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2024年6月、読んだ本振り返り

2024年6月、noteに書き留めた本を振り返ります。

  1. 「企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか

  2. 「正欲」

  3. 「世界は贈与でできている―資本主義の「すきま」を埋める倫理学」

  4. 「人生のレールを外れる衝動のみつけかた」

  5. 「ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~」

  6. 他者と働く─「わかりあえなさ」から始める組織論

  7. 「心理学的経営: 個をあるがままに生かす」

  8. 「人生の勝算」

  9. 「独学の地図」

  10. 「組織不正はいつも正しい ソーシャル・アバランチを防ぐには」

  11. 「人生後半の戦略書」

  12. 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」


大きく2つの種類の本を読んでいました。

それは、
「個人の衝動・アイデンティティに関する本」
「コミュニティ・組織に関する本」

の2種類です。


個人の衝動・アイデンティティに関する本
2,3,4,5,8,9,11,12

コミュニティ・組織に関する本
1,6,7,10


以下、6月の振り返りです。
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SNSを始めとした情報技術の進展により、

細分化した情報が世の中に溢れ、

地理的な制約を超えて、

小さいコミュニティが乱立する。


小さなコミュニティの乱立は、

個々人のアイデンティティを分割し、

個人の中には

単一のアイデンティティではなく、

複数のアイデンティティが乱立するに至る。


一方で、生きるためには、

糧を得る必要があり、

糧を得るためには、

誰かが求める何かを提供する必要がある。


誰かに何かを提供する自分と、

複数性の中にある他の自分

両者の調和を取ることが出来ない場合、


特にそれは、

年齢とともに、

複数の役割を担うケースにおいて頻出するが


これらを統合する試みが必要となる。


なぜならば、

人は、生きる上で意味を求め、

意味とは、連なり(統合)だからだ。


この試みは、

過去から何かを受け取り、

未来に受け取った何かを引き渡すという

ストーリーテリング

によって出来上がる。


組織が、

個人の複数性の統合に資するストーリーを

個人に提供できる場合、

組織が一枚岩になり、

組織の推進力が強まる。


ただ、

組織が一枚岩になることは、

新たなストーリーの創出を

阻害することに繋がるため、

組織が継続するためには、

多様な個人を許容しつつ、

すれ違うストーリーを作り、

訂正を繰り返す必要がある。


組織も個人も、

形が変わるというよりも、

中に抱えている複数性が

紡ぎ出すストーリーが

時代の中で、

すれ違うことで、

外から見ると、

変化しているように見える。


私は、
誰から、
何を受け取り、
誰に、
何を渡そうとしているのか?

これを組織と個人で、
方向を1つにすること

これが組織と個人の結びつきを強いものにする

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