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TLA Magazine vol.3 【絶滅危惧種を今救いたい!】

この連載は、アカデミー生がアカデミー生にインタビューを行い、リアルな声を記事としてまとめた企画です。

interviewer / writer
島﨑 恵茉
好奇心の赴くままに生きる東京都在住の高校2年生。音楽と対話が好き。アパレル産業に生じている社会問題の解決を目指している。

新宅 悠生
食が好きな大阪府在住の高校2年生。"学び"のために活動中。将来は生物工学を学びたい。
interviewee
島﨑圭斗(あだ名:けいてぃー)
爬虫類と両棲類を愛してやまない、神奈川県在住の小学5年生。座右の銘は「日はまた昇る(理由=落ち込んだりしても朝日は上ってくれるから)」

現在、絶滅危惧種の保護活動をしています。爬虫類両棲類の魅力を知ってもらいたいと思っています。人間はこれまでに産業発展と引き換えに生き物の住む場所を奪っていきました。そこで爬虫類や両棲類が好きな僕は、「救いたい。」と思いました。今は、日本両棲類研究所で保護活動を行っていたり、自分で描いたイラストを用いてグッズ販売をしたりしています。

生き物たちを救うための、クラウドファンディング挑戦中!

ー どうして爬虫類や両棲類が好きなんですか?

気持ち悪いものやぐろいものが好きだからです。小さい頃は好奇心だけで生きていて、田んぼでかえるを捕まえることもありました。捕まえていた当時はかえるが両棲類ということも知らなかったけれど、保育園のときに祖母が買ってくれた本を通して知りました。「他にも面白い生き物いるんだ!」と、爬虫類や両棲類が好きになりました。世の中で人気がないことや、他の人が目を付けないところにも良さを感じています。

ー 生き物を飼っていることを聞いたのですが、現在どんな生き物を飼っているんですか?
フトアゴヒゲトカゲ 1匹
ウーパールーパー 1匹
アカハライモリ 9匹
を飼ってます。

生き物写真3点

ー 生き物を飼って学んだことはありますか?
一つ目は両棲類はとても強いことです。例えば、えらが小さいウーパールーパーは弱いとされているのに、うちのウーパールーパーはえらが小さくても平気です。それにアカハライモリは高い再生能力を持っていて、手を噛まれて無くなってもまた生えてきて驚きました。

再生した足

二つ目は、爬虫類は病気にかかりやすいことです。爬虫類は地上で暮らしてる繊細な生き物で、イメージとは違い病気が多いことを知りました。飼うことは本より学べることが多くありました。

ー 爬虫類や両棲類を飼いたいと思うきっかけはなんでしたか?
動いてるものをお迎えしてみたいと思ったからです。
みなさんも飼いたいと思ったら、価格、未来の大きさなどを調べてからお迎えしてください。命はプライスレスだからこそ、生き物を飼うのにお金をケチらないでください。

ー 学校では爬虫類、両棲類の話をしていますか?
学校の授業などで生き物関係の話をされると、「そうですよね、島﨑さん。」と先生から確認されるほど、学校で爬虫類や両棲類のことが好きだということが浸透しています。

ー 現在考えている事業について教えてください。

自分で描いた絶滅危惧種の絵をTシャツや缶バッジ、ポストカードにして、売り上げを栃木県の日光市にある、日本両棲類研究所での活動資金にするプロジェクトを行っています。
日本両棲類研究所で、僕は生き物の保護活動をしていて、サンショウウオの卵を研究所で預かって池に戻したり、池に住んでる生き物が快適に生きるためにごみやヘドロを取る活動をしています。

ー これからやりたいと思うことはなんですか?
他の生き物たちのグッズも作って売りたいと思っています。現在クラウドファンディングに挑戦しています。まずは多くの人に見てもらい、爬虫類や両棲類の魅力を知ってもらいたいです。
クラウドファンディングページはこちら!

KTサムネ新

着用写真

リターン5_2改

リターン3_3改

リターン3_2改

ー 何故 TimeLeap Academy (以下アカデミー)に参加しましたか?

理由は2つあります。
①マネースクール(TimeLeap Academyの前身のスクール)に参加していて、新しく始まるTimeLeap Academyにも参加したいと思ったから。マネースクールに参加したきっかけは幼稚園の頃から仲が良いアカデミー生に誘われたからです。
②爬虫類両棲類を救いたい、と思っていたが、チャンスがなかったから。とにかく実行しようと思いました。

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▲Money School に参加したけいてぃーの様子(当時小学4年生)

ー アカデミーに参加する前と後で変わったことはなんですか?

爬虫類や両棲類を好きな気持ちは変わってないけれど、「(爬虫類や両棲類を)救う」という気持ちが高まりました。アカデミーに参加する以前は、池の卵を保護することが助けになるのかなと思っていましたが、お金を集めるという助け方を知りました。
アカデミーって良い意味で頭がおかしいと思います。義務教育を受けながら起業や自分のプロジェクトに取り組むのはぶっとんでると思うし、大人がやっていることを義務教育中のみんなに教えていることがぶっとんでいるように感じました。

ー どうして絶滅危惧種を救わなきゃって思うようになりましたか?

人間は生物を殺して、絶滅に追い込むことさえあります。人間のエゴのために生物を殺すことって良いことなんでしょうか。生物が人間に殺されたり、虐待されているこの状態でほっといても良いのでしょうか。
自分はとりあえず死んでもいいから、1匹でも野生生物の数を増やせればいいと思っています。

ー 自分が死んでいいというのはどんな思いからですか?
好きなことには命がかけられるからです。自分という存在が無くなっても、ヒトという存在はいるのでそれならば生き物を助けたいと思っています。とはいえ、自分が健康じゃないと生物を守ることはできないので、まずは健康を保っています。「自分の命捨てても守る。」という覚悟があれば、なんでも出来ます。 

生き物を絶滅させたくないからです。絶滅危惧種の存在を知ってから、今は生きている生物が絶滅して欲しくないという問題意識を持つようになりました。

ー アカデミーではどんなことを学びましたか?

メンターは、リバネス代表取締役副社長CTOの井上浄さん、 株式会社ユーグレナ取締役副社長COOの​永田暁彦さん、株式会社ムスカ前代表取締役CEOの流郷綾乃さんが印象に残りました。

DAY12で浄さんのおっしゃっていた「人類みな研究家」という言葉と、浄さんの諦めない気持ちが印象的でした。

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DAY4の永田さんの授業を聞いて、人間だけではできないことを微生物にも頼るなんて凄い発想だと思いました。「人の健康を微生物が支えるなんて!」という驚きは忘れられません。

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DAY15で流郷さんがおっしゃっていた「虫が未来を変える。」という言葉に共感しました。「(環境問題を考えていたり、生物を愛しているのは)自分だけじゃないんだなー。」と知ることができました。

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ー 「自分だけじゃないんだなー」とおっしゃいましたが、どうしてそのように思いましたか?
僕は生き物に限らず「独特」なことが好きです。
周りの人は「(両棲類や爬虫類を)かわいいね。」とは言ってくれるけど、そんなに興味をもってくれませんでした。アカデミーに来て、(アカデミー生に)振り向いてもらえる、興味を持ってもらえるのは本当に良かったです。

ー 将来どんな人になろうと思っていますか?

①数々の生き物を救う有名人になりたい。
有名人になると人からの信頼が生まれます。周りからの認知度を高めて、お金を寄付してもらえるような人になりたいと思っています。

②研究所を建てたい。
研究所がかっこいいと思っているのと、人が身近な生活の中で生物を助ける方法を考えていきたいからです。

ー どんな世界にしたいですか?

人類みんな平等じゃなくて、生物みんな平等と言われる世界にしたいです。
アカデミーに参加する前からずっと思っていました。人類が環境を破壊しても、生き物にとってはなんのメリットもないけれど、逆に生き物が人間を殺してもらうのもダメだと思います。人間も生き物も食物連鎖などで上下はあるかもしれないけど、存在は平等というような世界を作りたいです。

クラウドファンディングページはこちら! 「絶滅危惧種を今救いたい!」

最後までご覧いただきありがとうございました。

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