私の好きな航空会社
今まで世界40か国ほど旅してきました。
飛行機が大好きです。飛行機に乗るために(そしてホテルに泊まるために)旅をしている、といっても過言ではありません。
国内や世界を旅する中で、私はあまり観光に時間を使いません。せいぜい1日2-3時間観光に出かけるくらいでしょうか。
私の旅のメインはホテルと飛行機の2つということになります。
飛行機というと、私はスターアライアンス(日本はANA)のマイレージ会員です。
そのため、必然的にスターアライアンス加盟航空会社を良く利用しますが、時々、他のアライアンスの航空会社にも乗ることもあります。
今回は、今まで乗ったことのある航空会社の中から、好きな航空会社を挙げたいと思います。やや偏りがあるとは思いますがご了承ください。
◆搭乗経験がある航空会社
まず初めに、乗ったことがある航空会社をあげます。
ある程度大手の航空会社に絞っていることと、記憶が不確かな部分もあるかもしれませんが、約30社くらいだと思います。(順不同です)
ANA★
JAL
United
American
デルタ航空
エアカナダ
カンタス
エミレーツ
エティハド
フィンエア
エールフランス
ルフトハンザ
オーストリア航空
スカンジナビア航空
KLMオランダ航空
TAP ポルトガル航空
イベリア航空
アシアナ航空
シンガポール航空★
タイ航空
インドネシアガルーダ航空
マレーシア航空
キャセイパシフィック
これらの航空会社のなかでも、★印のANAとシンガポール航空の搭乗回数が圧倒的に多いです。
私のフライトの半分以上はおそらくANAかシンガポール航空ではないかと思います(感覚ですが)。
LCCですと、下記の航空会社にも搭乗したことがあります。
※LCCのカテゴリー定義もあいまいですが、そのあたりはお許しください
ブエリング
Air Asia
Tiger
スクート
Zipエア
ジェットスター
バンコクエアウェイズ
サウスウェスト航空
Air Dolomiti (地域航空会社という分類で消化)
スカイマーク (LCCではなく、ミドルコストキャリアかもしれません)
そして、乗ったことはないですけど、近々乗ってみたい航空会社もあげておきますね。
大韓航空
カタール航空
ブリティッシュエアウェイズ
ニュージーランド航空
の4社です。
◆私が飛行機を楽しむときに重要視しているポイント
私が航空会社を好きになるポイントはいくつかありますが、主には以下の点です。
私が上げた5つ以外に、多くの人は、「食事」を入れると思います!
私のポイント5つに食事を入れていないのは、機内食をあまり食べないからです。
国際線の搭乗頻度があまりにも多く(10年間、毎週1往復はしていました)機内食を食べると量が多いからか、体に重さを感じることが増えたため、最近は「フルーツプレート」を事前オーダーしています。ただ私なりに食事がおいしいと感じた航空会社もありますので、後述しようと思います。
そのほかで言いますと:
アプリの使い勝手やラウンジの良さなどの点も含める人もいるかもしれませんえ。
アプリの使い勝手はどの航空会社も比較的使いやすくあまり差がありませんね。航空会社のアプリのUXはかなり進歩していると思います。
そしてラウンジの良さに関しては、次回「私の好きな空港&ラウンジ」として投稿したいと思います。
さらに、機材が新しいかどうかも重要視される方もいるかもしれません。
これは、「座席の良さ」「機内の清潔さ」に関連している部分はあるとは思います。
【番外】飛行機を楽しむことの大前提になっていること
少し話がずれますが、最初に断っておきたいのは、私が飛行機に乗る時に一番大事だと思っているのは、上記の5点ではななく、「安全運航」です。
どの航空会社にも、安全運航に関わってくれている数えきれないほど多くのスタッフの皆さんがいます。
パイロットの皆さんやCAさん、グランドハンドリングの方々以外にも、管制官やディスパッチャーの方々、その他、私たち乗客からは見えないところで安全運航を支える人がとても多くいますよね。
その方々の素晴らしい努力とプロフェッショナリティによって飛行機を楽しむことができていることに感謝しています。すべての航空会社が、安全に飛行してもらえるから「楽しめる」と思います。
今回、安全性については私の「ポイント5つ」に入れていませんが、とても大事な点だと思いましたので、こちらに書きました。
◆素敵な航空会社紹介
さて、ここからは私の好きな航空会社の紹介に入りたいと思います。
●化粧室の綺麗さ&機内の綺麗さ
この点に関しては、日系航空会社(ANAやJAL)が圧倒的に素晴らしいと思います。
私は、化粧室の綺麗さをとても重要視します。フライト時間が長ければ長いほど、化粧室を使用する機会も多いからです。
機内や座席の豪華さを追求する航空会社は多くありますが、この清潔感を維持している航空会社はあまり多くはない印象です。
私は、その座席や機内設備(化粧室など)を綺麗に使う心がけ(スタッフの方に加え、乗客も)こそ大事だと思います。
この点は、日系航空会社が、圧倒的に素晴らしいですね。
●座席の心地よさ
こちらに関しては、どの路線を多用するかにもよると思います。
路線によって飛ばしている機材も異なるからです。
ここでは、ビジネスクラスの座席について、という前提で書いています。
ファーストクラスに乗ればまた違うのだろうとは思いますが、座席だけで言えば、ビジネスのクラスの座席が格段に良くなったので、ファーストクラスの座席でなくても(私は)十分満足できます。
ちなみに私がよく乗る路線は、ファーストクラス座席がある機材が飛んでいることの方が珍しく、めったにファーストクラスを見かけません・・・
さて、ビジネスクラスは、座席配列が、2-2-2列の場合と、1-2-1の場合があります。
私は、1-2-1の方が好きで、特にこの場合の1席の方に座ると、プライベート感も高く過ごせますね。
ビジネスクラスの機材で2-2-2の配列ですと、隣と目が合うので、あまりプライベート感がありません。
そのため、私は2-2-2の配列機材はできるだけ乗らないようにはしています。
ANAの国際線は1-2-1の機材で、同じくスターアライアンス系のルフトハンザやスイス航空の東京路線は2-2-2を採用している機材が多いので、できればANAでヨーロッパに行きたいのはこの理由からです。
最近は、ビジネスクラスでも「パーテーション」を導入した機体も多く飛んでいます。
まるで小さなファーストクラスのような座席です(ANAのThe roomのようなもの)。
私がよく乗る東南アジア路線はパーテーション完備の機材が飛ぶことはまれなので、ヨーロッパに行ったときに乗る程度ですが、私の中でのパーテーションは、「あったら嬉しいけど、なくても可」的な位置づけです。
座席の形でいますと、フィンエアのシェル型シートは、世界で一番の素晴らしい快適さを持つと思います。
これはHPの説明からはこの快適さがほとんど伝わりませんので、1度乗ってみてほしいです。乗って後悔はない座席だと思います。
離陸後リクライニングなどを使うことによって、座席がまるで居間にいる可能ような広々とした快適な空間に変わる座席なのです。
このような設計の座席には、いまだかつてフィンエア以外に出会ったことがありません。もしかするとこの世に存在しているのかもしれませんが私は乗ったことがありません。
●機内での体験、CAの皆さんの温かさ・洗練さ・プロフェッショナリティ
機内でのCAさんのホスピタリティに感動する人も多いのではないでしょうか。
機内体験も、その航空会社のファンになる重要なポイントですよね。
日系2社が丁寧なのは誰しもが予想できることと思いますが、それを上回るのが、シンガポール航空です。
シンガポール航空は、エコノミーとビジネスで、サービス内容がかなり違うので、ぜひビジネスを体験してみてください。
できれば日本ーシンガポール線ではなく、シンガポールから他の国への路線の方がおすすめです。
洗練されたサービスとはこういうことを指すのかという驚きです。
全クルーが、ものすごくてきぱき動かれます。
洗練された英語で、過不足なく、かつ丁寧に対応くださいます。
ものすごく洗練されているので、一味違った機内体験ができます。
日系とシンガポール航空のサービスの違いは、
・日系は、乗客が「自分の要望を察してほしい」という気持ちに寄り添うようなサービス
・シンガポール航空は、乗客が伝えるサービスを精いっぱい対応しますというスタンス
のように感じます。
多くの日本の方は、前者を期待されるそうですが、私は後者の方が好きです。
なぜならtoo muchなサービスは、私にとっては心地よいサービスではなく、過分であるように感じるからです。
シンガポール航空に関わらず、私は搭乗時CAの方が挨拶に来てくれた際に、(業務のお邪魔にならないような範囲で)簡単な会話をしますが、その際にどんな旅にしたいか、私は何が好きかを簡潔に伝えます。
その情報に基づいて、CAの皆さんが適宜サービスをしてくださいますし、必要なものがあればこちらからお声がけをしてお願いします。
その対応の早さと的確さが、シンガポール航空のビジネスクラスクルーは、ぶっちぎりで素晴らしいのです。
CAの皆さんの対応の仕方・動きを見ていて、そこに美しさを感じるほどです。
詳しくはこちらも参考にしてください。
なお、日系以外では、ヨーロッパ系だと、ルフトハンザが私にとってはとても心地よい丁寧なサービス体験でした。
たまたまそのCAチームが素晴らしかったのか、ルフトの長距離国際線のCAチームはすべてそうなのか、よくわかりませんが、ルフトハンザについての印象が変わりました。
ルフトハンザは、ヨーロッパ内の移動でも短距離路線に数多く乗りますが、私はルフトハンザとの相性が良いようで、機内体験やチェックインから搭乗するまでの体験がとても良い体験をすることが多いです。みんな優しいです。
●チェックイン時から搭乗までの体験
私は、機内体験だけではなく、チェックインから機内の体験までのすべての流れも重要視しています。
これをトータルエクスペリエンスと名付けています。
シンガポール航空は、「ラウンジの"設備"」と「機内体験」の2つは、ぶっちぎりで世界一だと感じますが、チェックインやラウンジにおける「スタッフ」の対応は感動はごく普通です、
ただ、パイロットの皆さんの乗客への対応に素晴らしさを感じます。
シドニー空港からシンガポール航空に搭乗した時の出来事。
ゲートから機内までのルートがやや入り組んでいて、どちらの方向に行くのか迷っていました(周囲には私1人でした)。
そこに後ろからパイロットの方が偶然に来て、「どうされましたか?」「私が、機内までご案内いたしましょう」とても気品高い英語で対応してくださいました。
機内に入るまでの間少し会話もし、そして、機内に着いたときに、そこで待ち受けていたCAの方に「こちらのMs. Tomokoです。よろしくお願いします」と引き継いでくれました
パイロットの方々の乗客への対応の素晴らしさは、ルフトハンザやKLMでもよく感じます。
この2社はフレンドリーな対応をしてくれるパイロットが多いように思います。
そして、この「トータルエクスペリエンス」が強いと言えば、日系!
日系はトータル力が強い!
私はANAをよく使いますが、ANAの人は、チェックインからラウンジでの対応、ゲートでの対応まですべてのスタッフの温かさを感じる航空会社だと思います。
(JALは搭乗回数が少ないのですが、それでもJALも素晴らしかったです)
スタッフの方々のお邪魔にならない程度に、チェックイン時もラウンジでも私は少しの会話をすることが多いのですが、その時の会話の心地よさも素晴らしく、それに加えメッセージカードをその場で書いてくださったり、荷物にカードをつけてくださったりと、様々な「サプライズ」をしてくださいます。
メッセージを添えてくださる機会が多いのがANAです。
そのお心遣いは1度や2度ではなく、本当にたくさんの温かさをいただいています。
どれも忘れられないものばかりですが、一番驚いたのは、10年間の駐在を終えて、日本への帰国の便に乗った時の出来事です。
その時もANAでした。
12月の最後の週だったということもあり、機内でCAの方から「仕事納めですか?(冬休みで日本に一時帰国ですか?)」と聞かれました。
その時に、「10年の駐在終えて、日本に帰る便です」と話しました。
そうしましたら、食事が終わったときに、「祝:日本帰国!10年間、お疲れさまでした!」と書かれたメッセージプレート(チョコペンでメッセージを書いてくださいました)を持ってきてくださいました。
私にとっては一番の宝物になりました。
ANAさんの温かさが私はとても好きです。
【番外】食事のおいしさ
私は機内での食事は、「フルーツプレート」を事前オーダーして、いただくことが多いです。
それは、機内食を食べ残してしまうことが続いたため(量もさることながら、避けている食品も多いことや、味になじめないことなどが重なった結果)、食べきれるものをと思ってのことです。
ちなみに、お酒はこの数年でやめてしまったので(それまではお酒好きでした)、機内でもお酒は一切口にしません。
「機内食=フルーツプレートとソフトドリンク」である私も、
この航空会社の食事はとりたい!おいしい!と思う航空会社があります。
それは、エミレーツとエティハドです。どちらも中東系。
たまたま中東系だったのか、中東系の食事が全体的においしいのかわかりませんが、この2社はダントツ私の口に合い、おいしくいただきました。
この2社に乗る時は、通常ミールをいただくことにしています。
食事の味は好み次第なので、一概にここがおいしい・そうでもないということも言えない部分がありますね。
実際にいただいてみた中で、好きな味に出会えるといいですね。
ちなみに、私の周りで食事の良さで人気があるのは、エールフランスとJALです。
◆私の好きな航空会社TOP5
ということで、色々書きましたが、今まで30社乗ってみた経験からの私の好きな航空会社ランキングTOP5は以下の通りです。
選定基準は、
「(同じ路線をすべての航空会社が飛ばしていて、金額もスケジュールなどすべての条件が同じであったとしたら)どの航空会社に乗りたいか」
という基準です。
ちなみに、1位2位は甲乙つけがたくタイにしました。この2社がぶっちぎりで好きです。
なお、世界航空会社ランキングというものがありますので、良ければ参考にしてください。
以上が今日現在のランキングでした。
ANAとシンガポール航空は愛している航空会社2社なので、おそらく私の旅の半分以上はこの2社にお願いするとは思いますが、再度乗ってみたい航空会社、ぜひ乗ってみたい航空会社もたくさんありますので、この先も、様々な航空会社に乗って、世界の旅を楽しみたいと思います。