⑤ 10個の中の基本となる3個

課題解決のため・全教科の目標達成のために機能する論理的思考の具現化したものは「はじめ・なか・まとめ・むすび」という四構成であり、よりよい課題解決・よりよい目標達成のためにはその「質を高める」ために10個の方論があることを述べてきました。

しかし、この10個はすべてが同じレベルで横並びになるものではありません。
最も深く思考に関わっていくものは3つのものであり、その他の7つはそれに付随してくるような(さらに説得力を高めていくための)下位概念となるものであると位置づけられます。

具体的には以下の3つが思考に深くかかわる根幹となるものです。
*記事④で示した「○○個」と対応して示します。

1個目=「なか」を数多くしていく
    (3年上『こまを楽しむ』で指導)
2個目=「なか」をいろいろなところから持ってくる
    (3年下『すがたをかえる大豆』で指導)
5個目=「まとめ」の抽象度を変える
    (4年下『世界にほこる和紙』)

まぜ、この3つが基本になるかという理由は、1と2個目は「帰納的論理」を強める基本となるから、5個目は「演繹的論理」を強める基本となるからです。

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