チェコ・プラハで思う我が祖国
2006年当時、チェコに足を運ぶまでは東欧といえばどこか寂し気で暗いイメージを抱いていた。
それは実に勝手な妄想だったが、実際この国が辿ってきた歴史をみれば少なくともそう思わざるを得なかった。
ナチス・ドイツによって一度はチェコ・スロバキアという国名が消え、ソ連による軍事介入によって、自由化を求める民衆の声が弾圧された歴史的な事実がある。
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アイルランドからイギリス、北欧からドイツを経てこのチェコにやってきたのだが、この国に来てとうとう英語が通じない事態も起きた。