英一蝶

オールドメディアと言われて久しいテレビ業界で番組を作り続けて17年。 地域で力強く生き…

英一蝶

オールドメディアと言われて久しいテレビ業界で番組を作り続けて17年。 地域で力強く生きる人たちに”生き方”のエッセンスを教わり続けています。 東京にもいたけれど、今はあえて地方を選択。北海道は通算11年。2023年夏~京都。

最近の記事

情熱大陸「小島よしお」に見るジブン株式会社的思考

今年1月に放送された情熱大陸「小島よしお」を偶然見た。ギャラクシー月間賞も受賞していたらしいんだけど、とても良い番組だと思ったし、何よりジブン株式会社的な学びがあったので整理しておきます。 ①ポジショニング 小島さんといえば、2007年に流行語大賞を受賞した「そんなの関係ねぇ」の一発ギャグでブレイク。以降、一発屋芸人からいかに脱するかを模索してきた。海パン一丁から脱却して舞台やったり、落語みたいなことやったり。 でも、そこで悟ったのが、「自分には笑いのセンスがない」というこ

    • ジブン株式会社の設立趣意書④

      今日は少し脱線。 どこかのラジオで偶然聞いた話。「仕事だと思うから成果をあげないといけないってなるし、しんどくなる。趣味だと思えば、自分が好きだからやってるって思えば、仕事で感じる苦は薄れる」 自分の過去を振り返っていても、まったくその通りだと思った。 鳥人間やっている時もエコノムーブやっている時も、自分の時間とお金を最大限投入しても、苦になる事はなかった。 テレビの仕事始めた当初も、自分のためにやってるって思ったから、お金も時間も好きなだけ投入していた。 社会人生活が長く

      • ジブン株式会社の設立趣意書③

        前回からの続き 仕事というのは、本来、誰かの課題とか困っていることを解決することで報酬を得るもの。 自分のスキルで何ができるのか? 自分のやりたいことも大事だけど、自分にできることも大事。 自分の何がユニークか?どこにユニークさがあるか? ・地域(北海道11年、京都1年):都会じゃない生活がベース ・テレビ番組(コンテンツ)制作(17年):オールドメディアと言われるが、そのお家芸的文法は理解している ・地方創生、事業承継など「社会と地域のためになる」埋もれた話を掘り起こす

        • ジブン株式会社の設立趣意書①

          もともと、何をしたいのか分からなかった自分が初めて「やりたい」と思うことが見つかったのは高校生の時。たまたま読んだ「量子論」がきっかけで、「原子や素粒子の動きが分かれば、世の中のことが全部わかるんじゃないか!」と、今にして思えば短絡的なことを思いついたことだった。 バリバリの文系だったはずが物理にのめりこみ、京大理学部に行くんだ!と理系少年になっていた。 でも、世の中そんなに甘くはない。京都大学には進めず、受かったのは材料工学科。家の事情で浪人するわけにもいかず、仕方なく材料

        情熱大陸「小島よしお」に見るジブン株式会社的思考

          ジブン株式会社の設立趣意書②

          さて、ここからが本題。 自分という人間が、一体何を生業にしていくのか。 気張らず、かといって適当すぎずに考えてみたい。 テレビの世界に入ったけど、別に派手なことがしたいわけじゃない。 かつての自分がそうだったように、偶然テレビを見た人が「ちょっといい話を見れた」、「明日からまた頑張れるかも」と思ってくれたら十分。 人口減少とか地方の過疎化とか失われた30年とか、ネガティブな話題ばかりが飛び交い、とかく生きづらさを感じるこの社会に、一服の清涼剤のようなコンテンツが届けられれば

          ジブン株式会社の設立趣意書②

          鼻うがいすごい!

          こんにちは。札幌でモノを伝える仕事をしているエキです。 今日は、働き方とは全く関係ない話題を。 これまでも風邪をひくと、熱が下がった後も鼻水が止まらず、微熱っぽい感じがする日が続くことが多く(ってか、ほぼ毎回)、「年とったから免疫が落ちたのかな~」くらいに感じてたのですが、今回、ようやくその謎が解けました。 原因は、「副鼻腔炎」ってやつだったのです。人間の顔の中には、8つの服鼻腔と呼ばれる空洞があるそうです。そこに雑菌などが入ると炎症を起こしたり、放っておくと膿が溜まる

          鼻うがいすごい!

          ライブに行って考えた

          こんにちは。 札幌でモノを伝えることをしているエキといいます。 今日、前々からずっと行きたかったサカナクションのライブに行ってきました。僕が彼らのことを知ったのは、10年くらい前。ブレイクするちょっと前くらいのことでした。 といっても、ライブのことを書きたいのではありません。サカナクションのライブに行くと、なぜか自分の人生を考えさせてもらうことが多いような気がしていて、そのことを。 8年前、僕は東京への転勤を躊躇していました。地方での仕事に慣れてきて人間関係もできてき

          ライブに行って考えた

          働き方改革という名のコストダウン?

          こんにちは。北海道は札幌で、モノを伝える仕事をしているエキといいます。 今日は、最近何かと話題の働き方改革について。 4月から改正労基法が施行されて、(見た目の)勤務体系が大きく変わったという方も多いのではないでしょうか。 私、エキも日々の働き方に戸惑う1人です。 社会人になって10年以上。右も左も分からない学生上がりの新人時代と、なんとなーく会社という組織の理屈が分かってきて、自分がこの先、どこらへんまで上がれるのかということも見え始めてくる今とを単純に比較すること

          働き方改革という名のコストダウン?

          とりあえずはじめてみる

          こんにちは。北海道でモノを伝えることをしているエキといいます。 最近読んで印象に残った本を。「天才を殺す凡人」 たまたま空港の待ち時間で見つけて買ったら、一気に読んじゃいました。この世の人を「天才、秀才、凡人」の3種類に思い切って分類しちゃったところが斬新!僕は、ご多分に漏れず凡人なわけですが、凡人には凡人なりの生き方があるのよね。 スヌーピーの引用が最高で、 チャーリーブラウンに「なんで君は犬なんだい?」と聞かれたスヌーピーは、こう答えるわけです。 「なぜ犬かだっ

          とりあえずはじめてみる