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うつ病の私がライターになる為にやったこと『実録!障害年金への道⑧』

うつ病歴10年の私が、何を考えて、どういう方法でライターになったのか。
少しずつ書いていきたいと思います。


ライター業に興味のある方も、現在ライターとして活動していらっしゃる方も、ライター業には特に興味ないという方も、生温かい目で見守ってくださると嬉しいです。

あっ。
前回の記事
障害年金申請に社労士って必要!?メリットとデメリットを徹底解説もよろしくお願いいたします!
あまり見かけることのない、障害年金と社労士さんへの依頼についての体験談を記しています。
総文字数一万一千二百文字越え!!でお送りさせていただいてます。


ライターとは

ライターといっても、様々な種類があります。
人によって、思い浮かべるイメージもかなり違うはず。
ここでは「ライター」というものを、「文章を書いてギャラを貰う人」くらいのおおまかなイメージで捉えています。

初心者が参入しやすいのが、webやY〇〇〇ube動画系ライター。
唯一無二の自分の世界を表現したい人は、小説家。
ドラマやラジオが好きなら、脚本家。
ゲーム好きなら、ゲームのシナリオライター。

ちょっと挙げるだけでも、色んなお仕事があります。
意外にも、これ一本という専業でやっている人は少なくて、web記事も書くし、短編小説も書く、ラジオも書くし、ゲームのシナリオも書くという文章を書くなら何でもやります!みたいなオールマイティーな方も多いです。

ぶっちゃけ、自分の書きたいジャンルだけに絞ると、ご飯を食べていけないという切実な事情もあります。

コスパを考え出したらライターは終わりですが、お金を稼ぐだけなら、頑張って外でアルバイトをした方が稼げます。
それでも文章を書きたいという人は、
自分の中にどうしても書きたいものがあって、書かずにはいられない!
そんな人だと思います。自分も含めて。


自分が、どういう文章を書きたいのか。
それを仕事にする為には、どういう方法があるのか。
同じように目指している人の数、門の狭さはどの位か。



などなど。
まずは、この辺りのことを自分なりに考えて、書きたいジャンルの勉強から始めるのがいいと思います。

文章を書いて稼いでいる人は何でも書く印象があると書きましたが、突出して得意なものを作るのが大事です。
まずは得意なもので勝負をしないと、プロでい続けるのは難しい世界。
(※クラウドソーシング系のケースは、ここでは除外します。いつか、記事にできればと思います)


独学かスクールか

自分が書きたいことやジャンルが決まったら、勉強を始めます。

たまに、初心者が有名文芸コンクールで大賞受賞!
みたいなニュースがありますが、ああいう天才は無視。
ちょっと優秀な人でも、知識ゼロで書いたものがいきなり受賞という夢物語はまずありえないです。
あるとしたら、その人が天才の場合のみ。
何事も、天才と比べては駄目です。

一般人はコツコツと、基礎から勉強することをおすすめします。

「独学でライターになる!」

という場合は、参考になるサイトなどもありますが、個人的には書籍の方を推します。
初心者の頃って、サイトの制作者がどの位のレベルの人なのか分からないんですよね。インターネット上では、プロを目指しているアマチュアの方が、自分の勉強も兼ねて作っているサイトも多いです。

プロに教わったからといって、生徒もプロになれるとは限りません。
ですが、有名な講師と無名の講師どちらの弟子になるかと問われれば、ほとんどの人間が有名な講師の方を選ぶのではないでしょうか。
書籍の場合、著者の方がどういう経歴で、どういう作品を出版しているのかが一目瞭然で分かります。とっても分かりやすい。

独学の教科書にするのなら、ベストセラー教本なんかがおすすめです。


あと、現在はライターのスクールも色々とありますので、カルチャースクール的な軽い気持ちで通ってしまうのも効果的です。
こんな時代を迎え、オンライン授業や通信講座も増えているので、外出が辛い人には良いタイミングなのかもしれない。

文章に限らずですが、真面目にコツコツ努力をしても、ある時、自分が天才ではないことに気づいてしまう日が来ます。
この現実、頭では分かっているつもりでもなかなか厳しいです。
天才どころか、凡人である場合がほとんどなわけですから。

そういう点でも、スクールには同じ立場の生徒が大勢いるのでいいかもしれません。
苦しんでいるのは自分だけではない、と肌で感じることが出来るので。
どんなスクールに通うかにもよりますが、卒業生の割合で見るとプロになれなかった人の方が、圧倒的に多いです。
それだけ書きたい人は存在して、狭き門だということですね。

あと、多いケースが、目指す業界やジャンルのハードルが高すぎる場合。
この場合、本人に実力はあっても、プロになれずに終わるケースが多い。
人気がある場所ほど人で溢れかえっていて、新しい人間が座れるスペースはないものです。


とりあえず学んでみよう



コンクール受賞が近道

「経験はありませんが、情熱はあります!私に書かせてください!」

そう訴えて、お仕事が貰える世界ではありません。
新人ライターが一番苦労するのが、このデビュー(この場合、文章でギャラを貰うこと)問題ではないかと思います。

雑誌の記事や、オリジナル小説、ドラマやラジオの脚本、ゲームのシナリオなどなど。
書かせてくれと言って、書かせてもらえる世界では当然なく。
書きたいなら、何はともあれまず実績。
編集プロダクションに入社して、働きながら経験を積むという方法もあります。

ただ、精神疾患を抱えた人間が編プロに入るには、覚悟が必要です。
病気の症状を、悪くしてしまう危険性があります。
とにかく忙しいので。

私などは、忙しい現場は短期アルバイトでも無理!
と自分のことを諦めて、理解していましたので、この方法は華麗にスルーしました。

地道にコツコツ基礎を固めて、家にいながら実績を作る。
目指せ、引きこもりライター。その一番の近道とは……


ズバリ、公募に応募すること!!です!!!!

【コンクールの応募数】※創作系の一例
(小説)
◆「太宰治賞」  1548編(2021年)
◆「松本清張賞」  677編(2020年)
◆「江戸川乱歩賞」 385編(2022年)
◆「新潮新人賞」  2396編(2021年)
◆「電撃大賞」   4128編(2022年)
◆「GA文庫大賞」  1801編(2020年)

(脚本)
◆「フジテレビヤングシナリオ大賞」 1535編(2021年)
◆「テレビ朝日新人シナリオ大賞」  1064編(2022年)
◆「創作テレビドラマ大賞」     1022編(2021年)


はい。皆さんの言いたいことは分かります。


倍率すごいですよね!!


応募数がエグいんです。
さらに近年は例のウィルスで、公募の応募数は増えています。
読みたい人より、書きたい人の方が多いという話さえあるほど。

コンクールでは、佳作や特別賞などが数名、
大賞は一人なんですよね。
何百、何千分の一の世界。
大賞や佳作が出ない年も、結構あります。

どんなに応募数があっても、大賞の栄冠は一人にのみ輝く!
一人にさえ輝かない年もある!!
いちコンクールにつき、受賞者10名くらい出せ!!!!(心の叫び)


この事態から導き出される答えは、

「公募で絶対にデビューする!」
「受賞しなければ、生きている意味がない!」

という風に、思い詰めるのはやめた方がいいということです。
この倍率、狙って受賞できるものじゃない。

実力+運!!

特に、運の占める割合が非常に大きいです。
コンクール最終選考ともなると、常連メンバーがひしめき合っていて、そこに割り込むのは至難の業。
そもそも常連メンバーがいるということは、その人たちも最終選考で何回も涙を飲んだ。つまり、受賞できていないわけです。
気合を入れ過ぎてプロへの道を諦めてしまった人、たくさん知っています。

情熱の強さが、コンクールでの結果に比例しないのもまた、コンクールの残酷なところであり……

「受賞できたらラッキー!」

くらいのゆるい気持ちで長く続けるのが、ポイントです。
一球入魂!この作品で受賞できなければ、物書きは諦める!!!!

そういう意気込みは持っていても良いのですが、
コンクールではやる気以上に、継続して応募し続けるというのが重要。
ある程度の実力がないと結果は出せませんし、実力だけでも勝てません。
運の要素が、結構な割合を占めるので。


実力とタイミングと運、
それがカチリと噛み合った人だけが、賞を勝ち取っていく泡沫の世界。


ちなみに、佳作や特別賞でも、その年の大賞受賞者より活躍するパターンが多くあります。
大賞じゃなくてもいい。
とにかく、受賞歴が欲しいのです。

実績が大事

この業界、実績が第一です。
これからバリバリ書こうと思っている新人に「実績」を求めるのもおかしな話ですが、実績がないと最初の仕事に繋がりません。
コンクールがこれだけ過酷でありながら、近道だと言われるゆえん、それはそれだけ新人の実績作りが難しいからなんです。
受賞イコール、実績になるんですね。

「今年の『太宰治賞』獲りました」
と言えば、たとえ出版業界を目指していなくても、聞いた人は「おおっ!?」と衝撃を受けます。

自分が書きたい業界で受賞できたら最高ですが、文章を書くという根っこの部分は同じ。
違う業界、ジャンル違いの受賞歴でも、何の経験もない新人と受賞歴のある新人が同じ仕事に応募したら、受賞歴のある新人が選ばれます。
有名コンクールでの受賞が一番なのですが、これは狙って獲れるものでもないのでゆるく頑張りつつ……。
地方が企画した小さめのコンクールでも、何も持っていないよりは力になります。

ただ、地方の公募でも、最近は応募数がなかなかのものなんですよね……
いちコンクールにつき、大賞10名くらい出せ!!!!



【予告(時期未定)】
『実録!障害年金への道』
~参入しやすいのは、webライターやY〇〇〇ube動画脚本。
 稼ぐには根気が必要だけど~

いつか書けるかな。お楽しみに。

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