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「手書き」という手段

noteを始めたのと同じ頃。
ウェブ上に開かれた環境とは別に、誰にも見せない「自分専用アウトプット」を行うための、紙のノートを購入しました。

さんざん迷ってトラベラーズノートのリフィルをお迎えしてからは、ジャーナリングのような感覚で、時間を見つけては「手で書く」ことを続けています。


文章術に関する本は、もともと好きでよく読んでいました。
けれど「手書き」という手段を得たことで、今まではスルーしていたはずの「手で書く」ことに特化した本が、新たに視界に入るようになりました。

「行動が変わると興味の対象も変わるものなんだな」と、言葉にすれば当たり前のことです。
けれど、体験を通じて理解することの強度は、ただ聞くだけの納得を遥かに上回る。

「やってみた」で得られるものの大きさって、大人になっても実感できるものなんだと、ちょっと嬉しかったりします。


前置きが長くなりました。
最近はこちらの本を、アウトプットノートのおともにしています。

本屋さんで見かけた時。
帯の「ノートを持って、カフェへ行こう!」の文言に、私これ今朝やったよ! と思って読んでみたわけです。
何かを始めるきっかけなんて、それぐらい単純なものでじゅうぶんだと思います。

"ノートは誰かに見せるためのものではなく、頭の整理をするものです"
と、キレイに書く必要もなく、黒一色で十分だと述べているところにも勇気をもらえます。
大事なのは臆せず「書く」こと。

パソコンで例えると、メモリがいっぱいのところを、外部の記録媒体に書き出すことで空きを作るイメージです。
(中略)
書き出すと、頭の中をぐるぐる回っていたワードがノートに収まり、脳内にスペースが生まれます。より具体的なことや、全く新しいことを考える余裕が生まれるのです。

第1章『ノートに書くことの効果』より引用

もちろん、パソコンのキーを叩くことで書き出すことも出来ます。
ただ私の場合だと、パソコンやスマホを使って書く行為は、SNSやブログや書評などの「外部に公開する」という前提とワンセットで、その感覚を引き剥がすことが難しいんです。

公開範囲を限定したとしても、ウェブ上や画面上だと、書く行為に客観視や推敲がついて回る。
だから「手書き」という方法は、飾らず書くための手段として最適だったみたいです。

『自分を変えるノート術』には、箇条書きで考えるためのトピック案も、たくさん紹介されています。
頭の中の掃除と整理のための「書く習慣」いかがでしょうか。

今日も良い日になりますように!


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