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「メンタルヘルス」を再整理してみた

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セロトニンせんせいの竹本功二です。今日もご覧いただいてありがとうございます!セロトニンのお話を中心に、心も身体も元気ハツラツになるための情報をシェアしています。

シリーズでコロナウイルス・外出自粛対策の記事を書いています。以下のマガジンで一通り読んでいただけるため、ぜひご覧になっていってください。

前回前々回の記事で、室内でも実施できるオススメ運動についてお伝えしました。そこでお伝えしたかったのは、「メンタルを改善したいなら積極的に運動しよう」ということです。

今回はその主張の補足記事として、「そもそも運動がなぜメンタルに影響を及ぼすのか?」についてお伝えします。

セロトニン以外にもメンタルを良くする成分がある

このNOTEの中で繰り返しお伝えしているのは、セロトニンがメンタルを良くすることです。
というのも、セロトニンは脳の中の広範囲の神経ネットワークに関与しているからです。セロトニンが不足すると、そのネットワークにおける脳機能が低下に繋がり、思考・感情機能が低下します。うつ病がその最たる例でしょう。

ただ、ここ最近感じていることがあります。私は毎日30分~1時間程度のウォーキングを継続し、セロトニンを増やす努力を続けているのですが、どうもメンタルの状態を保つには限界があるな~と感じていました。

そんな中ふと、久しぶりに30分程度のランニングを実施したら、すごく気分がスッキリして、さらにその良好な気分が数時間続いたんですね。

「メンタルをよくするのはセロトニンだけじゃないのでは?」と感じ色々調べたところ、色々な物質がメンタルに関与していることが確認できました。

その成分とは?

メンタルを良くする成分、それはBDNFドーパミンβエンドルフィンという物質です。

BDNF

BDNFとは、脳由来神経栄養因子というたんぱく質です。うつ病などの様々な精神疾患に関与する物質として近年注目を集めています。「頭が良くなる物質」という表現もされています。
BDNFの働きは簡単に言うと、「脳の栄養」です。
神経の生成・成長を促し、神経同士をつなげ、神経の保護などにも一役買っています。

ドーパミン

ドーパミンとはセロトニンやノルアドレナリンと並ぶ三大神経伝達物質の一つで、「やる気」ホルモンとも言われています。
快の感覚を司り、報酬系という脳回路に関与しています。
褒められて嬉しく感じるときなどがドーパミンが働いたわかりやすい例です。
向上心やモチベーション、記憶や学習能力、運動機能に関与しています。

βエンドルフィン

βエンドルフィンは神経伝達物質のひとつで、多幸感をもたらすといわれています。「ランナーズハイ」を作り出す物質の一つとして有名です。
βエンドルフィンの役割は以下の通りです。
・多幸感
痛みや苦痛に対する鎮静作用があるのですが、それがさらに多幸感へと転換されます。気分が高揚し、何かに熱中したりするエネルギーが湧いてきます。メンタル的に充実してきて、前向きな考えになります。
・アンチエイジング
βエンドルフィンには活性酸素を減らす抗酸化作用があります。また、毛細血管を広げて血液循環を良くする効果、
・覚醒作用
集中力、思考力、記憶力、創造力など脳の機能が全体的に向上、つまり覚醒が起こります。脳の覚醒に伴い関連する神経系も活性化するため、運動能力向上にも繋がります。

これらの成分が増えたことによって、セロトニン単体だけでは得られないメンタルの満足感が得られたのだと考えられます。

メンタルヘルスの再定義

私自身の体験から考えるメンタルヘルスは以下の2点です。

・セロトニンやドーパミン、βエンドルフィンなどの脳内ホルモンバランスが取れていること
・BDNFなどの脳神経を構成している栄養が充実していること

難しく書きましたがまとめると、「脳を健全に機能する状態にしよう」ということになります。

そしてその「メンタルヘルスを作るためには運動しましょう」ってことになるのですが、
最適な運動は何なのか?については次回詳しくお伝えします。

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