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世界をぶらつく

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2006年、大学を休学して世界放浪へ。一人旅。ヨーロッパ~北米~アジアを旅して帰国するまでの旅行記やエッセイなど。随時更新中。
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#エッセイ

「私には”恐竜(dinosaurs)”だわ」

アメリカ・サンディエゴのユースホステルに滞在していた時の話だ。 夕食前、さほど広くないラ…

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ポートランドと日系アメリカ人

シアトルから列車で3時間ほど南へ下ると、ポートランドという街がある。この移動でワシントン…

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アメリカの旅で金太郎

アメリカ西海岸を一人旅していた時の話だ。 カナダのバンクーバーからアメリカのシアトルへ行…

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旅の途中

静かな場所に行きたくなった。 街の地図を見ていたら、とっておきの場所を見つけた。 そこへ…

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音楽と旅で結ばれた友情

2006年の11月末、僕はニューヨークで1人の日本人と会った。 親父の大学時代からの友人Mさんだ…

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ビートルズの原点を辿る

40歳でこの世を去ったジョン・レノンの命日が昨日だったことを知った。 40年前の12月8日、ジ…

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無計画の旅でもいいことはある

14年前のちょうど今頃、僕はニューヨークにいた。 ヨーロッパを旅した後、飛行機でやってきた。 特に目的も理由もなくやって来た。 「そろそろアメリカに行くか」 そんな感じだった。 ニューヨークである人に会った。そしてこう言われた。 「いい時期にニューヨークに来たね!」 当時、ニューヨークに海外赴任していた親父の友人である。(この人の話はまた別の機会に書くかもしれない) じつはこの時期、毎年恒例の感謝祭パレードやロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式が行わ

アイリッシュの男とシアトルへ

ケルト人といえば、紀元前5世紀~4世紀頃にかけて中央ヨーロッパの広範囲に住んでいた民族だ。…

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ニューヨークという新天地へ

高校2年生の頃、テレビで見たあの衝撃的な映像は今でも忘れられない。テレビをつけたとき、片…

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アクロポリスの丘でみる栄枯盛衰

僕がアテネを旅した約3年後、2009年に”ギリシャ危機”が起こった。 ヨーロッパの国で裕福な…

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エーゲ海の島で考えた旅と日常

オレンジ色の夕陽が、ゆっくりと沈んでいく。 やがて水平線を境にしてその夕陽がじわじわと消…

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チェコ・プラハで思う我が祖国

2006年当時、チェコに足を運ぶまでは東欧といえばどこか寂し気で暗いイメージを抱いていた。 …

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スウェーデンを旅して見かけた車

15年前、スウェーデンを旅している時にさすがだなと思った。 本場の国の車がたくさん走ってい…

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ベルゲンの魚市場

 ベルゲンは、ノルウェーの首都オスロに次ぐ第二の都市だというが、“都市”が持つ騒がしさを感じない。  それは、港町の美しい景観もさることながら、とりわけ地元の人たちが旅行者に対して親切だからだろう。  実際、僕がこの街で接した人たちに嫌な思いをすることがなく、この街をを去る直前までそれは変わらなかった。  フィッシュマーケットのおっちゃん、バスの運転手、両替所の人、観光案内所の人、宿の受付の人、道を教えてくれる通りすがりの人。誰もがみんな愛想がいいのだ。  バックパッ