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人生は一度きり がんばったぶんだけ?

「自分を好きになれる」(人生は一度きり、little glee monster、2015)という代々木ゼミナールのCMがずっと引っかかっていた。

YouTubeリンク
https://www.youtube.com/watch?v=d_TgMnKErcI

「人生は 一度きり がんばったぶんだけ 自分を好きになれる」もうホントに間違いない。真理。2009年に大学を卒業しているのに、なぜ2015年のCMがこんなにも引っかかるのか疑問だった。

がんばれない人は自分を好きになれないのか?

たぶん、自分はがんばれなかった。受験勉強について、全くがんばれず、部活についても、本当にがんばれていたのか自信が持てない。がんばれず、後悔していたから引っかかっていたのかもしれない。


2022年、最近、発達障害について学ぶ中で、「どうしても頑張れない人たちーケーキの切ない非行少年たち2」(宮口幸治)を読んで、疑問が少し解けた。

「頑張れない」人もいるからだ。怠けているからとか、意義を感じないからとか、色々な理由で頑張れないことはある。そもそも、認知の歪みにより、頑張るという意味がわからないこともある。(頑張るというのは非常に抽象的な概念)

代々木ゼミナールのCMが発した強いメッセージに共感して、勇気をもらった人は多いと思う。その一方、追い詰められている人もいるんだろうという想像力は大切にしたい。共生社会インクルーシブ。


<余談>

代々木ゼミナールのCMに出ていたのが高橋ひかるさんだったということに驚いた。好きなことを突き詰めるリトルトゥース。

あと、代ゼミCMの歌詞と、原曲の歌詞は違った。原曲は、多義的だった。

余談おわり

「そうさ
人生は一度きり がんばったぶんだけ
いつか 誇れるはず 胸張って歩いて行こう
ぶつかって 泣いたって
立ち向かっていけばそう
自分を好きになれる」


受験勉強だけじゃないよね。

<本日のまとめ>

勉強→頑張る、学問→楽しむ

学問の下地に勉強は必要だから、勉強は大事…探求学習のように、内発的動機に突き動かされてみると人生変わる感覚はあり。結局、義務教育のコンテンツは大事。

受験勉強も大事、好奇心から始まる探求も大事。

30歳を過ぎてやっと学び直し(直しというより、本当の学びという感覚)できている。世界をもっと知りたい。

【2023.7.3追記】
「頑張る教」に入信するか否かが問われる。いや、「勉教」?
頑張るよりも「好き」を起点にした方がうまくいくこともある時代。楽しめそうか。


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