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spinel3
小学生におすすめ児童書「紳士とおばけ氏」
おふろで頭を洗っている時、夜中にトイレに行くとき、ふとしたときに家の中で、なにかがいる気配を感じたことはありませんか?
私は全然まったくそういうものは鈍感で苦手なので、なんの気配を感じたこともないのですが、今回はそういうお話です。
と言っても、こわーい話ではなく、すっごくおもしろい話。「紳士とオバケ氏」です。
主人公はとっっってもまじめな紳士、マジノ・マジヒコ氏(この名前だけでもう笑える)。毎日、規則正しく生活しているのですが、ある時、体調を崩して、うっかりお昼の12時と間違えて、夜中の12時におひるごはんを食べようとします。いつも通りのランチを作り、ダイニングテーブルへ向かうと、そこにいたのは自分とそっくりの姿をしたオバケ氏。
うろたえつつも、まじめに丁寧な応対をするマジヒコ氏とオバケ氏の奇妙な共同生活を、おもしろおかしく描いています。まじめ一筋のマジヒコ氏が、徐々に変わっていくところや、2人のやりとりがとってもおもしろい作品。年長の次男に読み聞かせをしましたが、思わず爆笑してしまう場面が何度もありました。
まじめな人って素敵ですね。でも、まじめな人がちょっとまじめじゃなくなる瞬間ってもっと素敵です。
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