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セントルシアのお母さん家は大家族? #DAY6

昨日の夕方からセントルシアのお母さん、サンドラさんの家でホームステイをしている。サンドラさんは現在1人暮らし。旦那さんは亡くなってる。息子が1人いるけれどアメリカで暮らしている。

JICAのスタッフは「おばあちゃん」と表現していたけれど、どうだろう。先生を退職してというけれど、こちらの定年が何歳かわからないけれど、こっちの語学の先生が55歳でリタイアしたといっていたから、サンドラさんは50歳くらいでリタイアしたとして現在56歳くらいではないだろうか。

もう何人もJOCV(青年海外協力隊)隊員を受け入れていると言っていたけれど、見た目は全然「おばあちゃん」という感じではないから少なくとも60歳いっていない。黒人の年齢感は全然わからないんだけど。見た目はかなり大柄。渡辺直美くらい。

それで、語学の先生もたしか子どもは1人か2人くらいと言っていたから、セントルシアは国も小さいしそういう文化なのかなと思ったのだけど、そうとも言えなくて、サンドラは12人兄弟で、お姉さんは19人の子供がいるそう。大家族。もともとはそういうたくさん子どもをつくるっていうのが文化的にあったそうだけれど、価値観が変わってきたのがちょうどサンドラの世代なんだそうで、こればたぶん高学歴化が少なからず影響してるんだと思う。質の高い教育を子ども受けさせたいけど、リソース(お金)は限られてるから多くの子どもにまんべんなく薄っすら教育機会を提供するのではなく、少ない数の子どもの多くお金をかける的な。

あと、政府も大家族や複合家族よりも核家族(夫婦や親子だけで構成される家族)を推進したという影響もあるんだと思う。この政策自体は経済のテコ入れで不動産を多く売って景気を上げようとしたんじゃないかと思う。

でも琵琶湖ほどの面積で18万人ほどの国民のこの国には残念ながら大学はない。

サンドラさんも隣国のバルバドスのキャンパスで学んだといっていたし、彼女の息子さん然り。ちなみに、この国で大学まで行こうとすると、プライマリースクール、セカンダリースクールで17歳まで学んだあと、1年予備校的なところで学んで進学するのだそうだ。

となると、アメリカなんかで教育を受けた優秀な人たちなんてのは帰ってこないだろうから、頭脳流出が激しそうで、優秀な人が国に残らないって結構問題だと思うんだけれど、それでも彼ら彼女らが外国で稼いだお金を本国の家族に送金して家計を助けているとすれば、それはそれで良い…のか。

故に、小さい島国なのに物価が高いのか?

なんてことを考えたり、話したりしながらホームステイ生活を送っている。

シャワーは温水で、テレビは薄型だし、Wi-Fiもあるし、洗濯機も冷蔵庫もオーブンも家電は一通りあったり、なんならアメリカのAmazonで買い物しても1週間ちょっとほどで届く(アメリカからセントルシアまでの送料もモノのサイズや重量によるけれど、800円ほど)しで、インフラは整っている。車社会だし。

今の感覚的には、物価もそうだけれどワーキングホリデーに来ている感じ。英語だし。

ただ、実際に働き始めるとスムーズにいかないことばかりで、そういうソフト面で途上国を感じるそうだけれど。

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