【ちんちん短歌出版世界】藤田描

「ちんちん短歌出版世界」の世界長をしている者です。 ちんちん短歌同人誌『ちんちん短歌』…

【ちんちん短歌出版世界】藤田描

「ちんちん短歌出版世界」の世界長をしている者です。 ちんちん短歌同人誌『ちんちん短歌』を出版しました。これが世界なのかわかりません。

マガジン

  • 小説・ちんちん短歌

    短歌奴隷・公孫建は大伴家持の前で10年後、ちんちん丸出しで短歌を披露することになる。大伴家持は短歌が大好きで、ちんちんを丸出しのまま、建に短歌蒐集の旅を命じる。建はちゃんと服を着て、ヤマト全国短歌集めの旅に出るが、行く先々でちんちんを丸出しになるのであった。  奈良時代末期、ちんちんをむき出しにして短歌を集めた人間が、確かにここに居たのだ。

  • 「ちんちん短歌」を考える世界

    「ちんちん短歌出版世界」の世界長・藤田描が、ちんちん短歌同人誌『ちんちん短歌』の改訂増補をするために、ちんちん短歌について考える世界を作りました。酸素が一切ないので、生物たちはここに居ませんが、何も酸化させることのない、ゆるい星です。

  • オリジナルTRPG『頭部食品マンの夜』について

    藤田描作成のオリジナルTRPGについての記事です。 頭部が食品で出てきている世界に異世界転生してきたPLと、そのPLの正気を失わせようとするキーパーの、準備なしで30分で完結する二人用TRPGです。

  • ちんちんで見た映画感想記

    目ではなく、ちんちんで一般映画を見た感想を書いています。映画館で見たものだけ書きました。映画館ではちゃんと服を着ています。

最近の記事

なぜ、野球に無関心でちんちんにしか興味がなかった私が日ハムを応援しに北海道へ行くチケットを予約するに至ったのか

 2024年、6月。  私は日ハムのにわかファンになった。  わからない。  野球、一年前は全く興味なかった。  それが、特定のチームを応援するために、北海道に行くまでになった。    そもそも、何かを好きになるって、なんだ。  好きになる理由が分からない。私は何も好きではない。自分のちんちん以外何も好きではない。恋人が二度(三度かも)いた時期もあったが、多分、私は、本質的に恋人すら好きになっていなかったかもしれない。  なのになぜ、私は今、日ハムを好きになり、応援し、北

    • 小説 ちんちん短歌 第29話『セックス刑』

       小舟には、建だけが乗ることになった。常陸娘子の遺体の入った行李と、建が、ぽん、と船に置かれる。  船頭もいない。ここまでついてきた異民族のケロケロの二人も、ここでお別れだ、という。 「あの浮島がそう」  と、ケロケロのケロッピが指をさすと、もうちょっと、本当、20メートル先に、葦が茂っている。 「別に、船でなくても渡ろうと思えば渡れるけど、ところどころ、川底、ヘドロで、足元取られちゃうから、小舟がいいんだよね」  と、小舟。ただ竹の棒があり、これで川底をついて行けば

      • 小説 ちんちん短歌 第28話『歌はいいから先へ』

         一歩歩くたびに、胸の傷の毒が体に染みていくのが分かる。よくないものが、じわじわと全身を犯していく。  つらい。  つらいが、しかし、つらがるほどにはつらくない。  この感じ、ああ、前に落ちた地獄で味わった奴。地獄は繰り返すんだな、と思う。繰り返し、繰り返し、繰り返し、無限で、だからつまんないんだな地獄って。新鮮さすらもうないんだなあと、建。  一気に来るつらさなら、それはきっと、劇的なものになり、感情が強くだろう。もしかしたら、希望にも生きるよすがにもなるのかもしれない

        • 小説 ちんちん短歌 第27話『心(シン)が死ぬ』

           心臓に近い位置だ、と思った、建。  左の脇の近くに、女から投擲された匕首が突き刺さっている。 ・・・・・・・・・・・・・・ 「ここを強く打つとね」  左胸の乳首の先に、冷たい青銅の矛の切っ先が触れる――これは走馬灯なのかもしれない。大伴家持から武技を習った時の事を思いだした。 「死ぬのよね」  当時、10歳くらいか。建が奴隷になったばかりの頃。裸でちんちん丸出しの建に、大伴家持は青銅の矛を突き付けた。 「基本、殺すときに狙うのは頭。次は首。だいたいそのあたり、兜や鎧

        なぜ、野球に無関心でちんちんにしか興味がなかった私が日ハムを応援しに北海道へ行くチケットを予約するに至ったのか

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        • 小説・ちんちん短歌
          29本
        • 「ちんちん短歌」を考える世界
          41本
        • オリジナルTRPG『頭部食品マンの夜』について
          3本
        • ちんちんで見た映画感想記
          7本

        記事

          ちんちんエッセイ 『ウケない。』

          「まいにち大喜利」の大喜利の講義回をみた。 『「まいにち大喜利 produced by au」・ともしげ大喜利勉強会』  この動画、とても面白いし参考になる。その一方、講義の肝の一つである「それを言う人に見合った解答」をせよ、というところに、正しいけれど、辛いなあと思った。  特に動画の最後のほうの、ともしげさんの表情にそれを感じる。  わかる。自分に見合う、とされたその答えをしたくない気持ち。  結局、習った講義で学んだことではなく、自分のやりたい答えを出す・モグライダ

          ちんちんエッセイ 『ウケない。』

          小説 ちんちん短歌 第26話『エモのスイッチをただ押しているようなつまんねえ尻振り』

           令なる寒さが和らぎ、梅の花が咲くころになった。  村の農夫ら数名が、なんとなく区画を区切った泥濘に、穀物の種を蒔く。もう、適当に撒く。素人目に見ても、あきらかにダメな種の撒き方をしている。  建はその光景を、石の上に座りながら見ている。石の冷たさが、穿いているアフリカンパンツ越しにちんちんへ伝わる。  農夫は建の視線に気づくと、笑いながら語りかける。 「食わしてんだよ、鳥に」 「なんで。貴重なのに。米」 「そうでもねえよ。こんなもんバカ採れる。だから今のうちに鳥に食っても

          小説 ちんちん短歌 第26話『エモのスイッチをただ押しているようなつまんねえ尻振り』

          小説 ちんちん短歌 第25話『ごはん、住居、そしてちんちん』

           色がある、と思った。色は、食えるのか、とも。  建の目の前に膳が供えられている。椀の、鮮やかすぎる赤漆の色が食べ物たちに遷ったのかと思ったが、そうではない。食そのものが鮮やかな色を放っていたのだ。こんなものを見るのは、建は初めてだった。食べ物とは白か茶色か黒だと思っていた。だが、この焼きエビの紅、茹でた菜の花の黄、生鮭膾の赤の鮮やかさはなんだ。この歓待はなんなんだ。  クジ・ナガ・アラチ・ツクバ四郡連合集落の相(実務執行官)である物部石上兎麻呂(もののべのいそがみのとま

          小説 ちんちん短歌 第25話『ごはん、住居、そしてちんちん』

          ちんちんエッセイ 『生雪見だいふく』

          「それがね、ないの、ないんだよ、どこにも。前回出会ったOKマートに行ってもないんだよ。生雪見だいふく」  と、馴染みの商店で手にした雪見だいふくに語り掛ける。生雪見だいふくがなかったので、仕方なく、いつもの普通の雪見だいふくを買った。  そしてセックスをしている。ちんちんを、雪見だいふくの中に入れながら話している。  僕は、セックスをしながらのこの話し方が好きだ。一番本音をしゃべれるからだ。  だが雪見だいふくは、溜息をつき、顔をそらしている。 「こっち見てよ」と、僕。

          ちんちんエッセイ 『生雪見だいふく』

          小説 ちんちん短歌 第24話 『万の葉』

           大偉川から海沿いの道を歩くこと、7日。  道中、建は朝露を飲み樹液を啜り、食べ物は、疱瘡で滅びた村の蔵に分け入り、落ちている穀物をよく噛んで食べた。火を通していなかったが、もう腹は壊さない。地獄に慣れたからだ。疱瘡も経験している。病に免疫ができていた。  人は地獄に慣れる。  地獄に落ちて、落ちて生きて、生きて、生きたから、生きれる。  すれ違う人はあんまりいなかった。行き倒れ、死にかけている者になら出会った。道のど真ん中に倒れている回復の見込みがない旅人を見かけると―

          小説 ちんちん短歌 第24話 『万の葉』

          小説 ちんちん短歌 第23話 『人の営み』

           気がつけばその小屋で一晩を明かしていた、建。  この小屋は川渡しの順番を待つ臨時小屋であり、別の利用者がやってきて眠っていた建を起こしたところだ。  寝ちゃっていた。  歌を記憶したからだ。  高橋文選の歌った長歌を記憶し、反復して何度も何度もつぶやき、そのつぶやきのまま体を動かし、何度も何度も染み込ませていたら、時を忘れた。日が傾いて小屋が闇に包まれても、その闇の中で、ぶつぶつと先の歌を口にして繰り返していたんだ、建。  長歌を覚えるのは、短歌より時間がかかる。でも覚

          小説 ちんちん短歌 第23話 『人の営み』

          小説 ちんちん短歌 第22話 『サブカル貴族』

          「さっきのあれ、『ムシオ』って子が話してくれたものだよね」  高橋文選の口から「ムシオ」という言葉が出た時、何かすごく、嫌な感じがした。 「正しくは、ムシマルと言います。面倒なので誰もそう呼びませんでしたが」 「……へえ」  笑いながら、よっこらしょ立ちする高橋氏。   「「ムシマル」の名の縁もある。先の歌は我が祖父、高橋虫麻呂の作とする。そう記憶してくれたまえ、短歌奴隷君」  高橋虫麻呂――。  ひとつ前の世代の著名な歌人――特に長歌の名手として知られている。  この男

          小説 ちんちん短歌 第22話 『サブカル貴族』

          小説 ちんちん短歌 第21話 『うんこちんちん』

           建はうなだれながら、ちんちんを見た。  真っ白なはずのちんちんが、茶色だった。  それはうんこだった。  川渡しのねぐらにはトイレがない。なのでうんこは普通に外でするのだが、川渡しの男たちは皆、もう疲労と寒さで頭がおかしくなっていた。うんこのために、というか、わざわざ自分の身のために外に行くのも煩わしくなり、寝ながらうんこをする者が後を絶たなかった。  だからねぐらの床はうんことゲロにまみれていた。寝れば寝るほど、その体に、ごろごろするたびに、ちんちんに、うんこが付いてい

          小説 ちんちん短歌 第21話 『うんこちんちん』

          小説 ちんちん短歌 第20話『誰が死んだほうがいいか話し合う会』

           川渡しの男たちのねぐらで、誰が死んだほうがいいか話し合う会が行われようとしていた。していたが、しようとしていただけで、誰もしていない。全員、黙っている。  30人の痩せた男たち。ちんちん丸出しの、裸の男たち。なんらかの欠損がある男たち。肌に纏わる汗やよだれやうんこをちゃんと拭かないので汚い男たち。火が灯る囲炉裏を中心に、黙り、何か言おうとしているが、何か言うのが怖くて、どうしたものか、ただそこに居る男たち。  建も、その中にいる。  その中に居て、何もしていない。隣にい

          小説 ちんちん短歌 第20話『誰が死んだほうがいいか話し合う会』

          小説 ちんちん短歌 第19話『無能のための短歌教室』

          「ハァ、水は飲ますな、オイ川の水をョ馬にィ」 「水は寒くて、馬の骨もサ、カンカチボウよォ」 「ヤンマー、ヤンマー、ホーリンリン、リンリン三千里」  月が一段と大きくなるころだった。秋になり、川の水が人を殺す冷たさになってきた。  ちんちん丸出しの男たちは、ウタを歌いながら川渡しを続けている。  彼らを監督している太夫も、ウタを歌うのをやめろ、とは言わない。歌っていないと死ぬからだ、寒くて。  夏の暑い盛りを過ぎ、秋の風が吹いても、オオノウラのオヤカタは男たちに服を返さなか

          小説 ちんちん短歌 第19話『無能のための短歌教室』

          小説 ちんちん短歌 第18話『きらきらし』

           葦があちこちに茂っていて、背の高いものだと胸のあたりまで生えている。だから、葦の群れるところに立っていると、ちょうどちんちんは隠れる。  建はまた、ちんちん丸出しだった。赤の韓服も、下半身のアフリカパンツも着ていない。ここのところずっとそれで生活している。建のまわりにいる男たちも、全員そうだった。同じだった。ちんちん丸出しだった。  朝。まもなく、一番鶏が鳴く。  鳴いたら、建や、他の全裸の男たちも、川べりに整列するのが習わしだった。  建は大勢の全裸の男たちと共に、川にい

          小説 ちんちん短歌 第18話『きらきらし』

          文学フリマ東京37に参加して思った集客の事、入手した本、そして公共性について、ちんちんを出しながら思ったこと。

          見本誌を回収し忘れた 文フリから帰宅し、お金勘定をし、エクセルに収支を入力していたところ、謎に、2冊分が行方不明。いろいろ頭をひねっていたが、見本誌コーナーに提出した本を回収し忘れていた事に気づく。  でも、見本誌コーナーを見てきてくれた方もいたから、あれは効果あるんだろうなあ。 文学フリマ東京37に参加しました というわけで、私たち、私、ちんちん短歌出版世界は、文学フリマ東京37というイベントに参加していました。  既刊2冊『ちんちん短歌』と『ちんちん短歌〈ちんちん編〉

          文学フリマ東京37に参加して思った集客の事、入手した本、そして公共性について、ちんちんを出しながら思ったこと。