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hitomi.
2019年6月11日 22:32
原田マハさんの文章の使い分けは一体どうやっているのだろう。今回読んだ『ロマンシェ』は乙女心を持った男の子が主人公のラブコメディ。女性の心、というより完全なる乙女の主人公は母親のこと「ママン」なんて言うし、好きな人のことを「愛しの王子様」だなんて呼ぶ。表では一生懸命男性を演っているとはいえ、ちょっとやりすぎかなと思った…し、正直最初は全然馴染めなかった。それは主人公のキャラクターに、というよ
2019年3月16日 21:48
出だしにやりがちな自己紹介はやる必要はない、らしい。同じセリフを繰り返すのは効果的、らしい。………言葉のプロフェッショナルってなに?第1章から引っ張られた。なんだろう、これ。最近わたしのなかで圧倒的に原田マハさんのブームがきている。よくお名前は聞いていたし、気になってはいたのだけど 積読がそれどころではなくて手を出せていなかった。それがどうしても好奇心が抑えられなくて『異邦人
2018年11月11日 00:17
最後のページをめくり終わって、顔を上げてほうっと息をつく。あの瞬間がたまらなく幸せだし、それと同時にたまらなく寂しいと思う。無事に最後まで彼らの物語を見守ることができた幸せ。もう、これ以上彼らの人生に携わることのできない寂しさ。そのどっちもがやってきて、ふつふつと目頭が熱くなる。「出会えてよかった」と思うような小説はそんな風にして閉じることが多い。最近、手に取った小説の横に