ラプンツェルはかく語りき
私が人を家に入れるのは、この人ならいいや、と思えた時に限る。
一人暮らしをし始めた時からそうだった。誰でもカモン!な人間では無かった。うちの母親は親戚なんかと狭い家で夜中まで酒盛りするタイプで、私はそれが物凄く苦痛だった。そういうのも、私が人を家に入れたがらない理由かも知れない。
とはいえルームシェアなんかも経験してきた。そういう時は「もうどうしようも無い時」だもんで、諦めがついている。けれども一たび自分の城を手にした途端、私は自分の扉をぱたりと閉める。魔女と暮らしていな