ラノベ1 88話



ははは



2年生2「お前の交際した女の数だけ」

「お前を刺し貫いてやる」



ぐさ

ぐさ

ぐさ

ぐさ

ぐさ
 


(省略)



あはははは

 


どうすればこの気持ちを昇華できるの?

 

助けてよ

 



 
男「さて」

「道は開かれる」

「お前が望めば」


 
女子生徒B「嫌だ」

 


先輩1「……」

(顔は見せない)


 

「どうして」

「みんな待ってるんだよ」

「あなたを」

「あなたは あなた自身で機械を手に入れて」

「前に進みなさい」

 


びゅごお

 


 
女子生徒B「駄目だ」

「空が落ちてくる」

 


男「逆だ」


 

先輩1「私がBHの落下を止める」

「私の魔法石の全エネルギーを使えば」

(命を諦めれば)

「0.1秒間 BHの落下を止められる」

 


「知ってる?」

「BHの近くでは時間が遅れるの」

「だから BHに落ちていく私にとっては たったの0.1秒でも」

「離れたあなた達にとっては 無限に長い時間になるの」

「(TVでみた)」

 


「だから 私が地球を救えるの」

 

 

 
女子生徒B「それじゃ先輩1さんは」

  


先輩1「もういいの」

「みんなを悲しませた」

「私が生きていたから」

「……」



「充分生きた」



にこ

 


「ありがとう」



……



女子生徒B「風が止んだ」

「先輩1さんがBHの落下を止めたんだ」

 


男「……」

 


「BHに落下した彼女自身の時間は」

「そのまま進み続ける」

「魔法石は力を失い」

「彼女の体は潮汐力で引き裂かれる」

 
 

「無惨な事だ」

 


続く

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