差路

凡庸たる何か。

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最近の記事

四月のおわりとか熊谷守一とか

もう暑いですね、といいたいのですが、夜半になると肌寒い。 いま、まさにサッシを引いて夜風を左側に感じながら書いてますが、冷たいでございます。 ハッキリしないのが四月末、なんでしょうか。 バス車内はクーラー入ってるし、JRもそんな感じで窓も開いているので形としてはもう、いいたくないけど「夏」だったりしますかね。 Tシャツに何かを羽織るって感じでいいと思うけど、その羽織ったものそのもので汗ばんだりしてます。 かといって深夜に少々散歩しようと思って駅前まで行ってみたら、駅周辺

    • 銭湯ぜんぱんの話

      タダ電の効用は、今5000円までしか電気料金を防いでくれないので、結局はそれなりの費用を負担することになり、実際のところ思ったほどには安くなってないように思う。 春先になって暖房がいらなくなればそれなりの意味合いを持つのかと思ったところ、春なるものは実はもう日本にはなく、すぐさまに夏へと切り替わるようになってしまったので、これもまたミスチョイスだったのかもとか、ここ数日考えてしまっている。 暖房も冷房も使わないわけにはいかない。 寒暖の差でやられる。 ホント疲れる。 どうし

      • 月をまたぐ

        三月末日。 急激な気温上昇で、空調がどこも対応しきれてない感じ。 流石にクーラーをいれるってわけにはいかないんだろうけれど、せめて窓を開けておくれよと思わずにはいられない喫茶店内みたいな状況に、二度も遭遇。 というか、自分がそこに入ったからそうなったんだってだけなんだけど。 今日はブレンドではなく、アイスコーヒーを二度も招聘する。 どこへ行ってもあわただしく感じられ、長く座って読書なんかやってられず、30分もしないうちに退出する羽目になった。 またしても春をすっ飛ばす季節

        • さんたいもんだい

          人に「読んでみたら?」といって、 自分は手をつけないって本が何冊かある。 それは例えば平野啓一郎だったり(あ、芥川賞をとったものは読みましたが)、それは例えば、池波正太郎の鬼平だったり。 で、 ここ最近いちばんやっかいにおもっているのが、劉慈欣『三体』だ。 自分、もともとSFに対して、ちょっとアレルギーがあるのだ。 『星系出雲の兵站』が全くダメで、そのことを乾燥として書いたらSFファンからお小言をもらったりして。 たとえば『ファウンデーション』だってそうだ。 『銀河帝国

        四月のおわりとか熊谷守一とか

          2023年~ 現代短歌数首たりたり

          自分が詠んだもののなかから数首、修正をいれたりしてえらんでみた。 こんなのでいいのだろうか? さみしさを含んでいるところが、ワタシの固執するなにか、なのかもしれない。いや、それすらわからない。 二羽の鳩 息もあわさずとまり来て 三列風切 雲なき明日 寒空に餌のひとかけら求めつつ  坂道をゆくひとりシジュウカラ 銀柳街まろびいでたる風船ひとつ たれも気にせず見捨てられし子なり アパートの消滅をみて立ち尽くす 脇の路地モノひと品もなし 脱皮するナナシの声の償いに 瓦礫と

          2023年~ 現代短歌数首たりたり

          フィッシュフライサンドイッチ

          フィッシュフライサンドイッチが、時刻もあってか20%オフでかごの上にのっていた。見ると、普段たべる一切れ分の、さらに半分になったそれが、20%オフ。他のサンドイッチも20%オフで、普段通りの一切れ分で売っていたのに、結局はんぶんのフィッシュフライサンドイッチを手に取ってレジに並んだ。 本当にパンの値段が高い。 食パンが高い。 もちろんまだスーパーでは量産型というか、メーカー(どこだかきいたこともないようなところの)のそれは、格安で買えるけれど、ことパン屋さんでつくっているもの

          フィッシュフライサンドイッチ

          カートリッジのインクが減ってく

          年賀状を書く時期になった。 きほん、全部手書きでやってきたのは、万年筆でたっぷりと書くことがゆるされる、全肯定される唯一の機会とおもって差し支えない行事(?)だからだ。 が、今年は住所印刷されているタイプのものをかなりの枚数用意した。 ずっと一枚も捨てずにいた過去の年賀状を、今年はかなりの枚数処分した。 齢を重ねてきて、いろんなことがあやふやになって、わずらわしくなって、所有し続けることの意味とか、思い出のたしかさみたいなものが、視力が低下するようにどんどんどんどんぼやけ

          カートリッジのインクが減ってく

          あとは、頼みます

          免許の更新に二俣川まで行ってきた。 「年末はこみますのでお早めに」という圧があるようでないような声が、ワタシの冷静バージョンアーキテクチャにヒットしていたので出かけてみた。 急いで横浜駅まで出て、久しぶりの相鉄線。 横浜駅までのあの10分。本当に長い。ウォーズにもってこいなのだが、途中で長いトンネルがあるので、スターウォーズのクワイガンVSダースモール戦みたく、待たされることがある。もちろんワタシは瞑想しない。息を整えるだけだ。 車窓はみあきた。それほど長くこの世界に生きてい

          あとは、頼みます

          蠅が一匹、舞い込んだ

          たまった分の洗濯物を二度にわたって洗濯機で回して、全部干した。 現在夜23時が終わろうとしているが、夜干ししたまま。 その折、どこかから入ってきた夏蠅がいっぴき。 部屋を行ったり来たりしているが出ていく様子でもない。 うごきが鈍い。 外気温のほうが寒くなったからかい? 冷ややかな夜の浸透感。 10月もあと数日。 ま、居たいだけいなさい。 とか老成した雰囲気が一瞬身を制するが、 どこかで「排除」しようと思っているアサシンクリード。 蠅はどこかへ行って姿がない。 生活空間を狭め

          蠅が一匹、舞い込んだ

          てきとうな理由で外にでる

          ほんのちょっと前まで、熱射でじりじり焼かれるんじゃないかってくらいの、2023年の夏日の太陽光だったのに、 ほんのり和らいだ気がしている10月、終盤。 はっ?  10月、終盤??  どうなってんだ、天候。 ……いや、ほんのりとだから、たまに日中まだ夏かよって思わされるくらいの陽ざしで腹立たしくもありますが、8月9月に比べたら万倍も過ごしやすくはなったのは間違いない。 ただこの寒暖の差が体調に影響しているのは間違いもなく(真っ暗になったら急に秋というかもう冬かい?)、 薄着でま

          てきとうな理由で外にでる

          まだ残暑といっていいのかね?

          古典の素養が皆無だということがあきらかになって、足りないものを補おうと図書館にリクエストかけまくって借りまくっているのだが、エンジンが古びていて物量の前に喘いでばかりいる、今日この頃。 10のうち、1でも読めているといえようか。 ま、学生時代にどうして目先の小説ばかり読まずに、古典に挑まなかったのかという後悔はいつもしているが。 そのうえでやっぱり、将棋ウォーズという中毒性のある趣味がぬぐいきれず、移動中も極力文庫本を開きつつも、やはりその魔力には勝てず、じぶんが指した局面を

          まだ残暑といっていいのかね?

          プレピーという響き、味わい

          原稿用紙に万年筆で何か書くという作業を、もう、ずいぶんとしていない。ほぼ、パソコンに向かうくらいでしか書かない(これを書いているときもそうだ)んだけど、Twitterで鹿子裕文さんが、プレピーをつかって、ブルーブラックのインクで原稿用紙に書かれているのをみてどうしてもプレピーがほしくなってしまった。 もともと、文房具マニアで生涯を送ってきたものではあったが、はっきりいって飽和状態。 もちすぎて、一周回ってしまった生き物なのである、私は。 だから、ウォーターマンやペリカンのそ

          プレピーという響き、味わい

          踊ってない夜を知らない

          日曜に藤沢のAromaに座るということは、友人とのおしゃべりを優先させること、あるいは読書するということ、あるいはSNS眺めながら深く椅子に腰を据えることと同義である。 ここ10年以上、出入りしている身には当然のこととして受けとめている。 そうして、当たり前のようにパニーノをほおばる前にミニサラダを食べ、ゆっくりと嚙みしめるように本日選択したフレッシュで、ジューシーなパン生地をワシワシと口の中へ入れていく。 とにかく、店に入る前にポイントカードがあるかどうかを調べるところから

          踊ってない夜を知らない

          ひさびさ鎌倉

          段葛が実は一番の高速ルート。 香車一通。 正面に出てこられる。 段葛の両方の通りは、必ず人だまりができて進めないし、まずはお参りを済ませてからでいいのだ、そば食べたり、珈琲飲んだりするのは。 写真撮影している人たちのフォーカスラインに入るとかを考えちゃいけません。 こちとら祈願できとんねん。 参りにきとんねん。 ウフフアハハのために来てないねん。 まずは両手と口を清めてから、古くなってしまった熱田神宮のお守りを、お返しするところへ持っていく。神社が違うのだが、流石に熱田神宮の

          ひさびさ鎌倉

          感謝してます。

          検査をしてないから(キットはいつ届くんだ? 届いても、陽性反応でるんかね? 時間がたっちまう)本当はどうなのかわからないものの、どうやら「例」のウイルスに感染してしまったようで、現在機能停止中なのだが、それでも熱があったり、鼻水出まくりでティッシュペーパーを二箱消費したり、ちょっと喉が痛いかなと思うことはあっても、何とかご飯を食べて、控えていた菓子も食べたりして、 YouTubeと、 進まない読書と、 料理と、 果汁100%ジュースと、 だれもいないのを見計らって、ゴミ捨て場

          感謝してます。

          どんどん脱線していく

          水分補給をしろということなので(どうやら、吾輩はあんまり水分とってない指摘があったので)、 八女茶粉末と、カルディのドリップパックで珈琲を飲んでおるのだが、 利尿作用はあろうものの、失われる電解質?  塩分とかは、やはり味噌汁で補いたい。 (いやあ、こんなんで水分補給になっているんだろうか) 土井先生の言われるがごとく、 簡単にお椀一杯分の味噌汁をこさえるのが夕飯の、大体のルーティン。 今日は傷みかけていた茄子、アンダルシアなぞを具に投入。 後は乾燥わかめとか乾燥油揚げなど

          どんどん脱線していく