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ことしもカキフライの季節がきました。

季節を感じるメニューっていろいろありますが、その理由はいくつかある気がします。

たとえば、こんな感じではないでしょうか。

🦪季節ものになる理由

  1. 気候に合わせた温度の料理

  2. 土地の季節行事の名物料理

  3. 旬の素材を使った料理

1.気候に合わせた温度の料理

暑い夏に冷やし中華、寒い冬にお鍋や煮込み。
これはまさにその典型。

このタイプのメニューの面白いところは、たとえば冷やし中華だと、ハムやキュウリ、卵といったトッピングの材料は一年中手に入るのに、麺そのものが季節を外すと見つからなくなるところにある気がします。

2.土地の季節行事の名物料理

日本各地にあるお祭り。
古来からその土地に根付いた行事には、その土地土地の素材を使った名物料理がある気がします。

実家のほうではお祭りといえば、鯖寿司がごちそうでした。
なので今でも、5月のお祭りの季節には懐かしくて食べたくなります。

3.旬の素材を使った料理

そして、これはまさに季節でないと食べられないメニュー。
春の新玉ねぎ、夏の鱧、秋のきのこに冬はこれ。

自然由来の季節の恵みを使った料理は、まさに季節メニューの醍醐味です。

というわけで、ことしもカキフライが食べたくてたまらなくなりました。

食べたくなったらすぐ作る。
食べたいときにすかさず食べる。
これが大事です。

🦪カキフライといえばタルタル

魚介系のフライといえば欠かせないタルタルソース。
カキフライにももちろん最高のおともです。

🥄材料
・マヨネーズ
・玉ねぎ
・きゅうりのピクルス
・茹で玉子
・こしょう

玉ねぎとピクルスはみじん切り、茹で玉子はフォークの背でつぶします。

マヨネーズとこしょうを合わせます。

さっと混ぜたらできあがり。
マヨネーズに塩分があるので、けっこう味はしっかりしていると思いますが、味見して物足りなかったら、塩を足してもOKです。

余裕のあるときはパセリのみじん切りを入れると彩りと香りがよくなります。
今回はパセリがなかったのであきらめました。
彩りという意味では、万能ねぎの小口切りを合わせてもいいと思います。

🦪さあカキの下処理です

続いてメインのカキの登場です。

貝類はけっこう汚れがある素材だっていいますよね。
養殖のカキだとそれほどでもないのかもしれませんが、もともと海底の砂の中にいると思うと、それもそうなのかもしれません。

カキの下処理は、要は汚れを落とすことなのですが、いくつか方法はあります。

たとえばシンプルに水でよく洗うのもそうですし、去年の牡蠣の記事で紹介した大根おろしを使う方法もそう。

今回紹介するのは、片栗粉を使う方法です。

カキをさっとゆすいだらざるにとって片栗粉を振り入れます。

少し水を足して、カキの身を崩さないように指先で優しく水流を作るように回しながら洗って水気を切ります。

キッチンペーパーにとって、少しおいたらいよいよ揚げの工程です。

🦪アゲアゲカキフライ

水で溶いた天ぷら粉、パン粉の順で衣をつけます。

カキは自然のものなので、大きさにばらつきがありますが、小ぶりのものは、てんぷら粉をくぐらせた身をふたつまとめて一緒にパン粉を付けると大きめのフライに仕立てられます。

水気の多い素材なので、全体をしっかり衣で覆うのが、揚げたときに跳ねるのを防ぐポイントです。

衣の付きが不安な場合は、パン粉を付けたあとに軽く握って衣を落ち着かせてから、もう一度天ぷら粉、パン粉の順で衣をつける二度付けがおすすめです。

フライのサイズも大きくなって、衣がしっかり楽しめるので、かりかりさくさく食感が好きなら、満足度アップの効果もあります。

火通りのいい素材なので、油は高温でOK。

下になった面の衣が固まって色づいたら返してさらに揚げていきます。

きつね色に揚がったら、しっかりと油を切っておきます。

🦪ことしもできたカキフライ

お気に入りのシルバープレートに盛り付けることにしました。
付け合わせはスパゲティサラダです。
スパサラにマカロニサラダとか、ケチャップで炒めた“赤スパ”とか、洋食屋さん風で気分が盛り上がります。

タルタルソースもたっぷりと。

ことしもできた、カキフライ。
また一年たったなぁとなんだか感じ入るものがあります。

この季節ならではのビールのお供。
ひと口かじるとアツアツ、ふっくら。

冬本番を前にひと足早い冬の味覚を満喫です。

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