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トレーナー戦略を考えるきっかけとなった弘田さんのコンサルティング

今日は、社会人野球チームのアスレティックトレーナーとして活動していた時に学んだ、「戦略的にキャリアを考える重要性」について書いていきます。

スポーツ現場で感じた不安

私は現在、スポーツ整形外科クリニックで働いていますが、以前は社会人野球チームのアスレティックトレーナーとして活動していました。トレーナーを派遣する仲介会社と業務委託契約を交わし、チームの常駐トレーナーとして選手のケア&コンディショニングやアスレティックリハビリテーション、トレーニング指導、医療機関との連携業務などを行っていました。

学生時代から目標にしていたチームのアスレティックトレーナーになることができて、着任当初はうれしい気持ちがすごくありました。しかしトレーナー活動をしていくにつれて、先々の不安を強く感じるようになりました。

「業務委託契約で仕事させてもらっているが、契約が終わったらどうすればいいのだろうか?」
「もし仲介会社の後ろ盾がなくなってしまったら、自分で自分の生活を守ることはできるのだろうか?」

なぜ私がこのような不安を感じるようになったかというと、チームへの拘束時間が1日12時間~15時間でとても長いことやトレーナー業務が膨大でスキルを磨いたり、日々の業務を振り返ったりする時間が取れなかったからでした。
また監督・コーチ陣と選手との関係性があまり良好ではないことが段々と見て分かるようになり、「もし今年のチームの結果が悪ければ、こちらへの責任転嫁もあるかもしれない。」と感じました。

トレーナーとしての専門性を持ち合わせるだけではなく、そのキャリアを今後どのように生かすかをイメージしながら業務をしたり、仮に契約が満了しても生活の保障ができるような働きかたを作ったりすることも重要だと学びました。

当時の自分を振り返ると、キャリアを作ることだけしか頭になく、今後の自分自身のキャリアをどのように構築するか?について深く思考できていませんでした。本当に浅はかだったと気づかされました。

弘田さんのブログを拝見して


そのような不安や将来への危機感を抱きながら、具体的な行動がわからず苦悩していた時に、よく参考にさせてもらったのが弘田さんのブログでした。

弘田さんはストレングス&コンディショニングを専門とし、これまでプロ野球チームやラグビーチーム、大学の競技アスリートなどを対象に指導されてきた方です。厳しいスポーツ現場で単年契約を積み重ねて今年21年目を迎える経験豊富なコンディショニングコーチです。

当時の私と弘田さんは1度も面識がありませんでしたが、ブログで発信していた内容が当時の私の胸にとても響き、何度も読み返したことを今でも覚えています。

私がよく読んでいた記事がこちらです。

トレーナーにも突きつけられる働き方のリスク。世の中の変化に翻弄されずに生き抜くには|弘田雄士オフィシャルサイト「be」 (yuji163.com)

現場トレーナーを目指す人へ。オリンピックやプロスポーツは目的ではなく手段と捉えよう|弘田雄士オフィシャルサイト「be」 (yuji163.com)

チームスタッフこそ「コントロールできるスピード」で働くことが重要なワケ|弘田雄士オフィシャルサイト「be」 (yuji163.com)

ブログを読み込んでいくうちに「直接お話を聞いてみたい。」と感じるようになり、Facebookでメッセージを送りました。それがきっかけとなり、弘田さんに1年間のコンサルティングをお願いさせてもらいました。

弘田さんのブログはこちらから。

弘田雄士オフィシャルサイト「be」|スポーツトレーナーが伝えるスポーツ現場に求められる「読み書きそろばん」能力 (yuji163.com)

戦略的にキャリアを構築する重要性

実際に弘田さんのコンサルティングで勉強になったことは、戦略的にキャリアを構築する重要性でした。弘田さん自身もこれまでのキャリアの中で契約満了によって生活の危機を感じた経験があり、他者からの認知度を上げることや自分自身で仕事を生み出し、生活を守り抜く必要性を感じたそうです。

スポーツ現場で働くことが決してゴールではなく、その先の叶えたい未来をイメージしながら今できることを積み上げていく重要性を私に教えてくださいました。

私が今このように情報発信しているのは弘田さんの教えによるものですし、今後の自分自身のやりたい活動や叶えたい未来をイメージした上で現在のスポーツ整形外科クリニックへの転職を決めました。

社会人野球チームのときの報酬と比べるとかなり下がりましたが、条件の良し悪しで転職先を選ぶことはせず、自分自身の今後の活動に必要なキャリアをしっかり見定めて選ぶことができました。

スポーツ現場で働くことが目的化し、将来のイメージがまったく伴っていなかった過去の自分と比べると、

・なぜアスレティックトレーナーを志望したのか?
・アスレティックトレーナーの仕事を通じてどのような世界を作るのか?

という本質的な部分を言語化できるようになりました。それに伴い必要な活動のイメージやそのために日々実践できることを考えられるようになり、非常に良かったと感じます。

まだまだ課題はありますが、「組織やチームの看板に頼らずとも自立して生きていける専門家」になるために努力を重ねていきたいと思います。

弘田さんのセミナー開催のご案内


私に成長のきっかけを与えてくださった弘田さんが6月3日㈮と6月5日㈰に「トレーナーに必要な10年後も生き残る戦略2022」というセミナーを開きます。
過去の私と同じような悩みや苦しみを持つ方やトレーナーを志望する学生、具体的な将来設計がなく、今後のキャリア形成に不安を持つ方にはとても有益なセミナーになると思います。

弘田さんが日々どのようにトレーナー戦略を考えているか?を知れる、とても貴重な機会です。少しでも多くの人が自分自身のキャリアを考えるきっかけを作ってくれるとうれしく思います。

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セミナー応募はこちらからどうぞ!
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