君は砂丘を見たか③
意外と見られていることが自覚されると書き欲が刺激されるタイプの単純な人間なのではんなりと続けていきます。
Day3
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
朝7時、起床。
毎晩酒が入った状態で短時間しか寝ていないのでこのあたりから寝起きが大変厳しくなってくる。
3時の歯磨き後に追いビールをした挙句起床に失敗した先輩を横目に行った朝食会場でいい感じに目が覚めたので、朝から自分が運転することになった。
ほとんど宿で飲酒しかしていなかったせいで桶屋旅館なり愛国ロードなりを見ることが叶わなかったので、三朝温泉も要再訪らしい。
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
30分くらい走らせて北栄町にある米花商店街でコナンくんに会う。
思ったよりもしっかりキャラ像やショップがあって突然の登場に驚きを隠せない。
コナンもRAMがわかるかわからないかくらいまでは単行本を追っていたものの、今やアニメすら見ていないので何もわからなくて泣いてしまっている。
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
帰り際の駐車場にいた風車のふうちゃんとかいうキャラが気になって仕方がない。こういう謎キャラに惹かれるのが嫌なところだ。
コナンくんとは雨もあって早々に別れ、国道9号を東へ東へと進む。このあたりからハイエースの楽しさを完全に理解して運転欲が爆上がりしていた。
国道9号はふうちゃんの元になった風車が横一列に並んでいて、耐用期限を前にして更新にせよ撤去にせよ金がかかるという話を聞いてなんとも地獄だなぁと思いながらハンドルを握っていた。
しかし北栄町はこの風力発電で結構稼いでいたらしいね。
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
気づけば山陰道の無料区間に入り、あっという間に砂丘と呼ばれるそれを通過して網代という名の港町にいた。
最強!最強!Heliarの空!と絶叫しながら車を後にして、無限に徘徊が始まった。
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
まず、港がいい。余計な防波堤や防潮堤などなくダイレクトに船にアクセスできる造り、表出と言って正しいのかはわからないけれども、並ぶ漁具や台たち。ここだけで何時間でもいられるな...と思いつつも今日は神戸に門限があるのでほどほどにせざるを得ないらしい。
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
そして、町は坂で一気に駆け上る。
無限のポテンシャルを秘めた坂の先には、ぽっかりと開けた空に誘う階段。
Leica Elmarit-M 90mm F2.8
RICOH GRIII
階段を昇れば、千畳松島が顔を見せる。
なんと恵まれた町だろうか。
港、起伏、変化。
時間が無限に溶ける力を有している。
Leica Elmarit-M 90mm F2.8
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
そして振り返れば町があり、生活がいる。
路地ひとつひとつが手招きをしているかのようだ。
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
最後にダメ押しで港を撮り、田後(tajiri)に泣く泣く移動する。
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
田後は道路が町を囲むように、そしてかなり高所を走っており、網代とは全く異なった様相を見せる。
多くを語りたいところであるけれども、一生トイレに行きたいと思っていたので写真も多くなければ印象もそんなに残っていない。
ただほんの少しの散歩でさえその魅力は十分に理解できたので、ぜひ再訪を計画したい。
この町を気にいった結果「田後」プリセットが作られ現像で大活躍している。
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
干物で惚れたぜ、田後。
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
浦富(uradome)の海岸でトイレにありつき、万全の調子になる。
単に休憩で何の気なしに寄った海岸であったけれども、冬の日本海を味わうには良スポットであったし、「冬の日本海のポーズ」なるものが発明され、思いのほか楽しみを得る。
遂に砂丘前すべての鋲が回収され、車は砂場の麓へと向かうのだった...
Voigtlander Heliar 40mm F2.8 VM
昼食。そろそろ砂丘に出会うらしい。
次回予告
砂丘は本当に存在したのか、『君は砂丘を見たか④』を待て!
カメラはLeica SL
Adobe Lightroom Classicで現像
以上です。
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