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【活動日記】『分かりやすい文章=読者にやさしい文章』~原稿の添削を受けて~

分かりやすい文章を書く。

ライターを目指す僕が絶対に身に付けないといけない力。

でも、一体何なのか。テストのように模範解答は無いだろうし、手を挙げて『これです!』とも言えない。

だから、今まで文章術について書かれた本を読んできた。いろんなテクニックを学べたと思うけど、分かりやすい文章について明確な定義を作ることはできていなかった。だけど、書かないと、絶対に書けるようにならないから、記事を書いてnoteにアップしている。

書いた記事は寺田さんから毎回たくさんのダメ出しをもらっている。

『書き出しが面白くない』
『結局何を伝えたいの?』
『同じことを書き過ぎて、くどい』
『どんなプレーだったのか頭に描けない』…など。

足りない部分はどんどん出てきて、毎回自分の未熟さを痛感する。さらに寺田さんのダメ出しはいつも的確で、落ち込むこともあるくらい。

たくさんの課題を一度にクリアすることができれば、早く成長できるけど、自分はそれほど器用じゃない。1つでもできることを増やすために、たくさんのフィードバックの中から、今回はこれを意識しようと決めて取り組んでいる。

5月4日。
ファジアーノが水戸に勝ち3連勝を達成した。僕はCスタで観戦後、寺田さんからアドバイスをいただいていた。

寺田さんは僕のマッチレポートを読みながら、次々に修正点を指摘していく中で、何度も“分かりにくい”と言われた。

寺田さん『最初はファジアーノの話をしていて、2段落目から対戦相手の話になるんだよね?』

僕『そうです』

寺田さん『主語が切り替わる2段落目の最初の一文で、主語が後ろの方にある。長い形容詞が文頭に来ているから、主語が出てくるところまで読み進めないと、対戦相手の話をしていることが分からない。これは読者にやさしくないよね?』

僕『はい』

寺田さん『主語が切り替わるんだったら、まずは主語を文頭に持ってくる。そうすれば、読者はここからは対戦相手のことが書かれているんだって思ってから、読み進められるじゃん?』

僕『たしかに』

ダメな箇所だけじゃなくて、なぜダメなのか。こういうふうに直した方が、こんなふうにわかりやすくなる。寺田さんの教えは論理的で、スッと頭に入ってくる。

このとき、分かりやすい文章の軸を持っていなかった僕は、腑に落ちた。本で読んだ『主語と述語を近づける』テクニックに固執するあまり、形容詞を主語の前に付けることが多かった。そして、その形容詞も長い。テクニックに頼ることは、自己満足じゃないか、と自分を見つめ直してみる。

すると、本で読んだテクニックを多用したり、やたらと熟語を使ってみたり、自分を良く見せようとする虚栄心を発見した。これは、読者の存在を十分に考えられていない。

ここで僕は分かりやすい文章の定義を掴めた。

それは読者にやさしい文章が分かりやすい文章になること。読んでくれる人のことを第一に考えられた文章こそ、読みやすく、分かりやすい。

寺田さんに教えてもらった主語を文頭に持ってくるのは、すごく分かりやすかった。早速、意識していこう。

これからは分かりやすい文章=読者にやさしい文章の定義を確立させていきたい。確認するためには自分で読み返す作業が要る。書き手のまま読んでも、やさしい文章かどうか判断できないから、自分が読者にならないといけない。でも、書き手から読者になることは難しい。また新しい課題が出てきそうだけど、定義づけることができたのは大きな一歩だと思う。

次々と出てくる課題をどんどんクリアしたい。早く上達しないとって焦りもあるけど、頑張るしかない。

どうでしょうか?

最後まで読んでいただいた皆さんに優しい文章が書けているでしょうか?

読んでいただきありがとうございます。 頂いたサポート資金は遠征費や制作費、勉強費に充てさせていただきます!