マガジンのカバー画像

書きとめておかないと忘れてしまうので

39
運営しているクリエイター

2021年6月の記事一覧

6月某日 悩み相談をどこにするか問題

雑誌や新聞に必ずといっていいほどあるものに、悩み相談コーナーがある。長寿番組のAMラジオの人生相談、随分前だがみのもんたさんのテレビ番組でも電話で話を聞くコーナーがあった。境遇が同じなら身を乗り出して聴きたくなるし、そうでなくても回答者の答えは参考になることが多い。新聞を開いても活字を読む気にならない日でも、お悩みコーナーだけは読んだりもする。

ここにきて、今までまったく想定してこなかったのだが

もっとみる

6月某日 検査

本格的な梅雨を前に少し怯えているこの頃。週末にキーボードにコーヒーをこぼしてダメにしてしまった。朝7:22に新しいキーボード届く。しかし今日、私が待っているのはこれではない。昼食がてらメールボックスをのぞきにいくとAmazonの封筒と各請求書が入っていた。Amazonは仕事の資料でこっちも大事なんだけど、待ち人?はこれでもない。今日一日気を取られていたのはPCR検査キットの到着だった。注文すればA

もっとみる
6月某日 『サンソン』すごい芝居でした

6月某日 『サンソン』すごい芝居でした

雑誌が一つ校了したので、曇天だが晴れ晴れとした気分の週末。西鉄久留米駅内の老舗の甘味店で抹茶のかき氷を食べていざ、久留米シティプラザへ。『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男』を観る。演出は白井晃、脚本は中島かずき、稲垣吾郎主演の新作である。主人公のシャルル=アンリ・サンソン はルイ16世やマリー・アントワネットなどに関わった実在の死刑執行人で、18世紀のフランスを舞台に物語は描かれる。シャルルは代

もっとみる

6月某日

熟しきったヤマモモが枝から落ちて、地面を赤く染めていた。明日には久しぶりに雨が降りそうだから、数日すると発酵したような酸えた匂いが立つだろう。レビューを書くために映画を再び視聴して、執筆。少しだけ仕事をさせてもらっていた媒体との契約が解除となる。お世話になりました。桐野夏生著『インドラネット』を読み始める。読む勢いが少しも落ちず、自分が今どこで何をしているのかを何度も忘れてしまう。

6月某日 インタビュー記事

6月某日 インタビュー記事

 梅雨の晴れ間が続く。北向きにある仕事部屋は冬は寒くて仕方ないけれど、この季節の午前中はだいたい北から南へとさらりとした風が通り抜ける。今日はゲラを3件分戻して、インタビュー記事の作成に取り掛かった。できるだけその方の血の通った声を伝えたいから全文掲載なんてしてみたい。だがそのままでは読みづらかったり、意味が通りにくかったりするので、やはり手を入れる。現場で感じたその方の熱量やスピード感、ソウルが

もっとみる
6月某日 週休3日にしたい

6月某日 週休3日にしたい

 働くのは月曜から木曜まで。週休3日にシフトしようとしてるのだけどなかなか実行できない。3ヶ月前、昨日分の美容室の予約をした際は未来の私に期待を込めて「きっと金曜日は一日休めるはず」と思ったのだった。実際は朝から取材・美容室・2時間ほどの取材と、緊張と緩和を繰り返す金曜日となった。もちろんお仕事はありがたく、なかなかうまくコントロールできないという話だ。従来のやり方に捉われているだけだろう。
 ロ

もっとみる
6月某日

6月某日

昨日は次回の取材のため、下調べしたものを延々とまとめていた。まだ出来上がってないのだけど、やった感がある。これはいけない。コロナ禍で毎日のスピードが緩くなってしまった。同じように焦燥を感じている方はいるだろうか。私の場合はこうして某日日記を書き、一日の終わりの端っこに糸を縫い付けるようにして、毎日をつなぎとめて生きている。そうでなければ流れていってしまいそうだ。ある女性作家が自著について「戦中の毎

もっとみる
6月某日 久々にハマったかも。大豆田とわ子

6月某日 久々にハマったかも。大豆田とわ子

 現在放送中のテレビドラマ『大豆田とわ子と三人の夫』の7話を観た。そもそも1話から見られていないし、坂元裕二脚本作品は『スイッチ』しか拝見していない私がいうなって感じだが、その壁を乗り越えても面白いと思うからここに書き留めさせてほしい。4話ぐらいのタイミングで友人に薦められ、以来見続けている。これがなんとも不思議な面白さなのである。一般に、物語とは主人公が感情を吐露し、スパークさせて話を盛り上げる

もっとみる
5月某日 なんとかなるんじゃないか

5月某日 なんとかなるんじゃないか

お叱りを受けるかも知れない話。1ヶ月ほど前に子どもが捻挫をした。学校の先生から近所のおじちゃん、おばちゃんにまでご心配をおかけしたのだけど、先ごろ完治した。病院への送迎、習い事への連絡などに追われながら、ふと保険を思い出した。掛金は少ないながらケガ保険に加入していたのであった。申請して書類が届き、送り直して数日後、お見舞金が指定口座に振り込まれていた。数万円。降って湧いたようなお金です。喜んでいい

もっとみる