食べるつけダレの両方を用意することにします。

💧まずはベースの万能ダレ

まずは、その2種ダレのベースになる、我が家の万能だれから準備します。

💧万能だれの材料(つくりやすい分量)
・おろしにんにく…大さじ2
・おろししょうが…大さじ2
・醤油…1/2カップ
・みりん…1/2カップ
・砂糖…大さじ2

にんにくとしょうがは、たっぷりがおいしいです。

すりおろしてお鍋にイン。

お醤油、みりん、砂糖を加えます。けっこう甘めがおいしいので、お砂糖は味を見て、お好みでさらに大さじ1ほど増量してもOKです。

あとは強火で沸かすだけ。

沸騰したら火からおろして、熱いうちに砂糖をしっかりと溶かして、そのまま冷まします。

このタレは冷蔵庫で保存できるので、多めにつくっておくと便利です。豚肉と玉葱を炒めてしょうが焼きにしたり、お酢とお砂糖を加えて茹でた薄切り豚肉を漬けて冷しゃぶ風にしたり、マヨネーズと混ぜてドレッシングにしたりと、けっこう万能に活躍してくれるはずです。

💧焼いてつけるつけダレ

さて、それではまずこの万能だれをベースに、焼き上がったお肉をつける、つけダレづくりにはいりましょう。

欠かせないのは青ねぎ。たっぷりと刻みます。

💧つけダレの材料(1人分)
・万能だれ…大さじ3
・砂糖…大さじ1
・にんにく…1片
・ごま…適量
・青ねぎ…2本くらい

にんにくをスライスして、刻んだねぎ、ごまを加えて小鍋に合わせます。

ひと煮立ちさせて、砂糖をしっかり溶かしたらできあがり。

ベースの万能だれに砂糖を追加した場合は、味を見てここでは砂糖なしでもOKです。

うん、いい香り。にんにく醤油の香りって、食欲そそりますね。お好みで、ごま油をすこし垂らすのもおすすめです。

💧下味のもみダレ

続いてもみダレをつくります。

が、その前に今回の焼き肉オールスターの入場です。

左からハラミ、牛タン、カルビの3選手。カルビはお買い得だったので、中落ちです。不揃いな形のおかげで焼いたときに、食感にバリエーションがつくのも魅力です。

ロースも欲しいところでしたが、ちょっとボリュームがすごくなりそうなので、今回はこの精鋭たちにしぼります。一応、焼き肉のメインどころのラインナップは揃った感じで満足です。

💧もみダレの材料(盛合せ1皿分)
・万能だれ…大さじ2
・コチュジャン…大さじ1
・砂糖…小さじ1
・ごま…適量
・にんにく…1片
・青ねぎ…1本

ボウルに万能だれ、コチュジャン、ごまを合わせて、コチュジャンをよく溶きのばします。

砂糖を合わせたら、できあがり。

🥩肉をもんで準備OK

つけダレは醤油ベース、もみダレはコチュジャンを足して味噌系にすることで、もんだ上につけてもおいしい、Wタレ風味を目指します。焼肉屋さんっぽいですよね。

ボウルにお肉とにんにく、ねぎ投入。

このとき、ボウルは小さいものがおすすめ。お肉はつけダレをつけて食べるので、下味にもみ込むタレは、しょっぽくならないよう最小限にします。合わせるボウルが大きいと、ついついタレの量も増えがちなので、ボウルのサイズで目分量をコントロールするようにします。

盛り付けはシルバープレート。こういうのありますよね。

もみもみ。

盛り盛り。

牛タンはネギタン塩にするので、タレはからめず、塩コショウしておきます。

🥩肉オールスターズ

左からタン、ハラミ、カルビ。下準備が済んで、出番を待つ肉オールスターズ。壮観です。

ネギタン塩用のねぎも準備万端。

🧅焼き野菜もトッピング

そうそう、あれを忘れてはなりません。

焼肉屋さんのプレートに、ちょっとだけ載って出てくる野菜、いいですよね。

ほんの1切れずつなんですけど、これが盛り付けの彩り、食べるときの箸休めにと大活躍します。

さあ、あとは周辺準備。

サンチュを洗って用意したら、つけダレ、タン塩用のレモン汁にこしょうをぱっぱっ、キムチもセットします。

🔥いざ、ホップレート試運転

それでは、ホットプレート試運転スタート。

🥩タン塩のひと工夫

まずは野菜を載せて、タン塩いきます。

ネギタン塩って、最初からねぎが載ってることもありますが、あれだとひっくり返すとねぎが落ちちゃいますよね。

新鮮なタンなので、片面だけ焼けばいいということなのかもしれませんが、両面焼きたい派には困りもの。

なので、我が家のねぎはあと載せ方式。片面焼いて返してから、どっさりねぎオンTheタン。

こしょうたっぷりのレモン汁をつけてぱくり。これこれ。焼き肉のはじまりはやっぱこれ。

タンってけっこう脂もしっかりしてて、味わいも濃い食材なんだと思いますが、薄切りのおかげで食感が軽く、塩とレモンで食べるあっさり味も相まって、焼き肉の助走には最高です。

🥩ハラミ&カルビ

そしていよいよ、肉のメイン。

手前がハラミ、奥がカルビ。

タレをからめてあるので、香ばしく焼けてきました。

まずはタレでぱくり。うん、これぞ焼き肉。

続いてキムチと一緒にサンチュに載せてぱくり。爽やかな風味になって、またひと口またひと口。

進む、進むぞ、焼き肉が。箸が止まりません。

🔥焼け、焼け、焼き肉

野菜もいい焼色がつきました。合間にぱくり。しっかり焼いた野菜の香ばしさ、そして甘味、お肉のお供に最高です。

こうなると、もう焼肉タイムはノンストップ。

焼いて食べる、食べて焼く。

気がつくとあんなにたっぷりあった、お肉の残りもあとわずか。

🙌試運転は大成功

これだけぱくぱく食べ続けられるということは、ホットプレートを買った価値もあるというもの。この試運転、どう考えても優勝です。

そしてそれを支えたのは、自分自身のこだわりなんだと思います。カルビだけでも成り立つところに、ハラミとタンも用意したり、タンはネギ塩にしたり、焼く前のもみダレも準備したり。

そんなこだわりの積み重ねが、このホットプレート焼き肉を優勝へと導いたのです。

さて、試運転は大成功。おいしい余韻に浸りながら考えるのは、次のホットプレートメニューです。

お好み焼き、焼きそば、季節外れを承知でお鍋にするなら、寄せ鍋、すき焼き、キムチ鍋。食いしん坊のおいしい夢は、どこまでも広がっていくのです。

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