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映画『BLUE』の魅力:松山ケンイチの演技とボクサーたちのリアルな姿

松山ケンイチ氏の作品を追いかけていて見つけた本作、映画『BLUE』。
この映画は、完璧なヒーローではないボクサーたちの物語を描いています。

それぞれのボクサーは、異なる背景を持ち、強さや性格もまったく異なります。
しかし、彼らはそれぞれのストーリーの中でヒーローとして描かれているのです。
人生が必ずしも簡単でないように、プロボクサーの道もまた険しく、誰もが輝けるわけではありません。
勝者がいれば敗者もいるという現実が、映画の中で鮮やかに描かれています。

松山ケンイチ氏が演じる瓜田は、決して強いプロボクサーではありません。
しかし、彼の優しさという強さは、他の何物にも代えがたいものであり、それはまさに「人生の強さ」と呼べるものかもしれません。
この強さは、映画的なヒーロー像とは異なり、むしろドキュメンタリーのようにリアルで、心に迫るものがあります。

『BLUE』は、ボクサーの人生を描くフィクション作品でありながら、そのリアリティと深みは視聴者を引き込んで離しません。
人生の苦みを描いたこの映画は、ドラマの真髄を見せつける、何とも魅力的な作品です。
俳優が演じていることを忘れるほど自然な演技とストーリーテリングが、この映画の大きな特徴です。

強さとは、ただ力で相手を倒すことだけではない。
それをひしひしと感じさせる、実に味わい深い映画でした。
見終えた後には爽快感があり、もう一度見たいと思わせる作品です。


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