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山室毅聡 Takaaki Yamamuro
2018年3月6日 23:41
少し寝坊をしてしまったので、紅茶をのんで身支度をする。近くのパン屋でパン・オ・ショコラをかって、メトロに乗って学校にむかう。授業がはじまるまえに廊下にある椅子にすわってパン・オ・ショコラを食べ、エスプレッソを自動販売機で買ってのむ。午前の授業がおわり、近くのパン屋でパン・オ・ショコラをかって教室でたべる。エスプレッソも買ってのむ。朝、起きてオレンジジュースをのんでバゲットを食べる。身支度をして
2018年3月1日 21:09
朝になるには、まだ早すぎる時間に目が覚めめてしまった。いやな夢をみていた所だった。もうどうしようもないなという所になって、引きづり戻されたようにベットの上で目を覚ますことができた。夢の中で、僕は瑠衣さんと一緒に実家の前にいた。二車線の道路を挟んだ向かいに広い駐車場がありそこに一匹の大きな虎が座っていた。しばらくその虎をみていると、こちらに気がついて走って向かってくる。慌てて玄関の扉をあけて中に
2018年2月22日 20:00
レパルスとメルは、このところずいぶんとなついてくるようになった。水槽に近づいてのぞいてみると、「きたぞ、きたぞ。」と近寄ってきて、その長い首をのばしながら目をみひらいて僕の顔をみつめてくる。そして、首を右左にうごかして「食事をとりたいよ。」という合図をしてくる。しかし食事をあげるには、まだ少し早すぎた。「きのう食べたばかりじゃないか。」と僕は首をふった。「申し訳ないのだけれど、これ
2018年2月21日 17:29
夜になり、ゆったりとしたソファに座ってビールを飲みながら読書をしていた。ヘミングウェイの短編小説集をぱらぱらとながめるように読み、それに飽きると音楽を選んでかけて聴き、またしばらくすると読書にもどった。そんなことをしているうちにオレンジジュースが飲みたくなってきた。なんの前触れもなくそれは急にやってきたのだった。ちょうどいい大きさの新鮮なオレンジを半分にしてしぼっていく、果実と水分がでてきて、
2018年1月25日 08:22
この日は、ふとした拍子で目を覚ましてしまった。パリに到着してしばらくたっているので、まったくもって時差ぼけなんかないはずなのに。時計をみると4時20分だった。こんな早くから起きるわけにもいかず、ふたたび眠りにつけるようにと横になるけれども、なかなか眠りにつけない。そういえば、さっきまで夢をみていた。そこでは僕は誰かと会話をしていた。椅子に腰をかけ、3人で円になり、何かの話をしていた。そこで
2018年2月10日 10:20
夕方になるかならないかぐらいの時に散歩をしていた。その日は久しぶりに雨も降っていなく、いい天気というわけではなかったけれども、久しぶりに散歩するにはぴったりの日だった。知らない通りを歩いていていると(実は適当に歩いていて道に迷っていたのだけれども)、少しばかり古びた建物があった。その建物を見上げると三階の窓から1人の男が、外を見るようにして立っているのが見えた。その男は、最初はかなり高齢に