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公式SNSアカウント運用

【重要】

当記事は18歳以上を対象としております。

【おことわり】

本記事はいちエンドユーザによる、利用者(ファン・消費者)視点からの見解です。そのため、技術面など専門的な記述が皆無な点をご容赦願います。

もくじ


公式SNSアカウント

人々は、日頃から数々の著名人や推しや様々な企業や商店による精力的な活動に勇気づけられております。
スポーツ選手・チームや著名人やミュージシャンやバンドやアイドル、数々のクリエイターや積極的な広報活動を展開している企業や商店など、枚挙にいとまがないですね。
インターネットの目覚ましい普及により、いまやテレビや雑誌やラジオのみならず、彼らの日々の活躍や発言を瞬時にしてキャッチできる時代になりましたね。
その中で欠かせないのが、事務所やテレビ局やレコード会社などのマスメディアや、プロスポーツチームなどが運用している公式SNSアカウントの存在です。
試合結果やライブの曲目や様子、いま何を思い感じているか本人によるメッセージを。企業や商店の場合は、新商品・新メニュー情報やバーゲン・割引情報などのお得な情報を発信しているので、私たちの日常生活におおいに役立っています。
なかには、返信やダイレクトメッセージを広く受け付けており、心のこもった熱いエールや激励メッセージを送ってコミニュケーションを取ることが可能なアカウントが多いです。
当記事では、日々進化を遂げているSNSプラットフォームや、これらにまつわるメリットやデメリット、注意すべき点について説明いたします。
最後までごゆっくりお読みください。

SNSプラットフォーム

主に次のプラットフォームにて展開されています。ジャンルや活動内容やファン層や投稿内容に応じて、明確に使い分けているところが多いです。

ブログ

インターネットが普及し始めた時代から続いているスタンダードなプラットフォーム。
以前はアマチュア・インディーズ系のロックバンドに多く利用されていましたが、近年では演歌・歌謡曲系の歌手やタレントに多く利用されています。
本人が直接投稿するケースと、スタッフによる投稿がメインなケースに分類されています。

YouTube

これも古くから存在しているプラットフォームです。
音楽系のアカウントでは、新曲のミュージックビデオの本邦初公開や、演奏してみた・歌ってみた系の動画や、ゲーム対決やお菓子の食べ比べなど様々な企画が展開されています。しかしながら、視聴者による、これらの動画の無断転載やいわゆる切り抜き動画が随所に見られるのが難点です。

Twitter(「X」(エックス)に改称)

世界的に最もポピュラーなプラットフォーム。
ありとあらゆるジャンルで利用されています。
速報性が高いのが大きな特徴で、試合のスタメン発表や試合の途中経過や試合結果、テレビの大型歌番組の出演後のオフショットやライブの曲目や次のツアー日程の発表など、瞬時にして発信できます。
ベテランクラスの場合、スタッフが更新することが多いですが、中には本人による投稿が主体のかたもいらっしゃいます。本人による制作やレコーディングの裏話や、今感じていることや思いなどの心情の吐露が投稿されています。

Instagram

主にファッション業界や商店、モデルやミュージシャンやバンドやアイドルや若手歌手に利用されていますが、近年ではファン層の拡大を目的として、ベテラン歌手の参入も増加しています。
新しい投稿の告知はTwitter(X)で発信されることが多く、ライブ終演後に突発的にインスタライブが生配信されることもあります。

TikTok

新曲のキャンペーンを兼ねて、主にレコード会社やプロダクションが開設しているアカウントが利用しているケースが多いです。新曲のサビに合わせて踊る姿の投稿が多く見られ、いつもと違う側面が表現されています。

LINE

スポーツチームやスポーツメディアによる試合の途中経過や試合結果速報の発信に利用しているケースが多いです。芸能人アカウントのなかには、トークで話しかけるとランダムで名言が自動的に返信されるコミカルな仕組みを擁するところも。

他にも中小の様々なプラットフォームが存在しますが、代表的なプラットフォームのみに限定して列挙いたしました。

デメリット

しかしながら、人間ひとりひとりは姿形や価値観や生育歴が異なっているため、人々の情報の受け取り方や反応もおのずと異なります。そのため、中には次のような悪質な行為が散見されます。

【誹謗中傷】
大多数の人間が称賛の返信を送っているなかで攻撃的で口汚い返信を平気で送る人間がひとりでもいると、投稿者自身や他の閲覧者が不快な思いにかられてしまいます。
実際、SNS上で受けられた極めて悪質な誹謗中傷を苦にして、スポーツ選手が自ら命を絶ってしまった悲しい事件がありました。この事件を受けて、日本ではインターネット上の誹謗中傷や悪質な投稿に対する法整備が進みましたが、まだまだ課題点が多いのが現状です。
2021年の東京オリンピック開催時には、複数の選手がSNS上で誹謗中傷を受けたとのニュースがありました。海外と見られるアカウントからの人種差別的な投稿もあったと知り、世界的に人々にネットリテラシーが伝播されきっていない点が露呈されました。
日夜身を粉にして鍛錬に励むアスリート達に対して、なぜ平気でこのような投稿をするのか、不思議でなりません。警察による処罰や法整備の更なる強化を望むばかりです。

【ストーカー・嫌がらせ行為】
近年では、所属事務所や活動内容の規模問わず、男性の被害の増加も顕著です。なかには、メンタル面や体調を崩され、活動に支障をきたしている方も何人か見受けられます。公式SNSへの嫌がらせや脅迫の送信に加え、悪質なストーカー行為をする人間も見受けられます。
また、バンドやグループやチーム単位での被害も多く、滞在先のホテルや移動中の公共交通機関まで付きまとうケースもあり、一般の乗客やライブの客に対する迷惑行為となっています。「追っかけ」と言えば聞こえがいいですが、厳密にはストーカー行為であり、犯罪です。
昔、女性歌手が自らのライブ会場へ向かう際に甚大な被害を受けられ、幸い一命は取り留めたものの後遺症が残り、日常生活に支障を来たしてしまった事例がありました。全国の警察は、ストーカー行為撲滅に注力すべきです。

【無関係な返信】
時折、脅迫や誹謗中傷ではない、元投稿と無関係で意味不明な返信が紛れ込んでいることが見受けられます。
元投稿者側は、このような返信を非表示にできても、他の閲覧者は各自ブロックや非表示するしか方法がありません。元投稿者側は、このような返信の投稿者をすぐにはブロックせず、次の項で述べる方法で対処することが適切です。

トラブルを未然に防ぐには

返信やダイレクトメッセージの受付範囲を設定

大半のプラットフォームでは、ユーザー側にて返信やダイレクトメッセージの受付範囲を設定することが可能です。
投稿者や閲覧者の誰もが安心して利用できるためにも、臨機応変に設定することが望ましいです。
詳細は、各プラットフォームのユーザーマニュアルを参照願います。

投稿する話題の吟味

・賛否両論寄せられそうな話題(政治や宗教や時事問題など)については、投稿を極力避けることが適切です。
・客や他のユーザーに対する悪口や誹謗中傷の投稿は、悪質な客についての注意喚起や情報共有など業務上必要な場合を除き、極力差し控えましょう。
・企業や商店の公式アカウントの場合、業務と無関係な賛否両論起こりやすい話題についての記述ひとつひとつが、企業や商店全体を代表する見解だとみなされてしまう危険性がはらんでいます。
このような話題は、SNS担当者の個人用アカウントにて展開することが望ましいです。

過去の投稿の定期的な見直し

一般人時代や無名時代から使用している著名人アカウントの場合、人気が出た時に過去の投稿が人目に触れるケースが多いです。
たとえば、利用規約違反ギリギリの投稿や著作権や肖像権に違反する投稿、人種差別的や批判的な投稿や誹謗中傷他のユーザーとの返信バトルなどか発掘されてしまい、閲覧者のモラルによってはいわゆる炎上屋系アカウントやゴシップ系メディアに情報提供されてしまいます。
最悪の場合、著名人側が所属事務所から契約解除されるなど、活動の存続か危ぶまれてしまいます。
定期的に、過去の投稿を点検し、削除すべき投稿が見つかった場合にはすぐに削除することをおすすめいたします。

スルースキルを身につけよう

著名人本人自身で管理・投稿しているアカウントの場合、本人に全く関係しない投稿も含め、意に沿わない内容の投稿に当たってしまうケースに遭遇しやすいです。また、不快に感じる返信や引用リツイートやメンションを受け取ってしまった著名人が多いと思われます。
もしも、このような場合は、
・個人としての見解や感想など、さほど悪質でない軽微な内容ならば、相手の価値観の違いを受け入れ、無視(スルー)する。SNSによっては、相手にはバレないミュート(非表示)機能が用意されています。ミュート機能では、相手をアカウントごと非表示にすることができます。まずは、相手をミュートし、様子見しましょう。相手にしなければ、相手はいつしか飽きてしまい、また次のターゲット(攻撃対象)を見つけます。相手が飽きるのをひたすら待つしかありません。
・スパム要素の強い、無差別的な不審な返信や投稿に関しては、すぐにブロックしましょう。このような返信や投稿は、機械で不特定多数にランダムに送りつけているので、ブロックしたことは相手には伝わりにくいです。
・スパム以外の軽微な投稿や返信に対しては、「すぐに」ブロックすると相手にバレてしまう恐れがあり、トラブルに発生する危険性があります。
・相手への返信や引用リツイートやメンションでの投稿、投稿のスクリーンショットの公開は極力控えましょう(相手の名前部分をカットしたり、投稿の一部に黒塗りやモザイクを施しての掲載は、時と場合によっては可能)。相手によっては、SNS上での喧嘩などのトラブルに発展してしまう危険性があります。

詳しくは「安全な引用投稿」をご参照願います。

生命や尊厳を脅かす内容などの極めて悪質な返信や引用リツイートやメンションなどを受け取ってしまったり、そのような投稿を発見した場合は、当記事内の「関係機関への通報」の項をご参照ください。

プロフィール欄の定期的な見直し

SNSのプロフィール欄のリンクが切れている場合(出演番組公式サイトの閉鎖やプラットフォームのサービス終了などに起因)がまれに見受けられます。リンク切れのURLは、ただちに削除することを強くおすすめいたします。
また、「スタッフ(球団、チーム)が管理しています」や「投稿内容は所属先を代表する見解ではありません」、「個別の質問と返信には一切応じておりません」の一文を添えると、より安全に運用できます。

関係機関への通報

それでも悪質な行為や誹謗中傷が一向に止まない場合は、問題のアカウントをここで初めてブロックし、当該プラットフォームのユーザーサポートへの通報や管轄の警察への通報、弁護士への相談が適切です。
詳細は、次のリンクを参照願います。

その他

スパム判定に要注意

アカウントに関連する単語(自分の名前や商品名など)を少し出しただけの投稿に自動的にいいねをしているアカウントも多いですが、受け取ったユーザーによっては迷惑に感じる場合もあります。また、ハッシュタグの乱発は、各プラットフォームでスパム行為だと判定されやすいです。
節度をわきまえて運用しましょう。

ネットニュースの扱い

公式アカウントのなかには、思いがけず大手ネットニュースにて活躍を取り上げてくださった嬉しさから、何の文言もつけずに無言でそのまま当該ニュースのURLだけをどかっと掲載するケースが見られます。
しかし、これらの投稿もスパム行為と判定されやすいので、「◯◯ニュースさんが記事にしてくださいました。ありがとうございます」などの一文を添えて投稿することを強くおすすめいたします。

誤投稿に要注意

アカウントが管理者によって管理されている場合、アカウントとは無関係な個人的な趣味の投稿がされてしまった例がありました。これらは、運用しているアカウントと管理者のプライベート用アカウントの切り替えミスに起因するものでした。プライベート用アカウントは、管理を依頼されているアカウントとは別の端末で運用することが適切です。

最後に

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
私たちは、日頃陰ながら努力をされてい るみなさんの活躍に勇気づけられています。
みなさんがお互いに笑顔で楽しく過ごせるためにも、今回の記事がその一助となれば、幸いです。

【お願い】 いつもサポートいただき、誠にありがとうございます。 皆様からのサポートを心よりお待ち申し上げております。 サポートしたことはnoteには一切公開されませんので、ご安心ください。 よろしくお願い申し上げます。