目的と目標。どっちが大事?
目的と目標。どっちが大事ですか?
僕が講習会やセミナーでよくする質問です。
意外にも真っ二つに分かれます。
なぜ回答が割れるのか?
答えは簡単です。
言葉の意味を知らないからです。
目的:
ことを成すことの起源であり、目指すべき到達点。
目標:
目的を成すために設ける段階的な設定手段。
という風に言葉を理解できれば、誰も答えに迷わないはずです。
改めて振返ってほしいのです。
目的とは【理念】です。
【企業理念】とは、会社なぜ生まれたのかを指すあるべき姿であり、ビジョンとは目指すべく最終到達点であり最終目標です。そして、それらを成すために複数の目標が設定されるのです。
しかし、ほとんどの会社が目的と目標の本来の意味を忘れ、すり替わっているのです。
解り易い例を出しましょう。
弊社の理念は
「デザインとクリエーションで最大級の幸せな人生を」
ビジョンは
「360°私たちに関わる全ての人達が最大級に幸せな状態を目指す」
です。
では、それを実現させるには何が必要か?
ここでは利益とし、理念の浸透が出来ていないとします。
すると、段々と不思議が事が起こります。
利益 ➡「売上を上げる」が目的となり、最終的にあの手この手で売り上げを立てる手段自体が目的に替わってしまうのです。
そうなると本末転倒です。
会社はあるべき姿を失い迷走することになります。
だからこそ、理念浸透は大事なのです。
その都度設定されるKPIも目的を達成されるためにある。
ブランディングで最も大事な理念浸透。
あなたの会社では出来ていますか?
サードライフ 中田和寿