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ラノベ1 4巻(完結)

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短編 11話

[戦争と平和展]

 

(殺害された某国人の死体写真)
 

女子生徒「……」

 

女性「私達は この様な残虐な行為を行い」

「その上で この国の恵まれた生活」

 

「飽食・怠惰・快楽」

「自由」

「幸福」

 

「それらを享受しています」

 

「なのに」

「私達の行った残虐行為の被害者の国々は」

「分断され 今も苦しみ続けています」

 

 

[少女像]

 

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短編 10話

(剣の悪魔が再生する)
 

○○「……」

 

きりきりきり

 

ずしゅん

 

(天使の腕が吹き飛ぶ)

  

天使「あ」

 

○○「あの悪魔の依代は」

「お前自身だ」

 

……

小動物「(人間が認識している世界は)」

 

「(彼等の脳によって その本来の姿は隠される)」

 

「(人間の認識を超える存在は 感覚から遮断される)」

 
 

「(悪魔は空間上に普遍

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短編 9話

女子生徒「(最近 某国人転校生と)」

「(ネトウヨ彼の空気が怪しい)」

 

「(結局 可愛けりゃいいんじゃねーか)」

「(だけど)」

「(……)」

 

「このまま 私何て忘れられて」

「居なかった事になって」

「その方が」

 
 

 
転校生「女子生徒」

「何 考 疑問符」

 

 
「先生 指示 私達 運搬 花 職員室」

 
 

女子生徒「あ そうだっけ」

 

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短編 8話

[教室]


生徒1「最近の某国の振る舞いは目に余る」
 
 

生徒2「そういえば隣のクラスに某国人が」
 

生徒1「問い詰めてやる」
 

青年「何してる」

 

生徒2「実は」

 

青年「……あいつは俺が話す」
 

「手を出すな」
 

……

[屋上]

転校生「快晴」
 

「何用 疑問符」
 
 

青年「……」
 

「最近」


「当国領土諸島海域」

「某国海軍軍

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短編 7話



天使「……倒してきた」

 

青年「……」

 

天使「……続き……」

  

ちう

 

……

 

[学校]

 

女子生徒「(席替えでネトウヨの彼と離れてしまった)」

「(彼 いや 彼氏か)」

くくく

「(昨晩あれほどまでに愛を確かめあったのだ)」

「(注:性的行為無し)」

「(物理的距離など最早問題ではない)」

 
「(どちらかと言うと 天使の正体が私だという)

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短編 6話

 
ざー(急に振り出した雨)

 

[青年の部屋]

  

TV「……」(ワイドショー的な番組)

 

(少女は体を丸め)

 

女子生徒「……」

 

青年「(元気無いな)」

 

ちろ

 

「(膝細いな)」

「……」

「あいつに言われた事 気にしてるのか」

  

女子生徒「……別に」

「あいつの言う通りだ」

「私は人殺しの……」

 

「だから 正義を語る資格など

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短編 5話

女子生徒「(SNSをこっそり覗くと)」

「(彼は未だ 外国人排斥を訴えていた)」

……

 

がちゃ
 

青年「行って来ます」

「あれ」

 

女子生徒「……」

(天使に変装している)
 

「(どうしよう)」

「(どきどきする)」
 

(ずっと待っていた様だ)
 
 

女子生徒「……どこへ行くんだ」

 

青年「別に……」

(目を合わせない)

「何でもない」

 

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短編 4話

女子生徒「さすがAmazon」

「1日で着くとは」

 

小動物「ウィッグなんて何に使うんだ?」

……………

[土曜日の駅前]

ざー

 

女子生徒「雨か」

「!」

 

青年「……」

 

ばき

(青年は倒れた)

 

青年「何しやが……」

ざー

(雨ガッパの女子)

(フードを深く被り 目元は見えない)

 

女子生徒「(低い声で)」

「集会はどうなった」
 

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短編 3話

[SNS]

○○「外国人を排斥せよ」

「当民族のDNAを守れ」

liberty_angel「あのな」

「当民族のDNAって何だよ」

「科学的に言えば そんなものは存在しない」

「ある学術機関が当国民のDNAを解析したところ」

「某国人固有のDNAと隣国人固有のDNAが主だった」

「幻想なんだよ」

「我々は全てかつての外国人の子孫なのだ」

「何をいまさらだろう」

○○「うぐぐ」

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短編 2話

短編 2話

[自警隊基地]

(巨大軍事兵器)

侵入者「やれやれ」

「飯国で目撃されているUFOの正体が」

「当国の軍事兵器とは」

  

(警報)

自警隊員「侵入者だ」

「捕らえろ」

侵入者「おや」

「見つかったかな」

隊員A「大人しくしろ」

侵入者「はい」

(侵入者は隊員Aの頭部を蹴り飛ばす)

(隊員Aは動かなくなった)

 

隊員B「撃つぞ」

侵入者「何だ」

「お前らに私を

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短編 1話

短編 1話

私の名は リバティエンジェル

 
 
今日も奴らを駆逐してやる



[SNS]



○○「当国の政府は某国人留学生にだけ多額の援助」

「我々には何もしてくれない」

●●「某国人を追い出せ」

  

liberty_angel「てめえの無能をまず恥じろ」
 

「優秀な人材が優遇されるの当然ですから」
 

「君は当国には必要無いんだよ」

  

○○&●●「うぐぐ」

  

l

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ラノベ1 93話(最終回)

女王様「ありがとう」

「来てくれたんだね」

 
 

「でも私は ここで幸せなの」

「おふとんはふかふかだし」

「お腹すかないし」

 
 

「魔法石なら持って帰りなよ」

「君が願えば 機械何てすぐ作れるよ」

「○んだみんなにまた会える」

「その為に来たんだろ?」

 
 
 

女子生徒B「……わかった」

 

(前回は 言われるままに)

 
(黙って帰った)
 

(その後

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ラノベ1 92話

うさぎさん「女王様」

「たぬきさんが 私のお菓子を盗んだの」

 
 
 

女王様「どうしたの?」

「どうして そんな事したの?」
 
 
 

たぬきさん「ち 違うよ」

「僕はただ」

 
 
 

「(うさぎさんを困らせたくて)」

 
 
 

くす

 
 

女王様「たぬきさん」

「うさぎさんが好きなの?」

 

「男の子だね」

「よし」

 
 
 

「首を撥ねろ」

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ラノベ1 91話

 

[城]

 

精霊「ドレスコードがございますので」

 

 

……………

 
 

かつかつかつ…

 
 

もう

歩きにくいなあ…
 

何処に居るの

  

少女はただ上り続ける

  

「"夢"ってさ きっといつか見た現実なんだよね」
 

「宇宙は巡る」
 

「ポアンカレ再帰って奴」

  

「魔法って本当にあるのかな」

  

「きっと いつかの宇宙では」

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