職種別、就活戦略

職種別に、就活戦略を伝授します。

営業

営業(販売)の仕事は、コミュニケーション能力が最も重要です。しかし、ビジネスでのコミュニケーション能力は、大学生やアルバイトのコミュニケーション能力とは大きく異なります。
 ・大学生:仲間とわいわい、楽しくする
 ・ビジネス:論理的に、数字を使って、相手に納得してもらう
上記のような違いがあります。そのため、ゼミなどで、グラフや図表を使って論理的に説明する訓練をしましょう。そして、営業で重要なのは「ノルマ」です。何か達成したことを自己PRしたい場合は、数値を使ってアピールすると、効果的です。また、営業とはいっても、商材によって大きく異なります。化学製品なのか、IT製品なのか、それとも広告や金融のような目に見えない商品なのか?何を売りたいのか、しっかりと自己分析をしてください。

マーケティング

マーケティングで必要なのは、「企画力」です。世の中で必要とされる製品やサービスを、どうやって市場に浸透させていくのか、戦略的に考えます。マーケティング志望の人は、イベントの集客企画や、広告の製作などの実績をつくっておくとよいでしょう。マーケティングも、営業と同様に数字で評価されます。自分の企画で何人集められたのか、具体的な数字で自己PRをしましょう。

経理

経理で重要なのは、「論理的思考力」「簿記の知識」「細かい事務作業が嫌いではないこと」の3つです。意外と忘れられがちなのが、最後の点です。企業会計において、数字の間違いは許されません。そのため、「正確に、数字を分析し、誤りを正せる」というスキルが必要です。また、簿記2級くらいは最低でもとっておきましょう。そして、入社試験を受ける会社の決算書は必ずチェックしておきましょう。ただ見るだけではなく、「分析」までしておくと安心です。

生産管理

工場の生産管理は、サプライチェーンの管理(モノの流れ、需要と供給のマッチ)や、生産に必要な機械の管理など、多岐にわたります。文系でもOKな会社もあれば、理系でないとNGの会社もあるので、WEBでよく調べておきましょう。工場において重要なことは「品質」「納期」「原価低減」の3つです。そのため、大学生活でこの3つを意識して何かを成し遂げることを推奨します。そして、「ものづくり」に対して興味関心を持ち、アンテナをはりましょう。

法務

法務は、採用数が少ないので激戦ですが、法学部の学生はぜひ検討してほしいと思います。大学で学んだことが活かせる数少ない仕事です。法務の仕事も多岐にわたります。特許権侵害訴訟、コンプライアンス違反の取り締まり、契約書のレビュー、M&Aにおける法務レビューなどです。必要な能力は「法律知識」「論理的思考力」「正義感」となります。最後は何かというと、法務は会社における法の番人ですから、コンプライアンス違反などの悪を許さない正義感・倫理観が必要だということです。司法試験に合格する必要はありませんが、最低でも「ビジネス実務法務検定」くらいは取得しておきましょう。可能であれば、法律事務所でアルバイトやインターンシップを経験しておくとよいでしょう。




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