学習ドリルレビュー《算数》「きらめき算数脳」

今回紹介するドリルはコチラ。

きらめき算数脳

【使った時期】長男:小2~小3
【おすすめ度】★★★★★  ※算数好きな子供向け
【使い方】1ページ/週
【内容】
中学受験で難関中学に最多の合格者を出している、サピックス小学部の算数のドリル。単純な計算ではなく、思考系の問題。国語かと思うくらい問題文が長く、条件も複雑なので、情報を整理して最後まで粘り強く考える力が求められる。「これって算数?」というような、他では見られないユニークな問題もたくさん。算数好きにはおもしろく取り組める反面、算数が苦手な子供には訳が分からなくて苦行かも。

【感想】
実際に中をパラパラ見ると分かりますが(amazonでも少し見れる)、かなり思考力が求められます。我が家では算数好きの長男しか使っていません。長女は訳が分からなくて、イライラして終わるだけだと思うので。

使い始めた時期は、たしか小2くらい。難しいので、まずは1学年下の「きらめき算数脳小学1・2年生」からスタート。週末、夫と一緒に取り組むところから始めました。1ページ目からではなく、好きな問題を本人に選んでもらっていました。★★★レベルになるとけっこう難しくて、泣きながら解いていたこともあります。そんなとき、私は「また今度やろ、今できへんでも、もっと学年あがったらできるようになるよ。」と言うんですが、長男は絶対最後までやめずに解き続けていました。こういう頑固なところは今もそう。分からなくても泣いて問題を解き続けるところは変わってないですね。

それでも、徐々に一人でできるようになってきて、分からない問題だけを夫に聞くスタイルになりました。そして、たしか小3でサピックスの入塾テストを受ける前の秋くらいに、この3冊が終わったと思います。ゆっくりゆっくりやったので、けっこうかかりましたね。解くことより、考えることを重視してやりました。

泣いたときもありましたが、基本的には長男はサピックスの思考系問題は好きで得意。サピックス入塾テスト対策は特になにもしませんでしたが、合格しました(入塾していませんが)。小3のサピックス入塾テストでは、「ママ、きらめき算数脳みたいな問題がでたよー」と嬉しそうに報告してくれました。サピックスへの入塾を考えている方は、テスト対策にもなるドリルだと思います。

ただし、繰り返しですが、算数が好きな子は楽しめると思いますが、好きでない子、算数が嫌いな子はかなり大変だと思います。子供の様子を見ながら、苦しそうだったら、いったんやめたり、一緒に考えてあげたりしてあげてくださいね。大事なことは、問題を解いて正解することではなく、考えることを楽しむことです。

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