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中学受験におけるケンカの種類・夫婦間と親子間

中学受験をしていると、家族間での衝突が度々おこる。人数のぶんだけ種類があるわけだけど、主にこの2つについて考えてみたい。

①親子喧嘩

親と子の衝突。中学受験関連のSNSや本をみていると、これが一番多いのかな?と思う。各家庭によって詳細は異なるだろうけど、ざっくり言うと「勉強しない・言ったことをやらない子供vs親」という構図かな。

わがやの場合は、以前のnoteに書いたように、これはあまりなかったです。詳細はコチラにあるので、今回は省略。

②夫婦喧嘩

子供の中学受験に関する、夫婦間での衝突。これも、多かれ少なかれどの家庭でも起こっているのでは?

夫婦といえど赤の他人。中学受験に限らず、お金・介護・習い事・仕事・家事…あらゆることで価値観のすれ違いは起こる。それが中学受験においても発生するということですよね。同じ自分でも去年の自分と今日の自分は違った考えを持っていたりするので、夫婦の考えが異なるのは、まぁ当たり前ではある。

わがやの場合も、長男の中学受験に関しては、何度も衝突し話し合いを重ねてきた。

中学受験開始(小4)当時の夫婦のズレ

私と夫の考えの違いは、大雑把にいうとこんな感じ。

夫:目標に向けてつらくてもそれ相応の努力を日々すべし。みんなそうしているし、そうしなければ受からない。簡単な世界じゃない。「二月の勝者」の島津パパはいきすぎだけど、ある程度の努力は必要。辛さもあって当然。

私:勉強に対してポジティブな気持ち(知らないことを知るって楽しい、できないことができるようになるのは楽しい)を持てる範囲内での受験にしたい。それを逸脱して、本人に臨まない努力を強いるような受験ならやらないほうがまし。

これが、長男が小4時点のお互いの大体の考えだった。この考えの背景には、おそらく、私と夫それぞれの育ってきた環境が影響していると思う。夫は首都圏出身・中学受験経験者・志望校に受かっている。一方の私は関西出身・大学まで全て公立・通塾経験なし。

これについては、ずっと前に詳しくnoteに書いているので、興味があればどうぞ。

そんなわけで、長男が中学受験の勉強をはじめた当時は、私と夫で考えのズレがあった。

ズレの解消方法と結果

はじめに結論からいうと、最終的にはほぼ私の意見に夫は寄ってくれた。受け入れてくれた。

…夫の本音を聞くと、もしかしたら受け入れざるを得なかったのかもしれないけど…(;^_^A 現実的に、長男とずっと一緒にいるのは私なので、私が首をたてにふらなければ、長男に影響を与えることはできないわけなので。

どうやってズレを解消したかというと、「話し合い」これにつきる。これしかない。

長男の中学受験が良い結果に終わったことの原因の1つは、夫が話し合える人だったという点。これは確実に言える。

これは普段からのことだけど、私に中学受験の経験がなくても、夫ほどの学歴がなくても(夫は院卒)、夫はいつも対等に私が納得いくまで私の話を聞いてくれたし、答えてくれたし、考えてくれたし、必要なら考えを改めてくれた。

とは言っても、1時間話し合ったね、ハイ終了!と、簡単にいくものではなく、何度も何度も繰り返した。

具体的には「できないところじゃなくて、できたところを見てほしい」「算数と理科を勉強する時は、『こうだ!』という教えかたじゃなくて、『どう考えた?こんな考えかたがあるよ』と、本人の考えもほめながら一緒に勉強するようなスタンスで楽しくやってほしい」「受験するかどうか、どの学校を選ぶかは本人にまかせてほしい。この学校より上でなくては、というラインは決めないでほしい」など、私の気持ちを何度も伝えた。

自分の価値観を変えることは難しい。ふりかえると、小5前半くらいまでは、けっこう話し合いをしたけれど、小5後半くらいからはかなりすり合わせができていたと思う。小6ではまったくなかったと言ってもいいくらい。志望校でもめることもなかった。

そうはいっても、親子での衝突より、夫婦での衝突のほうが、かなり多かったのは事実。疲れます…。

中学受験で夫と意見が違った時に、話し合うことの他に大切にしたのは、長男の前で中学受験に関するケンカをしないこと。意見の相違を話さないこと。もし長男が目撃してしまったら「ぼくのせいでママとパパがケンカをしてる」と感じてしまうから。

なので、話し合いはいつも子供達がいないときにした。

中学受験を通して、夫婦間の価値観の違いが浮き彫りになってしまうのは、苦しいことでもある。それも、中学受験の試練の1つなんだろうな。それを乗り越えられれば、新しい夫婦の関係がうまれる気もするけど、もし乗り越えられなければ…と考えるとやっぱ中学受験は大変!


他にも、以前、中学受験における夫婦について書いています。興味あれば。


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