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星新一にもどって来た夜

先日、

「寝る前に子供達に読み聞かせしている本」

というタイトルの記事を書きました。
その中で、次回は「バッタを倒しに~」と読もうと思ってます、と書いたのですが、子供たち(特に小5長女)のリクエストにより、現在は星新一を読んでいます。

バッタ、読みたかったんですがねぇ。
長女が今、星新一にドはまり中で「読んで!」の圧がすごいんです。今までにも何度も読んでいるんですが、ちょっと他の本を挟んで、また戻って来た感じ。

こんな本を読んでいます。

1冊終わったら次にいくのではなく、いろんな本をつまみぐい。
どうしてかと言うと、夜に私が読んだあと、続きが気になった長男が結局最後まで読んでしまって、長男が「この本はもう読んだからいい」となったり、その逆があったりするからです。

小1次男は理解できる話とできない話があるみたいで、「どこかの事件」の中の『どこかの事件』は、大爆笑でしたが、それ以外は、基本的には聞かずに、自分1人好きな本を勝手に読んでいます。低学年は、会話がメインの話のほうが、イメージがわいて、理解しやすいみたいですね。

ちなみに、星新一というのは有名なショートショート(たしか400字詰め健康用紙数枚程度だったかな)作家。ショートショートの神様と言われるほど、多くの作品を残しています。軽妙で無駄のない語り口と、あっと驚くうまい結末が魅力。作品ごとに長短はありますが、どれも5~10分程度で1話が読めるので、寝る前の読書に最適です。

私も小学校ぐらいからものすごくはまっていて、少しずつお小遣いを貯めて買い集め、20冊近く持っていました。今年になって、母親が実家から私が昔買った星新一作品を送ってきて、それを本棚に飾って、度々なつかしく読んでいたところ、子どもたちも手を伸ばすようになったというわけ。

自分が子供の頃に買った本を、当時の自分と同じくらいの年齢になった自分の子供が読んでいるというのは、時の流れを感じて、感慨深いものがあります…。もちろん、嬉しい。

星新一の本はたくさんあって、私もいまだに全部は読み切れていません。今持っているお気に入りはこんな感じ。

まだまだ紹介しきれません。
子供は高学年くらいから、楽しく読めると思います。児童向けの角川つばさ文庫から、子どもが読みやすい装丁で1冊でているので、まずはこれからスタートするといいかなと思います。

時間がたっても色あせない、星新一のショートショート、作品数が多いのにどれも質が高くてすごいなと思います。ほんとにほんとにオススメ!

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