子供と同じ本を読める喜び
子育てをしていると、ところどころで、小さな喜びに出会う。
寝返りをうったとき、
歩いたとき、
自転車に乗れたとき、
小学校に入学したとき。
私にとって、一番最近の喜びは、
子供と同じ本を読み、感情を共有できるようになったことだ。
わがやには子供が3人いる。
小5長男、小4長女、5歳次男。
先ほどの子供というのは、3人のうちの小5長男のことである。
同じ本といっても、児童書や絵本ではない。
それらの本なら、大人が子供側に歩み寄れば、
いつでも一緒に読むことができる。
同じ本というのは、私の所有してる本ということだ。
具体的には、「村上春樹」「コナン・ドイル」「星新一」である。
自粛生活の中で、読書をする時間が増えた。
書店も図書館も閉まっている中で、長男は自宅にある児童書を読みつくし、
私の本棚に手を伸ばしてきたのだ。
特に長男のお気に入りは「星新一」。
私自身も子供の頃から愛読してきた作家の1人だ。
「この話はオチがすごい」
「ここは笑えるね」
と、感想を言い合えるようになった。
おもしろいと思えるポイントが一緒なので、なお嬉しい。
子育てに、こんな喜びがあったとは。
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