コーヒーと音楽 Vol.277 - De La Soul
De La Soul - Eye Know
すごくリラックスできた日。
そんな日にぴったりの曲。De La SoulのEye Know。
正直に言うと、音楽は好きでもHip Hop方面のことはさっぱりです。The RootsやJurassic 5、DJ Shadow、Beasties、古くはN.W.A. あたりは聞いていましたが知らないアーティストばかりです。今回紹介するDe La Soulも通ってきませんでした。
ちょうどこの前De La SoulのTrugoy the Doveが54歳の若さで亡くなったニュースを見て、どんな音楽か気になって聴いたのがはじめてです。
かっこいい!
Trugoy(トゥルーゴイ)のネーミングも、Yogurtから来ているなんて素敵すぎる。花森安治がTokyoをOykot(オイコット)にしたのと同じ世界じゃないですか!
紹介するEye Knowですが、サンプリングがとってもキャッチー。使用されている曲を調べてみます。
↓メインのギターリフはThe Mad LadsのMake This Young Lady Mine。原曲がまた最高です。
↓そこから思い出したのがDon CovayのMercy Mercyのメロディー。これが1964年リリース。
↓さらにはSmokey Robinson & The MiraclesのTrack of My Tearsだって感じる曲です。こちらは1965年リリース。
The Mad LadsのMake This Young Lady Mineは1969年リリースのアルバム「The Mad, Mad, Mad, Mad, Mad Lads」に収録されています。どこかに名曲の影を感じます。
↓そしてThe Mad Ladsのギターリフに合うようにSteely DanのPegが使われているセンス。こちらはSteely Danが1977年にリリースしたAjaに収録。
そしてDe La SoulのEye Know。こちらは1989年リリースの3 Feet High And Risingに収録。
そうに考えるとThe Mad Lads〜Steely Dan〜De La Soulと約10年ごとに曲が引き継がれているような感じがします。
いや〜楽しいな。究極の音遊びがありますね、ここには。レコード屋に入り浸ってサンプリングのネタ探ししていたのが目に浮かぶようです。
それにしてもサンプリングの選曲のうまさ。もしかすると今更ながらDe La Soulから自分の好みに合ったHip Hopが見つかるかもしれません。
今日の夕空は特別にきれいでした。
そんな空にぴったりな音楽。
<今日の誕生日>
2月20日
カート・コバーン(1967 - 1994)この日アメリカで生まれたシンガー、ソングライター、アーティスト、ミュージシャンである。ロックバンド「ニルヴァーナ」のフロントマン。
Frank Isola(1925 - 2004)この日アメリカはミシガン州で生まれたジャズ・ドラマー。
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