「CS Day 2023」のロゴができるまで
こんにちは!アプリデザイナーの米谷です。
ヤプリでは5月にCSDayという社内イベントが行われ、そこで使用するイベントロゴやバーチャル背景等のデザイン制作を担当しました。今回の#times_yappli では「CSDay2023ロゴができるまで」をご紹介したいと思います。
CSDay2023について
そもそもCSDayとはどんなイベントかというと、ヤプリのバリューのひとつである”カスタマーサクセス”への理解を深め、日々の業務に活かせる気付きを得ることを目的とした、全社員参加型イベントです。
(ちなみに私はCSDay初参加だったのですが、顧客と関わりがある部署だけでなく、コーポレートのメンバーたちも全員参加なのがヤプリらしいな〜と感じました。)
毎年、テーマを決めてそのテーマに沿った講義やワークを行うのですが、今年のCSDayのテーマは「カスタマーサクセス細胞の活性化」。
そのテーマを受けて制作した今年のCSDayロゴがこちら!
ロゴ制作にあたって、
・ロゴの方向性決めのため3案作成
・運営メンバーにプレゼン、方向性決定
・ブラッシュアップ
という流れで制作を進めました。
ロゴ案を作成
実は私自身ロゴ制作経験があまりなく、いきなり制作しだしても迷走する予感しかしませんでした。
そこで、昨年のCSDayロゴ制作を担当した先輩デザイナーに、どのように制作をしたかヒアリングし参考にすることにしました。
昨年はイベントやテーマに関連するキーワードを洗い出し、そのキーワードの中から重要そうなワードに絞ってロゴで表現するという方法をとっていたようで、先人に習い同じやり方で進めてみることにしました。
1.今年のCSDayテーマや構想中のワーク内容からキーワードを考える
まず、今回のCSDayに関連するキーワードを、意味が被っても良いのでとりあえずたくさん上げるところから始めました。
どんなキーワードからアウトプットのイメージが湧いてくるかわからないので、質より量を重視しました。
今回のテーマは「カスタマーサクセス細胞の活性化」だったので、「成長」や「目覚め」「細胞分裂」のようなワードが出てきました!
2.キーワードをいくつかピックアップしロゴ案を考える
キーワードの中から、運営チームとして参加者に伝わってほしいなと思うワードをピックアップし、それをもとにロゴのアイデアを考えていきました。
ここから、いくつかデザイン案をご紹介します!
A案:【細胞】【活性化】【浸透】をピックアップし作成
一番テーマをロゴに落とし込めたな〜と感じる私のイチオシ案です。
運営メンバーからも「今年のテーマが素直に表現されていて良い」と評判で嬉しかったです。
ただ全体的に少しぼんやりした印象があるので、そこが改善するともっと良くなりそうとのフィードバックもあり!ここから再構築をしていきました。
B案:【細胞】【活性化】【楽しさ】をピックアップし作成
ちょっとポップな感じに振りすぎただろうか…と思っていましたが、全然アリとのことでホッとしたB案。運営メンバーからは、「ピックアップしたキーワードはA案と似ているが、印象が違ってこれはこれで良い」「Tシャツにしたい!」など嬉しい言葉もたくさん...!
ただロゴ自体に高さがあるので、スライド資料などに使用しにくいかも?などいろんな観点からフィードバックをもらえます!
C案:【発見】【学び】をピックアップし作成
A案・B案は今年のテーマに着目したキーワード選出だったのに対し、C案はCSDayが学びのイベントであるということに着目し作成しました。運営メンバーからは、「汎用的なデザインなので今年だけでなくテーマが変わってもずっと使っていけそう」「虫眼鏡や目のデザインが、学びや発見のあるイベントであるということを分かりやすく表していて良い」といったコメントが出たデザインでした!
プレゼンの結果、選ばれたデザインは…?
プレゼン後、運営メンバーで多数決を取った結果、A案で進めることが決定しました。やはり今年のテーマに一番マッチしたデザインに仕上がっていたことが良かったようです。個人的にも推していた案で進められ、嬉しい結果となりました🙌
再構築をして完成!
FBで得た改善点は以下で、それぞれ再構築を進めました。
・全体的に少しぼんやりしている
・高さのあるロゴは使いにくいかもしれない
全体的にぼんやり感じる部分については、まずは文字の黒色を少し濃く調整。シンボルマークは色の彩度を少し上げ、はっきりとしたカラーに。最後にグラデーションに濁りが少なくなるように色を微調整。
ロゴはイベント当日に投影するスライド内などに使用する予定で、その際に縦長だと資料に入れ込みにくく、ロゴとして使いづらくなることが懸念されていました。そこでシンボルマークとロゴタイプを横に並べた横長バージョンも作成し、入れ込む場所に合わせてロゴを選択できるようにしました。
まとめ
ロゴ制作経験が少ない中、不安もありましたが、ロゴをコンセプトから考えアウトプットの違う3案を作成できたことはとても良い経験になりました。
また、運営メンバーや先輩デザイナーの方々など、いろんな方のサポートのおかげでロゴを完成させることができたと痛感しています。一人では完成させることはできませんでした...!自分の知見が浅いことも恐れずチャレンジできたのは、困った時に手を差し伸べてくれる温かい人たちばかりのヤプリだからこそだと思います。
こんなチームドリブンな環境に興味がある方は、お気軽にお話を聞きにきてください!