【TIFF作品紹介⑦】人間の心理をえぐる鬼才吉田恵輔
みなさんこんばんは🌆
先日までお送りした、コンペティション作品の紹介はいかがだったでしょうか🤔
本日は、Nippon Cinema Now部門で行われる特集上映を紹介していきます!
今年特集されるのは、人間の心理をえぐる鬼才𠮷田恵輔監督です📣
①『ヒメアノ〜ル』
②『BLUE/ブルー』
③『空白』
『ヒメアノ〜ル』(2016)
©2016「ヒメアノ~ル」製作委員会
○作品解説
めんどくさいから殺していい?
恋の悩みや将来への不安を抱えた、若者のありふれた日常をコミカルに描きつつ、同時進行で語られる無機質な連続殺人事件――。ふたつの物語が危険に交差する。
(引用元:第34回東京国際映画祭公式サイト)
「ヒミズ」の古谷実による同名コミックを、V6の森田剛さん主演で実写映画化され、2016年に公開した作品です。
この映画の最大の見どころは、前半と後半のギャップにあると思います🤯
全く同じ題名の、全く異なる作品を連続で見ているような感覚に陥るほど、雰囲気が打って変わります。
そして、快楽殺人犯を演じた森田剛さんの怪演は圧巻です。ラストにかけて、徐々に心が壊れていく様子は殺人鬼といえどやるせなく、私は思わず涙が出てしまったほどです。
『BLUE/ブルー』(2021)
©2021『BLUE/ブルー』製作委員会
○作品解説
情熱から逃れられない。
リアリティ溢れる描写で人間の光と影を表現し続ける𠮷田恵輔。30年以上続けてきたボクシングを題材に自ら脚本を書き上げ、努力を尽くす挑戦者たちの生き様を描いた。
(引用元:第34回東京国際映画祭)
上で紹介した『ヒメアノ〜ル』とは打って変わって、ボクシングを題材に、青臭い青春を描いたさわやかな作品でした🥊
ボクシングの試合にほとんど勝てない瓜田が、好きと熱量だけで、後輩たちから馬鹿にされようとボクシングに向き合う姿が印象的です。
一見ダサくて惨めかもしれないけれど、それが本当にかっこよくて、見ていて前向きになれる作品でした👏
『空白』(2021)
©2021『空白』製作委員会
○作品解説
空っぽの世界に、光はあるか
挑戦的なテーマの作品を連発するすスターサンズと𠮷田恵輔監督が『愛しのアイリーン』(18)以来のタッグを組み、現代の「罪」と「偽り」、「赦し」を映し出すオリジナル脚本で挑んだ怪作。
(引用元:第34回東京国際映画祭公式サイト)
自分が犯した過ちや間違いに向き合うことができず大人たちの物語です。
誰しもが持っているくらい感情を思い出させられるような、心を抉られる作品でした。
人間の弱さや愚かさといった闇と、人間の誠実さや謙虚さといった光の対比が、生々しく描かれています。
目を背けたくなるような瞬間もあるかもしれません。それでも最後まで2人の姿を見届けてみてください😶
おわりに
まだ見たことのない方はもちろん、一度見たことある方も,この機会に3作品まとめて見るのはいかがでしょうか?
人間の奥底にある様々な心理に触れ、自分の価値観や生き方に影響を与えてくれるかもしれませんよ❤️🔥
[チケット情報]
『ヒメアノ〜ル』
場所:TOHOシネマズ シャンテ
日時:11/04 (木)18:50〜
『BLUE/ブルー』
場所:TOHOシネマズ シャンテ
日時:11/05 (金)14:40〜
『空白』
場所:TOHOシネマズ シャンテ
日時:11/06 (土)18:40〜
※チケットの一般販売は10月23日(土)からです
↓チケットに関する詳細と購入はこちらから
https://2021.tiff-jp.net/ja/ticket/
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ここまでお読みいただきありがとうございます🥰
これにて、上映作品紹介は完結です!
今まで特集した作品以外にも、たくさんの作品が上映されます✨
ぜひとっておきの作品を見つけて、映画祭にご来場ください💛