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noteや小説で読みやすい文章を書く 仕事のトークスキルにも活用可能

こんにちは、【全国一位の元販売員】経営者のこうたです。

私は学生時代から、文章を書くことが大好きでした。
小論文はもちろん、好きが高じて小説家を目指しているほど。
noteに限らず、ブログやTwitterも同様です。

話すことは得意だけど書くことは苦手。
書くことは得意だけど話すことは苦手。

そんな人は少なくないと思いますが、実は共通する部分があるのです。
ポイントは、不快にさせないこと


今回は書く技術そのものについてまとめているので、誰でも意識するだけで実行可能です。



1.『書く』と『話す』の違い

書くことは話すよりも気が楽な行為です。
なぜなら、内容をよく吟味することができるから。

一文を言葉にすると数秒で済みますし、一度発し始めたら止めることはできません。

しかし文章は一文字一文字を書きながら考えることができますし、訂正することだってできます。

さらには話した内容は録音でもしなければ聞き返せませんが、書いた内容は何度でも見返すことが可能です。

それは自身で書いたことも、他者に書かれたものを読む場合も同じ。
話すメリットと言えば、手っ取り早く感情を伝えやすいこと。
逆に言えば、感情に左右されずに相手に伝えやすいとも捉えられます。


一見、こうして双方の違いをまとめてみると、対極に位置しているように思えますよね?
でもこれはあくまで、『話す』と『書く』を実行した際の違いです。


今回のポイントは『技術』。
読みにくく、つまらなく、身にならない内容は誰も読みません。
これってトークも同じだと思いませんか?

元政治家の杉村太蔵さんやオリエンタルラジオの中田敦彦さんのトークをイメージしてください。
本筋は興味のない内容でも、この2人の手にかかったら興味のある内容に早変わりします。

この2人はトーク技術がずば抜けていますし、構成もよく練られていて分かりやすいです。
もし、内容自体がショボくて小難しくしているだけだったとしても、この2人なら聞き手は満足するかもしれません。

しかし文章はそうもいきません。

話していたらクスッとする内容でも、文字で見たら笑えないことはよくあります。
笑いで読者の興味を引くことは難しいのです。


つまり、トークの上手い人が必ずしも文章に優れているとは限りません。



2.読みやすい文章とはどういう文章か

上の章では、内容に焦点を置いて違いを説明しました。

トークの上手い人でも優れた文章を書けるとは限らない。
裏を返せば、トークが下手でも優れた文章は書ける。

つまり重要なのは、小難しい構成や笑いをとれるセンスなどではないということです。

以下は、文章そのものの技術で重要な3つの要素です。
しかもタイトル通り、人に話す時にも気をつけたほうがいい要素です。


重要な要素は以下の三点です。
⑴簡潔にまとまっている
⑵不快にならないリズム
⑶くどくない、論点を明確にする

一つずつ解説していきましょう。



3.⑴簡潔にまとまっている

私の名前は経営者のこうたと申しまして、派遣とコンサル業とサイト運営などの様々な業務に携わっている若手ビジネスマンなのですが、今回は文章の書き方のコツをご紹介しようと思いますのでよろしくお願いします。


読みにくくありませんか?
noteの横幅で言えば、長くても一行半くらいが理想です(PC環境)。
この三行に渡る文章を読んで思うのは、つまり何が言いたいの? ということ。

もっと噛み砕いて言うのであれば、何を一番伝えたいの? です。

内容を分けてみましょう。


①私の名前は経営者のこうたと申します。
②派遣とコンサル業、サイト運営など様々な業務に携わっております。
③今回は文章の書き方のコツをご紹介いたします。


文を三つに分けたほうが読むやすいし頭に入りやすいですよね?

どちらにしても、「名前・簡単なプロフィール・今回の主旨」の構成ですが、一つにくっつけると最後の文しか記憶に残りません。

こうなってしまう要因は、「て(で)」、「が」の多用です。

なのでこの「て(で)」、「が」を一文につき一つに抑えるだけでだいぶ変わります。


・A要素
・A要素 and,or,but B要素
・and,or,but C要素


このように要素は二つに抑え、「and」「or」「but」のいずれかで繋げるイメージですね。

C要素を足したい場合は接続詞(加えて、もしくは、しかし)で繋げます。

文章の簡単なところは、たとえ複数の要素を一文で書いてしまったとしても、それをよく吟味して後から分解ができる点です。

意識するだけで簡単にできそうではありませんか?


これを会話にも置き換えてみましょう。

一生懸命に内容を伝えようとすると、一文が長くなりがちです。
書く時に構成を意識する癖が身につけば、話す時も自然と簡潔にまとめる脳へと変わっていきます。



4.⑵不快にならないリズム

①私の名前は経営者のこうたです。
②携わっている業務は、派遣とコンサル業、サイト運営など様々です。
③今回ご紹介する内容は、文章の書き方のコツです。


文章とはいえ、心の中で音読をしますよね?

です、です、です。

ます、ます、ます。

こんなふうに同じ文末が続くと不快になります。

「です」、「ます」、「ない」「た(過去形)」が連用しがちなので、文末に気をつけるだけでだいぶ変わります。
連続するにしても二回までにしたいですね。


私の名前は経営者のこうたです

私の名前は経営者のこうたと言います(申します)
携わっている業務は、派遣とコンサル業、サイト運営など様々です。

派遣とコンサル業、サイト運営など様々な業務に携わっております。

今回ご紹介する内容は、文章の書き方のコツです。

今回は文章の書き方のコツをご紹介いたします。


簡単な並び替えをするだけで、文末の変更は容易です。

上記三つの要素をすべて変えてしまうと「ます」が連続するので、変えるとしたら真ん中のみですね。

と、直上の二文も本来は「です」で終わりますが、「ね」を加えるだけで単調なイメージが消えます。

意外にやりがちなのは、過去形の連用です。
「だった」「でした」「やった」など、一見異なる文末に思えますが、声に出すと違和感に気づけます。

「た」というたった一文字でも不快になってしまうのです。
文章の変換が難しい時は、体言止めでごまかすのも『手』(文末を名詞で締めること)。


会話も同じです。
心の中の音読で不快になるのですから、他者の声で聞いたらもっと不快になります。
プレゼンでは特に気をつけて原稿を作りたいですね。



5.⑶くどくない、論点を明確にする

これは、上述した『簡潔にまとめる』とは違った意味のまとめ方が下手な人に見られます。

会話で言うのであれば、話し下手な人は必ずと言っていいほどやってしまうマイナスポイントです。

仕事では言い訳がましく聞こえてしまい、まさに言い訳をする人はこれに当たります。
本であれば、文字数の水増しをするとくどくなりますよね?

つまり、意味もなく同じ内容を繰り返すことを指します


ではなぜ、同じ内容を繰り返してしまうのか。
就活のESや小論文で学んだことがあると思います。
まず最初に結論を述べ、次に根拠を示す。

noteでは『見出し機能』の活用がこれに当たります。

日記ならともかく、何かを伝えたいのであれば見出し機能は必須です。
それに見出しを作ることで読み返す時にも整理された状態で確認ができるので、くどくなることも避けられます。


プレゼンでも口頭での報告でも、重要なポイントがいくつで何なのかを最初に伝える必要があるのです。

本文を例に挙げるのであれば、

重要な要素は以下の三点です。
⑴簡潔にまとまっている
⑵不快にならないリズム
⑶くどくない、論点が分からない

これを最初に加えるだけで大きく変わります。
私が本文でお伝えしたいのは、まさにこの三つの要素なのですから。



6.結論

相手に興味を惹かせるのは内容に依存します。
トークであれば本筋がつまらなくても様々な方法で面白くできますが、文章は内容次第です。

しかしそもそも不快感を与えてしまったり、興味を惹かせる前に読むのをやめられたりしたら意味がありません。

商談であっても、相手のトークに不快感を感じてしまえば、どんなに素晴らしい内容でも効果が下がってしまいます。

本件は、そうならないための大前提の部分です。
皆さん内容に自信があって書かれていると思います。
その自信を効率良く伝えるための手法です。


どれも少し意識するだけですぐに改善できるポイントなので、ぜひ試してみてください。

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