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小学生が朝4時集合で友達とディズニーに行くのはアリ?ナシ?Twitterでバズる「親離れの線引き」議論

Twitterでは、子どもの成長に伴う「親離れ」についての悩みが共感・議論を呼ぶことがあります。その内容は背景の事情によって実にバラエティ豊かです。

ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」、今回は「親離れの線引き」です。

嬉しくも寂しい…子の交友事情に親離れを悟る

子どもはいつの間にか交友関係を広げているものです。そんな子どもの交友事情を知り、子離れを感じる瞬間があります。

Twitterユーザーのやまさん(@ikujidays)は、「テスト終わったから焼肉食べに行きたいー!」と言う中学生の娘さんに「いいね、行こう行こう!」と乗り気で答えましたが、娘さんから「ごめん……友達と行きたいの……」と申し訳なさそうな返事が。悲しみを堪えつつ、娘さんに焼肉代を渡して送り出したそうです。

このツイートに対して、「うちは近所にごはんいこうって誘っても『知り合いに会いそうで嫌だから待ってる』って言われるようになった」といった、似たようなシチュエーションで親離れを感じた人から共感が集まりました。また、そうした反応を見て、これから来るであろう「親離れ」を覚悟する声も。

お子さんがいる人の多くが経験する寂しくも喜ばしい複雑な気持ちが、親世代に広く刺さったようです。

小学生の娘によるディズニー計画にびっくり

友達との行動範囲が広がるのは成長の証ですが、「保護者抜きでの外出を認める基準」についても、Twitterで議論になりやすいポイントです。

小学生の娘さんが卒業記念に友人と東京ディズニーリゾートへ行く約束をしてきたけれど、詳細を聞いて「行かせたくない」と悩んでしまった体験談が拡散されました。

娘さんの計画は「朝4時に集合してメイクして出かける。お小遣い2万円。21時まで遊ぶ」というもの。投稿主のここ(@kokokokon2022)さんは「すでに行かせたくないんですけどー😓なんなん今どきの小学生」と困惑した様子です。

ツイートに対して「せめて入口まで送迎不可欠にしないと危険ですね」「6年生で4時集合21時解散はすごい」と驚く声や心配する声が多い一方で、実際に小学生の時に似たような条件でディズニーに行ったことがある人の体験談なども寄せられました。

お子さんだけの自由行動をどこまで許すかのラインは、家庭や条件などによってかなり線引きが異なることが分かる事例です。

保護者なしでの中学生の振る舞いは予想を超える

子どもだけで飲食店を利用することについて、職業上直接関わる人からの視点も注目したいポイント。

ファミレスで長年のアルバイト経験があるぐでちち(@gude_chichi)さんは、中学生が友人どうしで飲食店に行くことは「親の判断だから良い」としつつも「保護者のいないところでの中学生の振る舞いは、予想を超えることがあるということだけは考えた方がよい」とツイートしました。

この投稿に対し、飲食店で働いた経験のある人たちから中学生くらいの子どもだけの利用で直面した迷惑行為の実例が続々と集まりました。「紙ナプキンをすべて水につけ机に貼り付けたまま帰った」「ドリンクバーを注文していないのにガムシロップ等の備品で遊んでいた」「焼肉店で食べきれなかった肉を釜の中に捨てていた」などなど。

こうした出来事が発生してしまう理由として「どんなに真面目な子だって、子どもというのは集団心理に弱いもの」と推測する声もありました。

保護者や大人の前で見せる姿と、同世代の人といる時の姿が必ずしも同じとは限りません。子どもたちだけで外食に行かせる際は、この点を頭に入れておいたほうがよさそうです。

子どもの頃「健康的なおやつ」ばかりで育った反動で…

反対に「子どもの自由を制限しすぎるのもいかがなものか」という議論も定期的に注目されるトピックです。特に、子どもの頃に親御さんから食事や娯楽など生活に関わる何かしらの厳しい制限を受けていた人が、大人になってからの生活後にどのような影響を与えたかという話がよく話題にあがります。

同人作家の銀星王(@ginseiou)さんは、子どもの頃に「健康的なおやつ」ばかりを与えられて育った知人が、大人になってからスナック菓子をドカ食いしている姿を見て「子どもの頃満たされなかった欲望って怖いな」と思ったそうです。

このエピソードが投稿されると、同じく食を制限された反動で不摂生な生活をするようになった人から共感の声が相次ぎました。

また、Twitterユーザーの鐘の音(@kanenooto7248)さんは、「ゲームやスマホに触れさせない、動画を見せない」という方針の家庭で育った子どもについて「まったくITの下地がないから、他の子どもができることが一切できない。読み書きができない並の苦労を後からする」と警鐘を鳴らしました。

こちらの意見には「大学でPCを使ったレポートづくりに人の2倍以上時間がかかる」「IT機器に触らないまま大人になるとPCで検索すらできない」といった実例が集まりました。逆に、「ドラクエをやってたからWindowsを一瞬で理解できた」「昔からゲームやってる人は回転寿司のタッチパネル操作とか教えなくてもなんとなくできる」といった利点を示す人も。

お子さんのためを思って行動に制限をかけたくなる親御さんの気持ちも分かりますが、制限しすぎるとかえってその後の人生がハードモードになってしまうこともあるのですね。

まとめ

家庭の数だけ、お子さんの自立に向けた教育のプロセスは異なります。お子さんの自由をどこまで認めるかで判断に迷った時は、Twitterの事例を参考にしてみると、ヒントが得られるかもしれません。

以上「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした。この連載は毎週月曜日に更新しています。今後もTwitterでバズった、あるいは興味深いトピックを解説していきます、お楽しみに!

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