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俺は毎月おたくに年会費を払い続けないといけないのかい?

今年の5月からチャットアプリだけなら世界中どこでも年間25ドルで使えるSIMカードを使ってます。

良いです。年間25ドルってことは月々2ドル程度なのでなんせ安いし、ちゃんと使えてます。その国で電波の良い回線を任意で選んでくれているようです。

たまに電波なくなったりするんですが、その時はもれなく周りの同じ回線使ってる人の電波もなくなっていたのでSIMカードの問題ではなかったです。

思ってた通りですね。頻繁に海外を渡り歩く人でかつ固定費を抑えたい人には最適だと思いますね。

ただ、ちょっとめんどくさいこともありました。

このSIMカードはちょっと特殊で、指定のチャットアプリ以外をWi-Fi外、つまりデータ通信で使おうとすると、1回目は警告が入って2回目はSIMロックされて、Wi-Fi環境に入ってネットから再設定しないといけないんですね。

それで、ぼくも初月はなんどかポカをして、再設定を行ったわけです。

でね、6月に「おたくの年会費25ドル使い切っちゃったからチャージしてくれよー」ってメールが届いたわけです。

おかしいなと思ったんですけど、データ通信で画像のやり取りを知らないうちにしてしまってたのかな(セントビンセントのWi-Fiは頻繁に切れるから)、それが別途チャージするプリペイド分が年会費から自動で使われたってことかなと思って言われた通りにチャージしたんです。

で、先月末ですよ。

また「おたくの年会費25ドル使い切っちゃったからチャージしてくれよー」ってメールが届いたんですわ。

ぼく今回は、きっちり注意して画像のやり取りのときはWi-Fiのときだけって意識しました。電話もしてません、受けてません。

おや、と思うんですよ。

さすがに温厚なぼくもイラっとするんです。だって年会費25ドルで使い放題と聞いてたのに、毎月25ドル請求されてるわけですから。

これ正直こっちの国内回線と契約したときの月々の価格と変わらないんですよ。

だからたまらず、サポートセンターにメール入れました。

おたくは年会費の意味知ってますかと。わしは年会費を毎月払っとるんだが、これはなんやと。

英語で送ったので、実際はもっとオブラートに包んで「ぼくの勘違いじゃなかったら、毎月年会費を請求されてて困ってるんですけど、なにかの間違いじゃないですか。それともなにかぼくに見落としがありますか」みたいな文言を送ったんですけどね。ニュアンスは前記の通りですね。

内心はなんじゃこのボケェと思ってるわけです。たしかイタリアの会社なので反社の運営かというのも頭の片隅にあります。

で、返ってきた返答がですね、「1回でも異常なデータ通信(指定のチャットアプリ以外の使用)を検知したら、アウトなんです。厳格にやらせてもらってます。設定でオフにしてくださいね」

支払いからの1回目の「異常なデータ通信を検知」ってメールは注意じゃなかった。もうその時点で次月は再課金が決定していたようです。1発アウトだったとは。

これ、Wi-Fiの通信環境に入ると自動でアプリのアップデートが始まったりすることありますよね。そのアップデートで稀に、データ通信オフにしてたのがオンになってしまうんですね。これは気づきようがないんです。

その不幸が異常なデータ通信を検知、つまりは25ドルに繋がるわけです。(きちんと設定で自動アップデートを止めれば問題ないです。ぼくはこれが漏れてました)

あと、ちょっと最近感じてるんですけど、Wi-Fiがそこかしこにある環境ばかり行き来するならこのSIMで問題ないと思います。グーグルマップも事前にダウンロードしておけばオフラインで使うこともできますし。

ただ、たとえばUberとか配車アプリを使うとかってなるとちょっと不便なのかもしれないなと思いました。Wi-Fiないけど、ちょっとした調べものをしたいときとか。

そうなってくると、月40ドルで世界中でテキストのやりとり+データ通信もできるT‐モバイルが魅力的に見えてくる。

月40ドルか月2ドルか。

お金に余裕があって、拠点がアメリカならT-モバイルで全然良いかもしれない。

このあたり、決定版的な存在がないのは、ボーダーレスに頻繁に行き来する人っていうのは想像してるより少ないってことなのかもしれないなと思います。

なかなか思い通りにはいきませんね。

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