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OPEN MICで見つけた詩、初公開。
6月の雨の夜、OPEN MICに行ってきた。
OPEN MIC(オープンマイク)とは、カフェやライブハウスのステージ上のマイクの前で、飛び入りの参加者がパフォーマンスを披露することだ。音楽から詩、小話までなんでもいい。
今回のOPEN MICで発見したとっておきの詩を紹介しよう。(後に拙訳あり)
ホテル コックローチ
「チェックインしてもチェックアウトしません」という広告。
でも、ぼくにはわ
ヨン・フォッセが奏でる波のリズム
前回のノーベル賞がらみで、2023年のノーベル文学賞を受賞したヨン・フォッセの戯曲『だれか、来る』を読んでみた。
登場人物は海辺の片田舎に世間から逃げてきた意味ありげな男女のカップル、その二人に割り込む若い男、死者たちの気配のみだ。本の表紙がこの作品の雰囲気を如実にあらわしている。
解説からおもしろいと思ったことを抜き出してみる。というのも、フォッセの作品や人物像を知るのに、翻訳者による解説や
なぜ、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したのか?<2>
わたしたちノーベル賞の仮選考委員会は、第二審査に移りました。
詩の重要な要素に韻(rhyme)があります。
だれもが耳にしたことがある「Humpty Dumpty(ハンプティ・ダンプティ)」では、
Humpty Dumpty sat on a wall,
Humpty Dumpty had a great fall.
All the King’s horses and all the King’
なぜ、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したのか?<1>
2016年10月、小説家や詩人、劇作家などに贈られるノーベル文学賞が、アメリカのシンガーソングライターでフォーク・ロックミュージシャンのボブ・デュランに授与されたときのことは今でも鮮明に覚えています。
受賞発表のあと、多くのメディアがこの話題を取り上げ、「文学界では衝撃が走った」と報じていました。なぜなら、ノーベル賞100年の歴史上、はじめて歌手が文学賞に選ばれたからです。
最近の受賞者には、
文学フリマ東京2023.11.11
「文学フリマ」にいってみた。
はじめての経験。
会場につくのがお昼すぎるから、
人の波はおさまってるかな、と期待してたけど、
入る前から、人・人・人で、
時間がたつにつれて、来場者がどんどん増えてきて、
身動きとれなくなりそうなほどだった。
しかも、まったく予習していなかったため、
第一展示会場と第二展示会場で、
何のカテゴリでわかれているのかもわからないまま、
人の流れにまかせて、あいうえお順
ホイットマン、アメリカの大地で吠える
「アメリカの叙事詩人」と称された(Walt Whitman)。一生涯をかけてひとつの詩集に取り組んだ孤高の叙事詩人。
『Leaves of Grass(草の葉)』から印象に残った詩の一部をとりあげます。
はじまりはポーマノックから
……
世界はふたたび原初にかえり、見渡すかぎり壮観なけしきが広がる
新しい競争、新しい政治、新しい文化・宗教、新しい発明・芸術を用いて
はるかに大きなスケールで こ
ウェンディ・コープはフクロウを食べない
イギリスで人気の現代詩人ウェンディ・コープ(Wendy Cope)。彼女のユーモアとウィットで、クスっと笑える詩が、’Kindness to Animals’(動物へのおもいやり)。
動物へのおもいやり
ベジタリアンになるなら
夕飯に子羊(ラム)の肉は食べないわ、
そうすれば、もっといい人になると思う。
(中略)
でも子羊は絶滅に瀕しているわけじゃないよね
(中略)
メンフクロウはこれまで一度
カミュの横を歩いてみる
英語で詩・文学を楽しむ仲間ができました。
せっかくなので素敵な作品をシェアします。
(日本語訳者はわたしです。あしからず)
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Don't walk in front of me, I may not follow.
Don't walk behind me, I may not lead.
Walk beside me and be my friend.
by A