津山のホルモンうどんをハラミでアレンジ
ご当地グルメのアレンジ再現をはじめて以来、いろいろとネットで各地の郷土料理を調べるクセがつきました。
最初はそのうちネタ切れになるかもしれないという不安もあったのですが、調べるといくつでもあるもので、しかもそれが聞いたこともない料理ばかりではなく、テレビの特集やコロナ以前の時期に参加したイベントで食べたり見たりしたことのある料理だったりします。
料理ってホント無限だなとあらためて感じています。
🥩B-1グランプリの銀メダリスト
今回作ってみるのは、岡山県津山のホルモンうどん。
この料理をどこで知ったのかなと思ってたんんだすけど、2011年のB-1グランプリでシルバーグランプリメニューなんですね。ますますそそられます。
ではまず味の決め手になる、合わせ調味料を作ります。
焼うどんというと醤油で炒めるもの、焼きそば風のソース味と種類がありますが、ホルモンうどんは味噌系。焼肉のたれで炒めるというレシピも多いので、まさにホルモンという具を重視したひと品ですね。
🥩味付けの決め手は焼肉のたれ
💧タレの材料(作りやすい分量…2皿分くらい)
・味噌…大匙1
・砂糖…大匙1
・自家製タレ…大匙2
・ごま油…大匙1
・にんにく…2片
・粒ごま…大匙1
焼肉のたれとひと口にいっても、醤油系と味噌系がありますが、今回は文句なく味噌系です。ホルモンはやっぱり味噌味ですよね。
もしあればコチュジャンを加えると、より焼肉感が高まります。
にんにくはおろしてよく混ぜます。
さあ、焼うどん作りのスタート…といいたいところですが、ここでちょっと悩ましい問題に直面しました。
🥩ホルモンがないぞ、ピンチ!?
スーパーで材料を探したのですが、牛ホルモンの焼肉用って、味付けのものがほとんどなんですよね。5~6軒めぐってみましたが、いずれもすでにタレをからめたものばかりで、せっかくタレを作ったのにすでに味がついてるとちょっとしょっぱくなってしまいそう…。
そこで今回はハラミでアレンジしてみることにします。
ちなみにハラミは牛の横隔膜。一見、赤身のお肉みたいですが、分類上は内臓系のお肉でホルモンということになるようです。大人になって知りましたが、子供の頃はホント普通にカルビやロースと横一線のお肉だと思ってましたね。
🥩解決したので作ります
🥩材料
・ハラミ(あれば牛ホルモン)
・玉ねぎ
・ねぎ
・うどん
・万能ねぎ
今回はぐっとシンプルにいきますが、キャベツを加えてもOKです。あとはお好みでしいたけとかにんじんもいいですね。
まず玉ねぎとねぎを入れて、あまり混ぜずにじっくり焼きます。
野菜に焼き色がついてきたらハラミを投入。
ハラミの色が変わったらうどんを入れて全体をからめます。
いよいよ味付けです。焼肉のたれを入れて手早く混ぜながら炒めます。
🥩食欲をそそる香り
味噌の焼ける香ばしい香りが食欲をそそります。
彩りの万能ねぎを飾ります。
煮卵を添えてみました。
🥩焼うどんの記憶
自分が子供の頃初めて焼うどんを食べたのは、実は実家ではなく、夏休みに旅行にいった先でのことでした。
小学生のときで、そのとき食べた焼うどんが、よく知ったソース焼きそばの麺をうどんに代えたようなスタイルで、ソース味に豚肉、キャベツというものだったので、今でも焼うどんはそれがスタンダードだと思っています。
そんな刷り込みもあるので、今回作ってみたみそ味のホルモンうどんはなかなか新鮮でした。
自分の既成概念のようなものを打ち破ってくれる、土地土地の味。だから好きです、ご当地グルメ。
実際に作るときはけっこうアレンジして再現してますが、その料理が生まれて、そして地元で愛されているからこそ、日本中に知られるようになったのだと思うと、やっぱりリスペクトします。
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