花の匂いと図書館
今日は日記です。実は前からずっと投稿してみたかった写真日記です。
雑多な内容ですがお付き合いいただけると嬉しいです。
仕事が早く終わった時など、少し時間をずらしたランチに行くのが好きだったりします。なぜならお酒と一緒に食事を楽しめるから。
写真はハカニエミマーケットホール2階にあるレストランKirsikkaにて。
ハカニエミ広場が見下ろせるこの席は自分的には特等席です。
この時は運良く座れました。やったね。
ランチメニューは3種類。今回はエビとムール貝のサフランリゾットが気になったので白ワイン、Becker Riesling Trockenと一緒に注文。
大変美味しかったです。サラダもとても新鮮でした。幸せ。
目的地のKaisaniemiに向かう途中、ふとある方のnoteを思い出しました。
ヘルシンキのTalvipuutarhaに行ったよ!という内容の記事です。
実はその記事を拝見したとき「最近庭園や植物園に行ってないな。自分も行こうかな」と思いました。
最後にこの手の庭園に行ったのはいつだっけ、と記憶を辿ると2012年。
え、2012年?
もうそんなに経ったの?
なんだか急に焦った気持ちになってきました。日が長く天気もいいので、久しぶりにカイサニエミ公園の庭園に行ってみることに。
この庭を歩き回っていた時はずっと花の匂いがしました。
普段はそこまで花を愛でる習慣がないのですがこれは魅入ってしまいます。
風が吹くたび、どこからか花の匂いが香ってくるのです。
それがずっと続きます。心地がいい。
何てことない野花も心なしか生き生きと咲いているような。
花を見た目と香りで楽しむのもいいですがこちらも忘れてはいけません。
広場に出た時の解放感は中々のものです。
ありのままの自然、森や湖もいいものですが「人の手が入った自然」というのもまた違う趣があります。
この庭のさらに素晴らしいところはベンチスポットが多いことでしょうか。
気温は約22度、湿度は低めでカラっとした晴天。
気持ちのいい風もありずっと座っていたい気分です。
もしくはずっと歩いていたくなるような気分。
ああ、気持ちがいいなあ。
その後は植物園へ。Museokorttiを見せてササッと入館。
高湿度の温室で他の国の様々な植物が見れます。
この植物、何mあるのでしょうか。大きい。
こういった展示も好きです。
見て回った後はカフェで休憩。コーヒーとちょっとした軽食を注文。
写真を撮るのをすっかり忘れました。なので公式からお借りします。
その後は目的地であるヘルシンキ大学図書館、Kaisa-taloへ。この図書館の何がいいって大学生でなくても本を借りられることでしょうか。
ここはヘルシンキ市が運営する図書館よりアカデミックな本の取り扱いが多いので気に入っています。
いつもは本を見つけたらすぐに引き上げるものの、今回は何となくその後もフラフラ歩いていました。
フィンランドに来て間もない頃、この図書館へはよく来ていたので何だかその時のことを思い出してしまいます。
例えばインフォメーションカウンターがあるメインエントランス。
本の貸し出しも図書館への出入りも自由ですが、グループワーク用のスペースはヘルシンキ大学に通っている学生のみが予約できます。
図書館なのでお菓子をボリボリ食べるのはたぶん怒られるかもと思ってたんでしょう。(よい子は真似しないように)
ちなみに一人の時は地下階がお気に入りでした。
地上階に比べたら解放感など皆無です。
では何が好きだったかというと人があまりいなかったから。
静かな場所でも人の気配があるとどうしても集中できない時があるので当時は人の少ないところが気に入ってました。
人の気配もなく、聞こえるのは空調音くらいです。
長時間いると自分以外に誰もいないような感覚になり、少し不安になるレベルです。でもそれがよかった。
学生時代の知り合いで今でも連絡を取りあってる人はずいぶんと少なくなってしまいました。みんな今どうしてるかな。
5月24日金曜日、朝仕事に行くため外に出たところ"夏"の匂いを感じました。
もう春も終わりですね。今年もまた夏が来ます。
この匂いを嗅ぐのはもう何回目になるのでしょうか。
最後まで読んでくださりありがとうございました。