ラノベ1 82話

ひゅん

 

ざく

 

先輩1「その 魔法無効化」
 

「解除しろ」

  

「魔法無しでも」
 
 

きりきりきり

ひゅん

 

(矢が少女を貫く)

 
 

ざくり

 

先輩1「私の方が強い」

 

(女子生徒Bは動かなくなった)

 

ぐい

 

先輩1「……影が」

 

 

女子生徒B(影)「○ね」

 

どばき

 

(女子生徒B(影)は倒れた)

 

先輩1「あのね」

 

ぐい

 

(『先輩1』と呼称される少女は)

 

(『女子生徒B(影)』と呼称される存在の)

(顔に両手でそっと触れると)

 

(ひざ蹴りをした)

 

ぐしゃ

 

[回し蹴り]

ばき

 
 

 
先輩1「貴女とは違うんです」

 

ぼたぼたぼた

 

先輩1「どうせお前何か」

「この先」

「生きても」

 

「何も無い」

 
「……」

「……」

 

「(私もだ)」

 

(石筍が『先輩1』を貫く)

 

ゆらり

  


女子生徒B(影)『大丈夫だよ』

『生きてればきっと』

『いいことあるよ』

 

(先輩1は岩の下敷きになった)

 

女子生徒B(影)「んなわけねーだろ」
 

「私達は」

「選ばれなかった」
  

「選ばれなかったんだ」

 
「だから」

「お前等の持ってる魔法石」

「寄こせ」

 

 
先輩1「……お前が無様なのは」

「お前のせいだろ」

 
  

 

続く

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