見聞録

見たもの聞いたこと考えたこと

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240521 映画『違国日記』特別試写会

anemoさんのご招待キャンペーンに当選して、特別試写会に行ってきました。 原作最終話の掲載と同時に発表されてからずっと楽しみにしていた映画だったけど、まさか試写会に参加できるとは思わなかったので、毎日本当にわくわくしていたし、なんか緊張もした。(笑) 以下、原作と比較して脚本がどうだったか、どんな風に素敵だったかを箇条書きにしていくので、作品のネタバレを含みます。初見を楽しみにしている方はご注意ください! 書き残したいこと、もう一度鑑賞して確認したいことがたくさんあっ

    • '24 なりたい自分になりたいの!

      と違国日記の朝は叫んでいた。おちびさんと呼ばれたくない朝にとって、背が高くなりたい、というのはなりたい自分になりたい、という思いととても近いところにある。 私は今何にでもなりたい。私が生きていても何にもならないのに毎日何してるんだろーーーーと思っていた時期もたくさんあって、その点がながーい点線になって私は今年大学4年生なわけだが、今は「何にもならない」とまでは思わなくなった。人一人いれば何かにはなるのだ、何かになれる場所を自分で作ったっていい。簡単じゃないけど。自分でいられ

      • '24 つまずきなげきやっとおき

        最近はいいことがないですよ!とんとない! もう全然元気もない!!半分以上自分のせいだけど全部人のせいにしたくなる!しないけど!!大人だから!!!えらいぞ私!!!! もうびっくりマークの元気とか全然ないよshift+1を押してるだけで全然びっくりマークじゃないよ〜〜 一つ躓くと、全部駄目になった気分になって、ちょっと躓いただけのつもりが全身打った気分になって、何かもう立ち上がれる気がしないし、立ちあがろうと思ってるのに体に力が入んないし、えっこれどっか折れてない?折れてなくて

        • 僕ら旅をする この街しか居場所がないと 知りながら ここではないどこか ここではないどこか 僕ら歌うたう こんな歌しか知らないと 嘆きながら 僕には 僕らだけには 詞があり 旋律があり 何もかもがある かもと 平凡が 日常が こんなにも愛おしく 抱きながら 春は 始まりには 奇抜な僕を 探す 一番を 探す 僕ら愛してる 君は君を 僕は僕を 探している

        240521 映画『違国日記』特別試写会

          ’24 すりきれず

          今日は試験一本目だったんだが、ふと勉強って楽しいんだよなーって思った。演劇の勉強は最近まったくなんだが…。 点数も順位も合否もしんどいこといっぱいあっていっぱい泣いたけど、楽しいこともいっぱいあったんだろうなーと思った。思い出せないこともいっぱいあるけど。 一番しんどかったときに『暗殺教室』があったのは良かったのかもね 進学もふんぎりがつかないまま。 でも一番自分が選ばなそうな方に行ってみたい気もしていて、自分が合っている道も分かんなくて悩みっぱなしだなぁー ということを

          ’24 すりきれず

          1011~13 YIDFF

          (毎度恒例書きかけです!!ほんとにすみません!!書ききりたいけどまずはとにかく公開します。下書きで眠ってたので!!) YIDFFこと、山形国際ドキュメンタリー映画祭に行ってきました! 明日までなんだけど、一足早く帰京(帰奈川?)しております。8日間のうち3日間という中途半端な参加ではありましたが、はじめての映画祭、はじめてのドキュメンタリー映画、はじめての山形、とても楽しかった! 映画の感想ってどういう風に言ったらいいのか分からない(演劇もまあそうか)けど、せっかく人生で一

          1011~13 YIDFF

          '23 老いて、そして

          濃い5日間でした。祖父に会いに行って、飯田橋で遊んで、夢の国に行って、人形町に行って、遠くに行ってしまった人にご挨拶をして、祖父母に会いに行った。もう二度とない5日間でしたねぇ。人生ってたまにすごいよね。でも今はこれを書きながら食べてるポテチがめちゃくちゃ美味しいし、ついてるテレビ番組も良い感じです。 5日間割と長い時間お隣にいた祖母が大好きすぎるので、私は元気! 老いておいて、静かで穏やかな時間を過ごして、そして、その長くて大きな命を私たちの小さな命に分けて、遠くに行って

          '23 老いて、そして

          '23 老いておいて

          人形町へ!最近、定期があればけっこうどこにでもいけるのではないかという気がしてきた。めちゃくちゃ楽しかったです、人形町。日本橋から歩いたんだけど、東京って、もしかして全部徒歩(または🚲)圏内…?かち、最高。 何が楽しかったってね、人形市がやってたの!お人形さんたちがずらずらずら〜っと並んでて、壮観…!菊池先生がおっしゃる通り、「人形」がめちゃくちゃ広義な言葉だということがよくよく分かりました。百聞は一見に…でした。 お店の方の許可を取って、撮影させていただきました。 人形

          '23 老いておいて

          0915&18 木ノ下歌舞伎『勧進帳』

          0915 今回はメモ帳です! お、面白い!後味すっきり intro 富樫が自分で椅子持ってきて自分で座るのがすごく良い たばこで分かる!肺活量 これがプロ 4人の体力消耗はんぱないと思う。兼役って大変なのだと知った夏 ダンスシーンすごく練習されている。弁慶×富樫。絶品 義経が強力(と字面は強そうだが弱い)の振りをする1ターンめ、照明が上下からの細い線。かいくぐっているように見えたのが好き! 弁慶が杖で義経を殴る場面と謝罪する場面、弁慶が泣いていたのは原作通り?(調) 義経

          0915&18 木ノ下歌舞伎『勧進帳』

          ’23 ブルーベリーチーズケーキ

          おばあちゃんが誕生日だったのでケーキを食べた。ブルーベリーチーズケーキ。おいしかった。 最近は忙しくて心が鈍くて、ものすごく嬉しかったり悲しかったりすることがない。鈍らせて社交的にやっている。今自分の繊細スイッチをONにしたらしぬ。ので、しない。 ただ、久しぶりに割とびっくりしたことがあったので、記録する。もう寝ようと思ったんだけど寝る前に少しだけ。 SNSのアカウントが友人に見つかった。 見つかりたいか見つかりたくないかで言われたら後者だけど、別に見つかって困るわけで

          ’23 ブルーベリーチーズケーキ

          ’23 シェイミ

          今日のnoteはTwitterなのでいいんですけども… 本キャンのつつじがすごいの。超満開。絵の具のマゼンタみたいな色で、綺麗だけど寧ろギラギラしてるくらい。 牧舎がある入口から行くとマゼンタのつつじがわーっと出迎えてくれて、最初はめちゃいいなと思うんだけど、ギラギラすぎてうおおってなってくるのね。その辺りから新歓のひととかもいっぱいいてうおおおってなるんだけど、十字路を抜けて演博の方まで来ると、白ベースのつつじに変わるの!不思議なんだけど最近の大発見です、地味に。 演博

          ’23 シェイミ

          221112 ムニ『ことばにない』

          先週末はこまばアゴラへ。噂のこまばアゴラ!わくわく。 まず、一人で観なくて良かったなと思った。誰かと観て良かった、そのお陰でこの作品の価値をより受け止められた、と書いた方がより前向きな表現になるだろうか。というのも、深一人ひとりの登場人物を深く丁寧に描こうとし、それこそ言葉で容易に言い表せない部分にまでも触れようとしているからこそ、劇を観ている観客も、同じ距離で、近い痛みを伴って4時間半を彼らと共にする必要があった。観劇する際にたいてい補償されている一定の安心感はなくて、常

          221112 ムニ『ことばにない』

          ’23 すきなものすべて

          ぼちぼち1ヶ月前になるけれど、『博士の愛した数式』を観た時に、久しぶりにすごく泣いてしまった。演劇を観てわーっと気持ちが溢れて泣いてしまうのは久しぶりだったので自分でびっくりした。 ラストシーン、大人になったルートが博士と対面して、記憶を失った博士が再び、いつも通り、「君をルートと名付けよう」と頭を撫でてくれる場面は、80分一緒に観劇していれば想像がつく、一番しっくり来るラストで、私もこのセリフで劇が終わるだろうと思っていたのに、いざその言葉を耳にしたらわーっと溢れて、あと何

          ’23 すきなものすべて

          230222『博士の愛した数式』

          東京芸術劇場へ。寒かったけれど空が澄んでいていい天気! 今日はシアターウエストでの『博士の愛した数式』。80分しか記憶が持たない数学博士に挑むのは、まつもと市民芸術館長も務める串田和美さん。何と現在80歳だという。小川洋子さんの繊細な物語を濃く、そして優しく描き出す80分間。 本から登場人物たちが飛び出してきた、というのとは少し違う。作品の設定を借りたというのとも。小川さんの言葉は選び抜かれていて隙がなくて、だからか劇中ではほとんどそのまま、かぎかっこの外にある描写すらも

          230222『博士の愛した数式』

          イコクニッキ 読前感

          違国日記を読むと一時的に解決してしまう感情が私の中にはたくさんあるので、今日は読前感。読後感はたいてい穏やかなので。 常に考えていることすぎて最早タイピングするのが面倒くさいのだけれど、これも記録なので頑張っていきます。 先日、父が勤続30周年パーティ?に出席したらしく、ほーすごいな、私が生まれる10年前から社会人なのか、と思った。同じ会社でというのがまたすごい、というかまったく想像がつかないことで、一年弱でバイト先を替え続けている私大丈夫か?大丈夫じゃないな〜。 今のバイ

          イコクニッキ 読前感

          '23 歌舞伎たのしいの入口

          2年のレポートもあと1本。文献は集まっているはずなんだけど変な力が入ってしまってまだ一文字も書いていない。早大生じゃない気が今更している。八虎の言葉で言うなら早大生って嘘ついてるみたい。こんなのを3年に上げてしまって良いんでしょうか諸先生方!(そもそも単位取れてなかったらどうしよう!) でも頑張ります。素直に書いたが勝ち。 とても素直に、とてもベタに、歌舞伎とシェイクスピアが好きだなと気づくなどした2年次。ハマっているとは言い難いし自分に合っている向いているとも言えないけれ

          '23 歌舞伎たのしいの入口