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子供におすすめ児童書「こども『学問のすすめ』」

久しぶりに児童書の紹介。

児童書といっても、物語ではなく、「学問のすすめ」。かの有名な一万円札の福沢諭吉が書いた本ですよね。その内容をかみ砕いで、わかりやすく小学生向けにまとめたものが、今回紹介する「こども『学問のすすめ』」です。

もとの文、それを今のことばに置き換えた文、その文についての解説、という3つがセットで、20近くの文がとりあげられています。

大人でも「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」までしかしらない人が大半なので、その先に何が書かれているのか、子供と一緒に読んでみるとおもしろいと思います。

「どうして勉強するのか?」という問いに深く答えてくれている点が、特に中学受験の勉強をする子供におすすめ。勉強するということは、自分個人にとってどういう意味があるのか、ということだけではなく、国や社会というレベルにおいても、どんな意味があるのかということを説いています。とても幅広い視野にたち、学ぶことを考えた良い本だと思います。

とはいっても、これを買ってきて本棚においていてもなかなか手に取る子供は少ないかもしれないですね。

わがやでは、買ってきた当初(たぶん長男が小3か小2くらい)、夜寝る前に、長男と長女に1ページずつ読み聞かせをしていました。

その後、間をおいて、家庭学習の音読用の本として使っています。長男と長女が使い、今は小1次男が、毎日の音読に使っています。朝から大きな声で「天は人の上に・・・」と聞こえてくるのもなかなかいいもんです。

古いけど、いつの世も変わらない良書は、できるだけ読んでおきたいですね。


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