『頭の悪い生徒はいない』

トレーニングを成功させる手段は、グループによって違う。スペインのクラブと、日本のチームでは、環境も文化も異なっている。それぞれには、そのグループに適した方法があるはずで、つねにこういう意識を持つべきである。
『頭の悪い生徒はいない』
トレーニングがうまくいかないのは、生徒ではなく、指導者の側に責任がある。もともと指導者には、しっかりと子供たちに学習させる義務があるのだ。変わるべきなのは指導者の方だ。少なくともそう考えるべきである。

史上最強バルセロナ 世界最高の育成メソッド
ジョアン・サルバンス

まさにその通りだ。耳が痛い。
練習がうまくいかない、それは常にプレイヤーの責任ではなく指導者の責任なはずだ。
工夫が足りない、説明が足りない、やれる余地はたくさんあるのに、「あいつは頭が悪い」とプレイヤーの責任にして仕舞えば責任を回避できると思っている。

でも結局、プレイヤーが上達しないのであればそれは指導者としての負けである。
同じ説明で理解できないのであれば、異なるアプローチを探し出す努力をしなければならない。
そう強く思ったセンテンスでした。

以上

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